やっと、今日からフルに職場復帰。朝は、データ流通推進協議会の運用基準検討委員会からスタート。
あいかわらず、50名近い方が参加してくださり、関心の高さを痛感している。既に、具体的な作業に入っており、先日はも有志からなるアドホック会議を行なったのだが、どうしても日程的に厳しい部分もあり、ゼロスクラッチからの共同編集ではなく、ある程度までは規範文章を法律家の先生らにドラフトしてもらうオプションも考えていた。
ところが、この前もアドホックに参加いただき、そのあとに規範文書のイメージまで落としてくれた会員の方を中心に、アドホックでまとめ上げましょうという強い言葉をいただいた。
こういう行動を伴う寄与は、ほんとうに建設的でありがたい。自分の主観でだらだらと、議論を無視した文章を出されたりすると、その整理だけでも時間がかかるのだけど、やはりまともな人はまともな寄与をしてくれるんだなと、ひたすら感謝する。
IEEE802.11でも、コミュニティの中に、まわりの誰もが尊敬するコントリュビュータがいるのだが、まさにそれだな。
もっとも、周りの誰もが顔をしかめる困ったちゃんも居るんだけどね...
いきなり春らしい天気でなので、スカッと相方と二人で外乗にと言いたいところだけど....なにしろ、月曜日からダウンしていたので、仕事が溜まりまくっていて、今日は素直に自宅で事務仕事。
昼も、とりあえず冷蔵庫の余り物でと思ったのだけど、ちと物足りたない。そこで、ふと思って、裏山を覗きに行ったら、あんのじょう春の贈り物が顔を出していた。というわけで、サクッと天ぷらにして、うどんで昼食。
午後にちょっと近くの武の井酒造に、贈答用の青煌を買いにでかけたので、自分の熱燗用にも古酒を購入。2016年と2014年ものを熱燗で飲み比べてみたら、うーんやはり,古酒がいい。
すっかり暖かくて、春霞に覆われた1日なのだけど、病み上がりで体力が今ひとつなので、Sunnyで他のメンバーさんの騎乗を見学。人の乗ってるのを見るのは、勉強になる。
先月、入手したDJIのドローンMarvic Airは、なんと初期不良で交換したりで、やっと今日飛ばすことができた。とりあえず、Sunnyの上空から牧場の全景や自宅の裏山なんか撮影してみた。しかし、確かに簡単に飛ばせるけど、やはりそりなりの練習は必要なので、当分練習かな。
午後は、家で仕事をしながら、ふと思ってApple Musicで「春」をテーマにプレイリストを検索したら、春の兆し-歌謡曲なんて、もう超おじさんホイホイなリストが出てきた。これまさに歌謡だよなぁ....
この流れから、懐かしくて南沙織のシングルコレクションとか聴いてしまった。それにしても、南沙織と森高千里は声とか歌い方似てるよなと思ったけど、確かに「17才」カバーしてたし
ところで、卒業系の歌詞で制服のポタンの話しがよく出てくるけど、あれって卒業してからどんくらい保存されて、最後はどうなっちゃうんだろう。後生大事にお宝ですって持ってる人の話を聴いたことがない....
今日の午前中は、データ流通推進協議会とIEEE-SA共済の「データ流通と標準化シンポジウム」おかげでそこそこに盛会だった。内閣府、総務省、経産省から関連政策の解説もいただき、データ流通における標準化の重要性は、最近とても認知されつつあるなとは感じる。とはいえ、参加者も後援者も、残念ながら標準化の現場を踏んでる人が少ないので、どうしても上滑りしてしまう感が否めない。ただ、せっかく国を挙げでの方向性が出ているのだから、こういう機械に民間がぜひ現場に一歩踏み出してほしいところだ。
午後は、総務省での「ICT分野における技術戦略検討会」今日もなかなかに楽しい議論だった。ただ、ここでも感じるのは、なんだかイノベーションについて、ゴリッバな事後解説的評論はあるけど、やはりご自身で起業したり投資したりした経験が薄いので、かっこいいけど実態と掛け離れてる感は否めない。立派なコンサルも、リッバなメンターも、現場踏んでないと叩き上げの軍曹は動かせないんだよなぁと思うのは、やはり僕が偏向してる?
