イノベーションがコモディタイズする課程では、ダウンサイジングや価格競争がかならずある。 技術に限らず、マーケットに対して,何かを気がつかせ、市場のドアを開き、顧客の認知を創出するのは、イノベーションのある企業で、ベンチャー等が多い。
しかし、産業障壁の低い事業だと、すぐに大手や大手の系列が、模倣したサービスや製品を打ち出す。 こういう時、大手はそのネームバリューがあるので、あたかも自分たちがパイオニア的な見せ方をして、競争力をつける。
そうなると、結局のところ最初の市場創出をしたベンチャーは、価格競争や付加価値などによる差別化を、矢継ぎ早にしかけてオリジナリティの強さで勝負するしかない。
ここで、価格競争は、過去のHYバイク戦争やハンバーガー、牛丼などでもそうだけど、常に最初に仕掛けた方が強い気がする。 最初に仕掛けた方は、価格競争を辞めるタイミングもリードするし、再度仕掛けるときもリードするようにみえる。 こういう機動的な攻防に、ベンチャーは活路を見いだすしか無いのだろうか?
それにしても、こういう模倣をする大手の社員って、どういう心境なのだろう。 僕も過去に何度も、僕のプレスリリース後に、大手が似て非なるもので、追い打ち的プレスリリースをしかけられた事があるけど、そういう会社の人って、学会とかミーティングで顔をあわすとバツの悪そうな顔をする。 そんな人に面と向ってあえない仕事をさせられる会社っていうのは、なんか可哀想だなといつも思っている。
旧知のネットワーク、通信系工事業者の元社長と会食。 彼は、お父様が創業した会社を発展、成長させ、昨年大手通信系総合工事会社と合併させ、業界トップクラスの通信系総合工事会社にし、副社長に就任している。
たまたま、いろいろな共通の知人との会話から、僕の話が続いたそうで、久しぶりに一献ということになった。 新しい会社は、日本有数の経営者がいる電子部品から通信、ソーラーまで手がけるグループの子会社になるため、グループ会社の経営方針が随所に反映されているそうだ。
まちがいなく、日本のTop経営者の率いるグループなので、それなりに厳しい部分もあるようだが、中小自営系の経営者がこういう成長展開を選択することは、まだまだ日本では珍しい。
しかし、株主、顧客、市場、従業員等のステークスホルダーには、事業持続性と成長性のある選択であっただろう。 彼は、僕と数歳しか違わない同世代なので、こういう選択ができたのだろうが、僕の周りにいる先輩達の世代は、なかなかこういう選択ができない。 しかし、こういう起業のダイナミズムが、いまの時代にはとても重要ではないだろうか?
九月にIEEE802のWireless Interimが沖縄で開催される。 この開催は、僕ら日頃からIEEEで活動している人とは別なところで、決まったもので、いろいろと課題が山積みだった。 結局のところ、定常的にIEEEで活動しているメンバーと沖縄の地元の人達で、なんとか成功させるようにサポートをしていこうということになった。
ということで、今日は沖縄のコンベンションセンターの方が、わざわざ訪ねて来てくれた。 さすがに、沖縄の人で、かりゆしを着てていたりして、お名前も、雰囲気もウチナンチュウさぁーって感じで、お会いしているこちらもなんだか爽やかな夏の気分になってしまった。
沖縄の人は、何人か仕事でおつきあいがあるけれど、東京でお会いする時は、たいていお土産を持参してくれたりして、日本の地方都市のなかでも、郷土愛と自信に満ちあふれているように思うのは、気のせいかしらん。
とりあえず、今日は全体的な話をして、とにかく沖縄会合をうまく進められるように、引き続き協力していきましょうということになった。
一番の懸念は、九月開催なので、台風なんだけど、こればかりは、どうにもコントロールが利かないので、いまから日頃の行いを正しておくかなと。
今朝は、あさ宿を出発して、白糸の滝をみてからハルニレテラスに行く。 幸いに時間が早かったので、駐車場にさくっと入れて、まずはトンボの湯にいき、露天風呂を堪能。 その後ハルニレテラスで行なわれているマルシェなどを見る。
昼は、川上庵で蕎麦。 ここは、麻布十番の店には、たまーに深夜に行くけど、軽井沢でははじめて。 たしか、旧軽にもあったような気がするが、東京の飲食店の出店ばかりが軽井沢は目立つ気がする。
それにしても、星野リゾートは、昔のひっそりとした佇まいからは想像も出来ないくらい、人も増えてメジャーになった。 比べて、かつては軽井沢のメインだったプリンスのスケート場は、ほとんどの施設が閉鎖され、跡地の日帰り温泉も寂しい限りで、完全に主役交代がなされた感じ。
三時前に帰宅できたので、雨が降ってくるまえに、トウモロコシの苗の定植を終わらせる。
朝からドコモの携帯が圏外表示のまま。 一緒に持ち歩いているiPad2のDocomoSIMは、バリ3状態。 なにこれ? と思っていたら、障害情報がはいってきた。
