今日の某省の検討会は、実証事業の計画説明を受けての質疑だった。この案件に限らず、最近は実証という名前のわりに、なにをどう実証し、どのような結果を期待するのかという推論が脆弱なのが多いきがしてしょうがない。
様々な条件要素がある場合、なにをイコールコンディションにするのかなどは、とても重要なのだけど、実証のための条件設計ではなく、単純に日程やらコストの制約などから、出来ることを決めているパターンが多い。つまり、なにかを確認したくて、こういう推論で、ここまでやりたいというのではなく、この予算ならこれしかできないから的な発送だ。
いま、進めている某案件も、公共営業なる立場が前面に出てくる会社とかは、責任もって事業をやるというよりは、予算もらって言われたことをやるというスタイルで、予算がないのでここまでしかできないとなる。
つまりは、ただの請負で、まったく頭も使わないし、自己投資も期待できない。こういうのは、国税を投じても、制度や政策への継続的展開に反映されなくて、都度予算だけ食うのではと危惧してしまう。
日本の大手SI系って、なんでこんなふうになってしまったんだろう。なんだか、とても悲しいな。