夜は、某大手メーカーの方と会食。本当は先週の予定だったのだが、僕がダウンしてたので、今日に延期。お店は、この前とても良いホスピタリティを発揮してくれて感激したところ。
この前、ランチタイムに急なベジタリアンな要求に、見事に対応してくれた中居さんが、今夜も担当についてくれた。ひょんなことから、僕の実家のある大塚の話しになったら、なんと彼女と共通の知り合いやお店の名前がたくさん。いろいろと、話を聞いたら彼女のこの前の対応の卒なさの背景には、しっかりとした現場経験があることが判った。
というわけで、今日は現場力がある人って、やはり違うなとということを、痛感した日だった。
今日から、シカゴで開催中のIEEE802 Plenaryに参加。朝、羽田のカウンターでチェックインしたら、なんか余計なチケットが......。 なんと、金曜日にデンバー経由でサンノゼに移動するのだが、そのデンバー行きが今日になっている。実は、今回の予約は、急な変更とかがあって、電話でやりとりして発券までしていて、あまり僕もチェックをしていなかった。
どうやら、やはり予約時の間違いらしく、ラウンジで待っている間に修正してくれたのだが、金曜日の移動の時間が直行便になって、遅い時間に変わってしまったが、良しとしよう。
フライトは、機内Wi-Fiサービスの容量制限がどうしょーもない以外は順調で、予定通り朝の8時前にシカゴに到着。今回は、空港近くのホテルが会場なので、シャトルで移動。チェックインも朝から出来たので部屋に荷物っを入れて、朝一のWNG-SCに少し遅れて出席。いきなり、カウンタのお仕事が降ってきた....
昼は、少しあるいて近くのシカゴスタイルなピザレストラン。しかし、よこなぐりの雪が降ってるのには、参った。
夜は、日本とのテレカンが続いたので、どん兵衛で夕食にして、久しぶりにドイツから参加した相棒らと一杯。ここから、また新しい活動が始まるわけで、まさに♬Get your kicks on route 66♪
参加しているIEEE802.11 Plenary では、任期満了にともなうオフィサーの改選が行われた。本日のMid Week Plenaryで、投票が行われ即時開票により、WG チェアと二人のバイスチェアが選出された。
今回は、チェアへの立候補が二人で、まずこのチェアの選挙が実施され、Dorothy 女史が選出された。彼女は、いままでバイスチェアとして活動していた他、TGmという発行済AmendmentをマージメンテナンスするタスクグループのチェアやIETFに対するリエゾンも担当していた。
その人柄から人望も厚いだけでなく、とても適切にポイントを指摘してくれる鋭さを兼ね備えている。僕もFIA-Study Groupの設立に向けて、幾度となくWNG-SCでプレゼンを繰り返していた時に、大きく参加者の賛意を得るキッカケのヒントを彼女にもらった。それ以降、SG/TG Chairになってからも、良いメンターとして、いつも助けてもらってきたし、前回設置承認されたBCS-SGでも、アドバイスをもらっていた。
そんなわけで、彼女がIEEE802.11 Chairwomanに選出されたことは、支持してきた一人として嬉しいし、このWGの人達の判断も尊重できる。もちろん、落選したもう一人の候補者も、いま最大のグループであるTGaxのチェアを務めており、サポートしてる企業の力もあったのだが、何しろTGのチェアとWGのチェアでは、大きくその責務も異なるので、今回は時期尚早だったのだろう。
チェアの後は、チェア選挙に破れた一人と、バイスチェアにのみ立候補していた二人の計三人の候補者から、バイスチェア二人を選ぶ選挙が実施された。こちらは、長年にわたりバイスチェアを続けている一人が安定した得票で当選。そして、残りの一人は、チェア選挙に破れた一人と、別な候補のどちらになるか注目されたのだが、121対122という一票差で、チェア選挙で負けたO氏が負けてしまった。選出されたのは、前チェアと同じ企業のサポートを受けている人で、彼も大きなTGのエディタとして長年にわたり寄与してきているので、実績は十分だ。
というわけで、現職のチェアは、今回で引退となるわけで、今夜のソーシャルでは、彼への感謝の記念品の贈呈など行われた。
IEEE802.11としては、女性のチェア Chairwomanは、初めてだけど、やはり日本に比べて圧倒的に女性の活躍を見るなとも思った。 こんやのソーシャルでAdrianと一緒で、その長年の功績に対して感謝とお祝いがされたPatさんは、24年もIEEE802で活躍して、WG Chairwomanなども歴任している。