どうやら、契約情報などによる認証が出来ないらしく、基地局とか幹線の問題ではないらしい。 認証サーバーなのか、認証サーバーへの通信網なのかは、ちょっと判らないが、比較的レアな障害だろう。
それにしても、午後に一瞬つながるようになったのに、夕方から再び圏外モード。 これだけ、長い間の障害事故というのも、なかなかどうして凄いものがある。
携帯つながらないし、蒸し暑いしで、なんだか仕事モチベーションが下がって、ビールな誘惑がムクムクと沸き出してきたら、知人等が秋葉原集結というので、そちらに参加して、憂さ晴らしして帰宅。
ハード、ソフト問わず技術系の独立デザインハウスみたいなところは、学校のサークル的な雰囲気が有る。 昔、僕の会社も社員が「部室みたいなところで部活みたいな事をしている」と表現した事があった。 クリエイティブな仕事では、そういう雰囲気は大事なことは判るけど、それが他の開発者や企業とかとかチームで仕事をする場合には、そのルールが外部には適用されないという事に気付かないと痛い目に遭う。
たまたま、一緒に研究開発をしている会社は、企業であり、組織があり、指揮系統があるはずなのだが、そういうものが全く機能していないようで、とにかく驚かされる。 複数の企業、研究者で分担して、一つの目標に対して動いているので、日程というのは、一つの大きな約束事なのだが、まったくこれが守られないというか意識されていない。 そして、他のパートナーで仕事が進むと、とってつけたように反射的な対応をしてくる。 一番飽きれるのは、すでに約束を過ぎているにも関わらず、彼らからの報告の冒頭には、謝罪の言葉の一言もない。
結局のところ、歳だけは重ねていて、名前は会社なのだろうが、彼らは職業人ではないのではと思ってしまう。 職業人=プロフェッショナルじゃない人か最近多過ぎる気がするのは、僕が年寄りになっただけ?
夕方、とてもお世話になっている方にご挨拶にいったら、最近中国とのビジネス、事業展開にかなり傾注しているという話になった。
そのあと、いつも治療してもらっている歯科医の先生と会食だったのだが、先生にまたまた中国の方を紹介された。 元々,今夜は、中国に駐在している知人が来日して、夜羽田であう予定だったり、来週には香港の知人が来日するので、その話がでたり、今日はとにかく一日中国な日だった。
中国のビジネスの話は、たくさんあるけれど、いろいろと難しい面が多々有る。 僕は、かつて中国大陸は再三いろいろな都市にいって、ビジネスをしたので、そこそこに中国の事情は知っているつもりだけど、なにしろ発展が早いので、逐次いろいろな情報をキャッチアップしておかないと、誤った情報に混乱させられる。 そんななか、定期的にあったり情報交換ができる環境があるのは、いろいろと嬉しい。
今週も、朝の6時から地区の道路の草刈り。 今年は、気温が低いせいか、そんなに草も伸びていない(といっても,伸びてるけど...)。 6時から朝作りで、7時過ぎには終了。 朝食まで時間があるので、家の周りの草を少しだけ刈る。
11時からは、四月に他界した同じ組のおばぁさんの四十九日の法要に出席。 この方の旦那(おじいさん)は,味噌の作り方を教えていただいた方で、四年前に他界されているが、このおばぁさんは、長らく病気療養されていたので、実は面識が無い。 息子さんも、村に定住はしていないのだけど、田圃や畑があるので、地域の行事などには来て顔見知りではある。 集落内のお寺で法要のあと、セレモニーホールで、精進落とし。 今日は、日頃なかなか話すことの少ない方とも話ができたので、こういう日頃の付き合いはやはり大事だなと感じる。
午後は、同じ組の人が小梅が沢山収穫できたということで、お裾分けしてくれたので、塩漬けにする。 もともと、この辺りは、甲斐小梅が有名で、集落内にも梅畑がたくさんある。 小梅なので梅干しというよりは、塩漬けにするのが良いということで、18%くらいの塩で漬込む。
香港の知人J氏(84歳)が来日し、日本で世話になってる女性起業家K女史(7x歳)と、これまた世話になっている歯医者のH先生(74歳)と、僕と同世代の日本美術史が専門の大学教授A先生らと、会食。
大先輩のお三方のパワーには、本当に驚かされる。 J氏は、84歳でも毎日自分の経営する会社の業務をこなし、いまでも年のうち1/3は海外出張をしている。 K女史は、いまだに彼女がもつマラソンゴルフのギネスレコードが誰にも破られていないし、なによりもいつもベンチャー&アントレプレナー魂で、いまも新しい挑戦を自ら続けている。 H先生は、年中無休で現役の歯科医に加えて、磯谷式力学療法という骨盤療法で多くの書名人の治療等がひっきりなしだ。
この人達と食事をしていると、僕が一番食が細い....話しの途中で,五十肩の話をしたら、「それは、子供の病気だから...」って言われてしまった。
四半世紀先に、こんな元気で僕はいられるのかしらん?
