昼に参加しているIEEE-SASBの会合が全て終了。同僚らの帰国のフライトも僕のフライトも夜なので、昼食のあと駆け足で世界遺産を二箇所ほど観光。一つ目は、Humayun's Tomb ムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの霊廟で、あのタジマハールの原型。広大な敷地と、シンメトリーな構成の巨大な石造りの廟の圧倒的な存在感にひたすらにおののく。
二つ目は、Qutub Minar。こちらは、Humayun's Tombのムガル帝国より前のマムルーク朝の時代の寺院に付属したタワー。もともと、あったヒンドゥー教などの寺院が破壊されて建てられたものとのこと。この地域の、宗教の出入りというか覇権争いの傷跡を垣間見た気がする。もっとも、それは永遠に続いていて、今でもムスリム対ヒンドゥの争いが根強くて、先週の暴動などもおきてるわけだ。
途中で紅茶などのお土産を買って、ホテルにもどり、夜便の2人と別れる。僕は、深夜便なので、現地在住の部下のオフィス近くのAeroCityに移動して、一緒に食事をしてから空港へ。
それにしても、毎日ホテルから見る空はスモッグでとてもどんよりしていたのに、今日の昼間は信じられないような綺麗な青空が広がっていて、とても気持ち良かった。昔、スモッグのひどい北京で、奇跡的に綺麗な北京の青空を、天蚕公園で仰ぎみた時を思い出した。
悠久の歴史を感じる遺跡と青空は、よく似合うものだ。