参加しているIEEE802.11 Plenaryで、今日の午後は、新しく始まったBCS(Broadcast services)の2回目のセッション。このグループは、僕のもと同僚が起案して、僕も共著として前回のミーティングで、正式にスタートが承認されたものだ。
正式には、明日の午後のEC(Executive Committee)で、SG(Study Group)として承認されるので、今回はTIG(Topic Interest Group)という形で開催されている。
TIGということで、このグループは標準化策定の手順において、なんらかの承認などの機関機能を持たない。とはいえ、複数の人たちが集って、会議をするので、そこには合意形成や確認という行為が必ず生じるのが会議だ。つまり、井戸端で世間話しをして、その発言になんの責任も生じないというわけではない。
したがって、当然ながらTIGとして議長も書記も選任されている。議長は、僕と長年にわたりTGaiのリーダーシップを務めたドイツの研究者が僕の会社のアフリエーションでアサインさてれいる。また、書記には、このグループの起案者である、僕のもと同僚が担っている。こういう新しいグループの立ち上げ時は、毎度のことだけど、きょうも50人を超える人が参加して、有効な議論をし、それを議長が適切に仕切って、このグループに出ていない人にもきちとん説明できるようにとりまとめている。この議長の役割をするということは、英語的にはLeadership と呼んで、まさに仕切り役がとても重要なのだ。
たまたま、日本でも同様に機関決定は持たなくても、複数の人が集まるという会議は沢山あるのだが、その多くは議長の役割があまりに軽い。中には、こういうのを「司会」なんて言葉で、分け隔てる人もいて、正直こりゃ無責任でダメだわと感じてしまうこともある。
すくなくとも、二人以上が集まって、なんらかの話をして、そこに合意形成があり、またその二人以外にもその合意を知らしめたりするのであれば、会議としての議事運営がされることが求められるだろう。
この目的は、参加している人はもちろんのこと、参加していない人にも、内容を伝えたり、その内容に対する意見を挟む余地を与えるためには、最低限必要なことだ。こういう議事運営を厳密にしないことが調和だなんていうのは、とんでもない勘違いで、その似非調和の演出こそが責任逃れと独断専横の現れに僕には見えてしまう。
連絡会議的なものだから議事録を取らない、事前にアジェンダを用意しないなんていうのは、一見とても「ゆねふわ」な雰囲気だけど、実はそれがいちばん参加者の権利を阻害しかねることになる。
もちろん、ブレストのようなディベートをしない作業もとても重要だし、飲み会のようなまさに自由な集まりも必要で、それならそれでそういう設定をすれば良いわけだ。
結婚式の司会も宴会の司会も、基本的には合意形成じゃないから議長とは呼ばないけど、それと議長を混同されて、会議みたいなものを開催するのは、よく言われる無駄な会議ばかりということになってしまう。
働き方改革と言う意味では、やはり建設的な仕事の仕方を考えることが重要になってくるので、この辺りのことをもう少しマネージメント層が意識しださないと、日本の国際的な競争力は弱まるばかりかもしれない。
まぁ、こいうことを言うと「言われることは判るんですけど....」的に返されることが多くて、そういう人に限って口だけで、実際には議事運営なんて調べたりしてなくて、いつまでも変わらない。
ところで、今回の会議は、シカゴで開催されていて、まぁみなさん二言目には"Chicago Stype Politics"でってジョークを飛ばす。こんなジョークがあること自体が、合意形成を本当に意識している現れなのかもしれないな。
参加しているIEEE802.11 PlenaryのClosingでは、IMT-2020 5Gへの提案を検討しているSCからの動議が出た。実は、昨日のSCの会議で、この活動としてすることを、非公式投票(Straw poll)した。
このStraw Pollでは、"Will you contribute to::"として、その下にいつくかのアクションアイテムが列挙され、それぞれがするべきと思うことを投票した。しかし、このアイテムの最後には、"802.11 should not do any of the above"といのがあって、これに投票した人もかなりいた。
つまりは、もうこの活動自体は、一旦停止しようという意見がそれなりいたわけだ。理由は、いろいろとあって、とてもそれを書き出すとキリがないのだけど、僕も、この意見のうちの一人だ。