今年の9月に沖縄で、IEEE802 Wireless Interimが開催される。 この開催にあたり、会場のネットワークについて、帯域とグローバルアドレスが主催側の要求に合わないので、なとんかならないかという相談が振って来た。
もともと、僕の会社の無線ルーターの最初のお客様が沖縄だったり、慶良間 諸島の離島間接続で無線ルータを導入してもらったりと、1990年代後半には、よく沖縄にも出かけたのだが、最近はあまりご縁が無い。 そんなわけで、当地のネットワーク事情なども知りたくて、ちょっとtwitterでつぶやいたら、あっという間に、いろいろな人からサジェッションフォローが来た。 Twitter恐るべしだ。
さらに、学術系のMLでHelpを投げたら、すかさずソリューション提案もあって、とりあえず問題は解決しそうで一安心。
というわけで、日本での開催は実に久しいIEEE802 Wireless Interimなので、是非みなさま参加くださいませ。
技術系ベンチャー投資に関する相談を良く受けるのだが、不思議なくらい痛い話が多い。 しかも、大抵は痛い話に限って、既に投資した後だったりする。
Innovationというのは、従来の常識とか慣習を覆すもほどのインパクトのある技術とかなわけだが、原理原則(Principle)を打ち破るものではない。 もし、重力に逆らえちゃったり、シャノンの法則を打ち破っちゃったりというように原理原則を覆す革新だったら、それは個別技術とか製品とかじゃなくて、ノーベル賞とかとれちゃうわけだ。 大抵の場合、皆が常識と思い込んでいる慣習や固定観念、つまり馬鹿の壁を打ち破るものがInnovationなのだ。 例えば、無線LANの最大のInnovationは、ISMバンドを通信に使った事だったりする。
ところが、どういう訳か、投資話に引っかかる人は、このあたりの見極めが出来ないみたいで、どう考えても原理原則に反してるでしょと言うようなセールストークを信じて、innovationならぬimitationに投資してしまうようだ。 まぁ、素人にインパクトを与えるのは、そういう荒唐無稽な話のほうがアピールしやすいのかもしれない。
こういう原理原則を無視したImitaionな技術系ベンチャーを技術素人がやるならまだ判るけど、その分野の大学の先生とかが、限りなくこれに近い事をしてるのを見ると、なんだか世も末って感じる。
無線LAN系の話には、こういうのが昔から多くて、最近もマルチホップな無線(アドホック)で、帯域が落ちずに、簡単にネットワークが展開できるなんていうのがあった。 もちろん、二つ以上の周波数を使って、hop by hopすれば、帯域は確保できるが、それでも全体の帯域は無尽蔵じゃないんだから、限界はある。 あるいは、無線の干渉とか伝播が推察できるというなら判るけど、特定できて自動回避出来ますなんていうのも最近あった。
こういうのに張っちゃった人をみると、とても可哀想だなと思うと同時に、都合の良いことだけをアピールする研究者というのが、とても情けなくて哀れに思うんだけど、それでも世の中ってそういう無理無駄でまわってるのかなと変に大人な納得をする自分がいる今日この頃だ。
朝、庭の苺を摘む。 今年は、当たり年なのかしらないが、量だけはある。 しかし、どうも味が薄いのは、間引いていないのと、日照不足のせいだろうか? 午前中は、晴れていたので、果樹畑の草刈りを半分ほどしたのだが、こちらにも野いちごがやたら元気だった。昼から雨になったので、部屋でゆっくりすごして、夕方前に近くのカフェでお茶して、夜は高根の湯にでかけた。
昼間、iPadでRadikoでも聴いてみようとおもったら、なんと山梨県はサービスエリア外... 仕方が無いので、Tuneln Radioなるアプリを入れてみたら、地方のFM局や海外のインターネットラジオ局が沢山聴けて、こっちのほうが遥かに快適じゃん。 しかも、このアプリ目覚ましにもなるみたいだ。 The Bay Area's Jazz Stationとかは、かなりご機嫌だし。
夕方、宅急便が来たと思ったら、昨夜遅くにオーダーしたAmazonの本で、山梨のここでも夜に発注して、翌日届くのにびっくり。 やはり、地方暮らしは、確実にネットで快適になっている。