ということは、I will contribute to "802.11 should not do any of the above"に投じたのだが、では活動を停止するのに何かをcontributeしてこそ、言行一致となる。
そんなわけで、僕は今日のClosingで出された活動範囲を広げて活動を続けるという動議に対して、まずSecondとして、動議賛同者となった。これにより、動議自体が発議される。そして、次にこの発議がされたあとに、議場で反対意見を述べた。僕以外にも、賛成も反対も意見を持つ人はいるので、議長が適切に賛成、反対の意見陳述を公平にさせ、評決となった
結果のかかわらず、これだけでも僕的には有言実行したことになるのだが、結果は僕と同様の反対意見が多数となった。何かを否決するために、発議に賛同するというのは、よくある戦術だけど、自分が実践したのは今回がはじめてだった。
午後は、ECにも出席して、BSC-SGの承認も見届けてから空港に移動して、夜サンノゼのアパートに到着。
昨夜遅くにアパートに着いたら、見事に水さえもなかったので、朝近くのセーフウェイで水とブロッコリーだけ買ってくる。とりありえず、昔の痛手から乾燥わかめやら加工食品が少しは備蓄してあるので、わかめのお味噌汁とご飯。流石に主菜らしいものがないと、お米に満足度を求めるので、いつもより慎重に炊いたら、とても嬉しいレベルの炊き上がり。備蓄してある自家製の蕗味噌ときゃらぶき、のり、最近欠かさないようにしてるブロッコリで朝ごはん。それにしても、お米が美味しく炊けるだけで、人はこんなに幸福感が得られるのね。
サマータイムが始まったので、1時間睡眠不足で起床。もっとも、時差が完全に抜けたわけじゃないので、あまり苦にならない。とりあえず、残っていたうどんと昨日の牛肉の生姜煮で朝ごはん。これで綺麗に冷蔵庫が片付いた。
朝食の後は、研究系なお仕事で、他人の書いた文章をひたすら読む。昨日、3/4までは終わらせたので、今朝は残りの1/4 を対応して、なんとか目鼻がついた。
このお仕事は、依頼側がいろいろと協同作業のためのプラットホームを用意してくれているので、基本的にそこのサイトにアクセスできれば、それなりに必要な作業ができる。
つくづく思うのだけど、生産性が云々と日本では言うけれと、こういう協同作業のための仕組みとかWEB会議とかさえ、使いこなせていない企業が圧倒的に多いのは、かなり深刻な生産性低下の原因じゃないのだろうか?
とくに、困るのは企業内ではなくて、他の企業とのコラポレーションになった瞬間に、独自の運用ポリシーであれが使える、使えないとかいうのが多いことだ。
霞ヶ関も、各種会議の調整なんかも、エクセルやめてDoodleとかしてくれると、本当に良いんだけどなぁ。あと、各種の文章のリビューなんかも、Gitに置いたりしてくれたら、いま騒がれてる問題にはならないのにね...
予定どおり仕事を片付けて、空港に移動して、レンタカーを返却したら、アパートにアウターを忘れていたことに気づいた。レンタカーの返却手続きもしちゃったので、まぁ日本が寒くないことを期待してあきらめる。
出発が若干遅れたものの途中の回復で、定刻まえに成田に帰国。帰りの便では、前々から気になっていた事案に遭遇。いつも、そういうことは起こりうるし、もしそうなったらどうするんだろうと思っていたのだが、まさか当事者になるとは....
着陸態勢になって、シートベルトをしていないといけない状況の中、着陸の瞬間にスクッと席を離れてあっと言う間に、えっそこなのかよという場所に立ち入って、まったく出てこない。どうやら、CAも含めて周りで気付いてるのは僕だけらしい。
間違いなく、そこに居るのわかっていたので、シートベルトサインが消灯したら、そっとCAさんに状況を話す。すかさず、わかりました整備を呼びましょうとのことで、周りの乗客が降りたタイミングで整備士さん登場。
懐中電灯で相手の様子をそっと確認して、CAさんになにやら指示。なんと、カクテルマドラーを二つガムテープで繋いだものを用意。ちょっと時間がかかるので、私は先に降りて進んで良いとのことで、後ほどバッケージムクレームでCAさんと待ち合わせて状況を教えてもらうことに。
パスポートコントロールは、混んでいたけど自動ゲートは空いてたし、そもそも預けてる荷物もないので、しばしターンテーブルで待っていたら、ほどなくCAさんが登場。
無事に、あのマドラーで隙間からコンタクトして、隙間に引きこもっていた僕の携帯電話を救出してくれた。本当に、気をつけていたのに....やっちゃいました.....ごめんなさい...
成田から霞ヶ関に直行して、ひとつ打ち合わせのあと、東京駅経由で帰宅。今日はよく眠れそう。
今朝は、データ流通推進協議会の運営会議からスタート。急遽辞職した前の議長にも引き継ぎがてらきてもらった。しかし、まぁ本当に、このタイミングでの引き継ぎは、まったく辛い。しかも、聞けば聞くほど何してたのかわからない....
さすがに、周りもかなり心配してくれて、今夜も急遽幹事や他の理事と夜に打ち合わせ。こんなことしてると、僕が委員長を務める会議のアジェンダも出すのが遅くなってしまった。しかも、なんと欠席するのに議事としてあれやれこれやれ的なコメントを送ってくる輩がいて、もう唖然。自分は代理も立てず、参加もしないのに、特定の議事トピックスをAgendaに入れろなんてのは、経験もないし他でも見たことがない。
某国際標準化なんて、Agena Topicの表記で明確にMI(Motion Include)かどうかを表現していないと、どツッコミを受けるんだが..... さてさて、どうしたものやら。
朝の会議は、Face to Faceの会場に四人と、数人がテレカンで入ってくれてスタート。それにしても、困ったのは昨日の日記にも書いたけど、不参加の人から検討事項だとか議事内容への追加要請があったことの取り扱いだ。
昨日も書いたけど、なんらかの議案を会議に持ち込むなら、自分が参加できない場合には、共同提案者を探して、議案の説明をすることが最低でも必要と思うのだが、なにしろ不参加なんだからメールの字面しか伝わらない。
まぁ、厳しくやれば、正式にはAgendaの承認の採決前に、正式な提案と見なされないので無視しても、議事運営規則的にはまったく問題ない。それでも、なにを生半可に理解したのか"不在者の権利"などと宣われるので、それなりに時間をさいて、起案者不在の議事を、たんなる質問と捉えて参加者と回答を協議してまとめてみた。しかし、これはあくまで字面から起案者の意図を推察して回答しているので、いま流行りの忖度そのものだ。
さらに最悪なのは、それなりの時間を費やして回答しても、そこに起案者は存在しないので、正しいフィードバックは得られないから、ただの無駄になるかさえ判断できない。
まぁ、心優しい参加者のみなさまのおかけで、そこそこに時間を割いても、きちんとコメントをいただけたのは何よりだった。
それにしても、こういう自分が出来ないことや義務を果たさないのに、言いたいことだけいったり、コメントだけするというのは、その目的はなんなのか甚だ理解に苦しむ。たんなる、存在アピールなんだろうか?
まあ、意見、質問、動議の中で、日本の会議は圧倒的に意見のみというのがおおくて、これでは何も変わらない。意見を述べたあとに、必要なら正式に発議して、具体的なアクションを合意すべきなのだが、この部分を行わないケースが多い。これは、簡単な話一方的な権利主張はすれど、寄与義務は果たさないということに他ならない。
というわけで、今日の反省から、今後はこういう事案には、厳密に対処したほうが良いということを心に刻みこんでおくことにした。
朝は、某社と新しいデータ収集プロジェクトの打ち合わせ。なかなか、みなさんのフットワークが軽くていいけど、大丈夫なのかこの乗りで....
そのあと、DTAの技術基準検討委員会配下の会議に出席。遅れて途中から参加したんだけど、やはりステータスというかアクションがまだ定まらない感じは否めないけど、参加者の積極性が素敵だ。
午後は、某省の会議で移動して....と思ったら、やっちゃいました...完全に時間が間違っていて、午前中だった。スケジュールは、Googleカレンダーに入れてるんだけど、そもそもの入力時に間違えたり、途中で操作を間違えてずらしてしまったりすると、もう悲惨ということだ。
うーん、完全なる失敗だわ。やはり、早期にダブルチェックできる体制にしないと....