ジャクジーのポンプのハウジング部分に冬の寒さでクラックが入ってしまった。 ポンプのメーカーは、既に廃業しているらしく、かろうじてイーベイで同じポンプの中古が一台見つかったけど、USなので送料とか考えると、あまり気が乗らない。 とりあえず、材質的には、G(ガラス)入りのABSのようなので、接着修理できるかと思って、ネット検索したら、プラリペアなるものを発見。 Amazonでも販売しているみたいなので、とりあえず発注してみた。 これで、うまく修復できればいいけど、駄目だったら、ポンプを他のものに変えるしかないな。
[MISC]草刈りシーズン
昨日に続いて、今日も午前中に果樹畑の草刈りをする。 とりあえず、これで果樹畑は草刈り終了で、あとは家の庭と、駐車スペース周辺の草刈りがあるんだけど、これは来週。 この時期は、毎週草刈りしないとならない....orz、
MS-Wordの組版は、なんたがもう収集がつかないので、TeXShopなるフロントをいれて、LaTexに挑戦してみた。
しかし、昔からもちろんその存在もしっていたけど、一切TeXを使うことが無かったので,いまひとつ判らん事だらけだ。 そもそも、僕はかなりの昔から、WYSIWYGが好きで、こういう言語処理的手法が苦手なのだ。
WindowsもOS2とかも無い頃に、4bitとか8bitのマイコンのファームを書いていた頃から、アッセンブラーよりも高級言語が使いたかった。 いまでもそうだけど、非合理的にメモリ食うとか速度が遅いという難癖を普遍的に唱える、アッセンブラ至上主義とか、CLI至上主義な技術屋さんも嫌いだったりする。
そんなわけで、まぁ、ちゃんと動くならWordのほうが、遥かに処理しやすいと思うんだが、ちゃんと動かないといのうは、もうどうしょうもないですね。 ということで、この歳にして、はじめてのTeXに挑戦中。
九州ギガポッププロジェクトのミーティングに参加。 いつもは、福岡の研究員が参加しているので,僕が出席するのは、じつに稀。 しかし、皆さん顔見知りなので、違和感はまったくない。 今回は、9月に沖縄で開催されるIEEE802 Wireless Interimの会場のインターネット接続を、LISP(Locator/ID Separation Protocol)を使って、QGPOP経由で提供しようということで、参加。 LISPっていうと、プログラミング言語を思い浮かべちゃう人が圧倒的だろうけど、最近はこちらのLISPも頑張っている。 枯渇するIPアドレスを有効に使うという意味では、過渡的かもしれないけれど、こいう技術もひとつのソリューションだろう。
いつものパターンで懇親会から二次会、最後は元祖長浜家で長浜ラーメン。 ラーメンを食べて,店をでたら暴走族が数台、店の前の道を走り抜けて行った。 なんだか、とても珍しいというか、まだ生息していたのかと言う感じと、福岡ってやぱり田舎? と思ってしまった。
イワシ釣りに誘われていたけど、やはりこのパターンでは、朝の4時からの釣りは,無理です。
昨日からの疲れがまったく抜けなくて、朝もなかなか起きれなかった。 それでも少しは動かないとと思い、昼前に畑にいって野菜の収穫。
ここ数日は、暑い日が続いてるけれど、今年は春先から梅雨まで、比較的気温が低く,野菜の育ちが遅い。 例年なら、もっと早くにそれなりに実がなるのだけど、ようやく茄子の一番果が収穫できるくらになった。 キュウリも、今日はじめて収穫。 逆に、ブロッコリーやカリフラワーは、ここ一週間くらいの気温の高さで一気に花が開いてしまう状態で、今日あわてて収穫した。 レタスにいたっては、畑に置いといたら、残念な事に、かなり痛んでしまった。 自家菜園の難しいところは、収穫が一度に発生するので、消費に合わないことで、本当に悩ましい。
夕方は、なんとか体調を戻すのに栄養をつけようと、小淵沢の井筒屋に鰻を食べに出かける。 鰻をたべて、栄養ドリンクを飲んだら、少しだけ元気が出て来た気がする。
情報処理学会のTeXのテンプレートが、PDFにするとA4横の原稿我,A4縦に印刷されてしまう。 なにしろ、僕は初心者なので、自分の環境が悪いとおもっていろいろと試したんだが、全く解決できない。
同僚がgoogle先生に聞いてくれたら、結局のところdviからpdfにするときに明示的に-landscape指定をしないと行けないらしい。 さらに、僕もgoogle先生に聞いてみたら、まったく同じように情報処理学会への投稿で困ってる人のブログがあった。 dvipdfmx で、-lすれば良いんだけど、TeXshop側でオプション指定とかできなさそう。 とりあえず、コマンドラインで処理すればなんとかなることがわかったので、一歩前進。
しかし、A4横二段組っていう、スタイルって、なんだかなぁ....