朝食の後、Sunnyで久しぶりに相方とトレーニング。今日は、登坂を5本いれて、いつもの林道のコースで8キロ少し。登坂は、3分30秒の目標をクリアして、ベストは3分12秒だった。相方は、この冬、Sunnyのオーナーさんにも登坂訓練をしてもらっていて、随分と強くなった気がする。林道の雪も溶けたので、そろそろ距離を延ばす練習へと移行していくことになるだろう。
練習のあと家に戻って、今朝一番で裏山と庭の蕗の薹を摘んでおいたので、昼は蕗の薹とカラスミでパスタ。さすがに本格的に暖かくなってきたので、一気に発芽した感じで、それなりの量が摘めたので、残りは蕗味噌にしたら、瓶詰めで3本ほどになった。
明日は、早朝から出張なので、午後のスーパーあずさで東京に戻る。ここ2ヶ月近く行けてなかった床屋によって、やっとスッキリ。
今日で、また12ヶ月ほど歳をとってしまったのだけど、蕗の薹は山からのプレゼントとしておこう。
早朝のバスで成田空港に移動して、ブリュッセルに。おなじ会議にでる知人とラウンジで合流しのだが、そのほかにも知り合いが沢山。フライトは順調だったけど、この路線はサンノゼ便と一緒で、Wi-Fiがないのがちょっと辛い。
今回の宿は、Rogier広場近くのかなりの老舗。Rogierの駅前のホテルには、いくつか宿泊したけど、今日のは格別に古い。部屋の電源が見える場所にないというのは、さすがどうよ....
とりあえず、荷物を置いて、一緒にきてる知人と街中へ。といっても、欧州の日曜は、基本的に安息日なのでお店は閉まってる。知人は、プリュッセルが初めてというので、まぁとりあえずは、がっくり名称の小便小僧まで行く。今日の衣装は、セントパトリックデーカラーなんだけど、1日過ぎてるよ。そのあとは、超お約束のLeonでムール貝。帰りがけに、小便少女をみて、ホテルに戻る。
朝一で、データ流通推進協議会の部会のテレカンに参加。データ流通推進協議会は、Zoomを使っているので、Zoomな会議室に接続。しかし、宿泊してるホテルの回線は、久しぶりに酷い品質。そのためなのか、とにかく音声が途切れまくりで、さらに途中で落ちるので、途中でギブアップした。
8時半からは、ホテル近くの建物で、今回のミッションのための会議。こちらは、日欧の関係者複数で比較的こじんまりとした形で、共同作業。チェアリングも参加者も、共同作業に慣れているので、違いに議論はするものの、しっかりと決まることが決まっていくのは、本当に楽だ。
最近、国内の会議でちょっとストレスが溜まっていたのだけど、参加者それぞれが、責任ある発言をして、対案もだして、明確に合意形成できる会議って、その運用でのストレスがないのが嬉しい。
深夜のテレカンは、またしても回線ズタポロでギブアップ。どうも、僕の経験則からは、WebExが一番耐性があるような気がする。
今日の会議も、会議自体は昨日と同様に建設的に進んで、昼抜きで進めた会議は、午後の早い時間に終了。
夕食までたんまり時間があるので、ブリュッセルに来ると立ち寄るアンティークのグラス専門店にいって、18世紀のデカンタを購入。そのあと、これまたお気に入りのPatric Rogerで、チョコレートを購入。
イースターシーズンなので、タマゴをモチーフにしたチョコレートはどこのお店に並んでいるのだけど、ここのはやたらとリアル。ある意味、本当のチョコエッグだ。
ホテルに一旦戻った後、夜は日欧のメンバーで、ギリシア料理のレストランで一献。なかなかのチョイスだった。
午前中のパネルミーティング(ラップアップ)で、無事に今回のお仕事が終了。フランス人、ドイツ人、日本人二名で、共同の報告書を作成して合意するのだが、なかなかに楽しい議論もできたして、報告書にかなり遠慮気味だけど、差し込むものは差し込んだので、まぁ良しとする。
しかし、報告書が送られてきて各自意見をいつまでにではなくて、三日間で集中して、ライブエディットしながらまとめるのは、それなりに疲れるけど結果が出て効率がいい。
たまたま、今回のチェアは、去年までのプロジェクトでの顔見知りだった。また、廊下では昨年まで共同研究していたポーランドのテレコムキャリアの研究者とばったり会ったりもして、まぁ相変わらず狭い世界だわ。
昼前で全ての報告書にサインして、ミッションクリアしたので、一緒に参加した日本人の知人と、グラン・パレ近くのベルギー料理の店でランチ。見た目よりも軽い味付けで、なかなかに満足。
帰国のフライトは、夕方なので二人でマグリッド美術館と王立美術館を見学して、ノートルダム聖堂をすこし見学して、サブロン広場へ。流石に、この三日間の集中的な議論で、それなりに頭も使ったので、ピエール・マルコリーニで、ホットチョコレートなどで糖分補給。ガムシロ直飲みする気は無いけど、これもかなり甘い。
帰りがけにチェーン店の酒屋のショウウインドウに見たことない日本のウィスキーがあったので、ちょっと中に入った。なんか、来月でこの店舗は閉めるとのことだけど、店員のお兄さんがなかなかに日本製ウィスキーとかに詳しくて、しばし雑談。彼がROKUが最高なんだよなんて教えてくれて、なんでベルギーの酒屋で、日本のジンを紹介されるんだか...
ホテルにもどって、預けていた荷物をピックアップして、空港へ移動。無事に帰国の途についた。
朝一に品川で打ち合わせのあと、タクシーで木場に移動してWi-FILSの総会。一旦、会社に戻って打ち合わせをしたあと、夕方から総務省での検討会に出席。
ところで、某学会の某研究会で、招待講演で話をしてほしいという依頼があって承諾したら、後になって発表参加費も払ってくださいときた。前にも、同じことがあったので順番が違うだろと文句をいったことがある。
このことを、Face Bookに書いたら、いろいろと解説をいただいて、学会内の一部のコミュニティ(ソサエティと呼ぶ)のローカルルールらしい。学会における発表は、もちろん貴重なチャンスであり名誉なこともあるので、参加費用を払ってでも発表したいことはあるし、それは魅力ある学会のあるべき姿だろう。
だとしても、招待講演なる用語を使い、依頼時になんの説明もしない、承諾したら費用がかかりますっていうのは、まぁ常識を欠いた行為だと思うのは、僕だけでは無いと思う。
今時、説明責任が問われるし、重要事項説明なんていう考え方は、ひろく普及しているのに、こういう旧態依然としたやり方が慣習として行われているのは、甚だ疑問だ。
僕が、とても気になるのは、研究会などの幹事やPCをやるのは、若手の研究者が多い。その若い人達がこういうことをしてしまうのは、それがおかしい行為だということを、だれも教えていないし、疑問を呈していないからなのだろう。
他でもよくあることだけど、ルールがあるのならルールに従うのは、それが不条理でも行為としては妥当だ。問題は、不条理だったり時代にそぐわないルールを放置し、適切な改定をしないことこそ、マネージメントの大きな怠慢ではないだろうか?
僕も、この学会の会員ではあるので、会員規則などを読んでみたのだが、当の内規らしき条項は見当たらないし、規則改定の手順も今の時点では見つかっていない。
日本の学会活動は、どこもそれなりに苦労してるらしいけど、活発な活動の持続を望むなら、ルールの明確化や時代にあった改定ができるようにすることは、急務かもしれない。
どうも、今日参加した会議の一つもそうだけど、日本では秘密会議的なのが多すぎる。自由闊達な意見交換のために非公開なんていう考えで、世の中のルール作りを議論しているのは、まったく無責任の極みだろう。
法治とか民主的とかいうなら、ルールを作り、運用し、改定していくことが重要なんだけど、阿吽の呼吸第一主義な老害は、なんとかしてほしいものだ。
朝は、久しぶりに茅ヶ岳の林道コースで、相方と11km。しかし、今週途中の重い雪で、いたるところ倒木だらけ。林道のいつものコースは、迂回できない位置で、完全に倒木に塞がれていたので、Uターン。途中から、別なコースへ行くことにして、それなりの距離を走れた。
それにしても、この冬の登坂訓練の成果なのか、相方は体が締まったのか、腹帯の位置がいつもより一穴短くなった。そして、何よりも途中でしゃくり上げることが減って、とても落ち着いていながらも力強い速歩で進んでくれるのが嬉しい。
午後からは、少し遅れ気味の研究仕事のまとめや明日使う資料を用意。プリントしている合間に、ブリュセルで入手した19世紀後半のデカンタを水洗いして感想。夜のナイトキャップは、フレンチコネクションとPatric Rogerのチョコ。
今日は、午後に都内で用事があったので、朝の特急で上京して、実家と墓参を済ませる。実家からお寺にいく時に、バスの通り道から見える播磨坂という桜並木の名所は、桜まつりでかなり賑わっていた。
ちょうど時間が良かったので、お墓の前に同窓生の経営するお蕎麦やさんで昼食。季節限定の若竹蕎麦は、箸をつけるまえに、その盛り付けで十分に春を堪能できてしまう。もちろん、お味もバッチリ。
墓参りのあと、大江戸線で新宿に出て、午後の用事を済ませて、吉祥寺で夕飯の買い物をして帰宅。
今日は、東大の生産技研で、データ流通推進協議会主催の第二回データ流通推進フォーラム。準備の関係で昼前に駒場に行ったら、桜が満開。コンファレンスセンターの一階のレストランの前にある桜も見事だ。
構内でうろうろする時間もないので、夜も懇親会で使うレストランで昼食。春らしい桜えびと有機野菜のパスタは、結構好きな彩と味付けだった。
今日のイベントは、前半が会員限定で、通常の委員会活動で、後半は非会員の人にもオープンなフォーラム。さらに、前半の前に理事の皆様に集まっていただいて、事務局運営に関する打ち合わせ。いささか頭が痛い問題もあるけど、設立から数ヶ月で会員数も93団体となって、多くの期待が寄せられている協議会の運営は、しっかりと軌道に乗せるのが、言い出しっぺの責任だろう。
前半の運営基準検討委員会では、データ取引市場運営者を認定するためのルール作りをしているのだが、今日はそのベースとなる要件文章も承認された。相変わらず、まだまだ議事運営に馴染まない人は多いけど、とにかくすこしずつ実例を示していくことで、いろいろと理解が深まればありがたい。
それにしても、言葉尻を捉えて自己主張だけ繰りかえすような人は、なぜ自分で勉強しないのだろう。議事運営規則だって、掘り下げたらキリがないけど、原則的なこととか、主要なことは、もちろん原典もあるし日本語の記事や本もある。それなのに、そういうものを調べたり、読んだりはしていないのかなと思うことが多々ある。
いまや、ネットという強い味方がいるのだから、そういうところでも十分に情報は入るのだけど、結局のところ自分の凝り固まった概念に囚われる人というのは、情報吸収力が弱いということなのかと思ってしまった。
後半のフォーラムは、個人情報保護法やGDPRの話もあって、とても盛り上がった。懇親会では、やはり国際会議とかに参加されている方と、議事運営ネタで盛り上がったり、なかなかに楽しい1日だった。
ところで、駒場に来ると、夢の遊民社が小劇場でやってた頃を思い出す。もういちど、「少年狩り」を観てみたいな。
今日は、HMHの持田先生によるナチュラルホースマンシップの講習会。主催するサニーフィールドのメンバーとビジターの方も含めて、総勢11名。
午前中は、拙宅で座学を2時間。昼食をとったあとは、サニーフィールドで、それぞれ課題を設定して実技。
去年に続いて2回目の受講なんだけど、新しい発見があって、とても勉強になる。沢山の事があるけど、その根底にあるものは、とてもシンプルで、ある意味では、そのまま人間社会でのコミュニケーションやリーダーシップに通じるものがある。
最近、どうもこのBlogが愚痴が多くて、何人かの人に「最近、真野さん荒れてない?」的な事を指摘されてしまった。確かに、なんだか批判的な記事が多かったかもしれない。
基本的には、誰かの何かを批判する時には、かならず代案というか、こうすれば良いのに的なことを書いてるつもりなのだが、どうもうまく伝わらないことも多い。
馬に関して、自分の望まない状況が起きるのは必ず原因があって、それは自分自身に何かの足りない点があるというのも、とても納得できる。そして、プレッシャー&リリースやうまく行った時に褒める事の大事さなど、まさに人同士にも、すべて当てはまる。
というわけで、やはりリリースとOKサインって大事だなと痛感。夜は、拙宅に持田先生も泊まっていただいて、大宴会。