無線LANの管掌部門である総務省基幹通信室の方と打ち合わせ。僕は、20年以上前から、2.4GHzの無線LANに関係していて、いくつかの法令改正にともうなう作業班などにも関与してきたけど、最近はずっとご無沙汰していた。
そんなわけで、久しぶりに無線LANの管掌部門の訪問なんだが、昔と違って、今は無線LANが基幹通信というのには馴染めないなぁ。僕が、最初に小電力データ通信として2.4GHzのデータ通信システムを開発した時には、確かに目的はFWA(Fixed Wirelss Access)だったから、基幹通信でも違和感はなかった。
しかし、ラップトップどころかスマホでの利用がこれだけ増えた今、無線LANは、社会的には移動通信的なイメージが強いから、とてもしっくりこないのだ。
手前味噌だけど、11aiなんかも普及すると、ますます移動体的になっいくし、5Gでもそのシステムの一部になるとすると、そろそろその管掌も再検討しても良いのではとも思う。
今日は、今年の味噌の仕込みの1日目。先週と今週の雪が残っているので、いつもの山側ではなく中庭に竃を設置。これだと、豆が煮えたあとに次の工程へ運ぶのも楽だし、風囲いなども作らなくて良いので楽だ。
味噌作りも平成15年からなので、かれこれ15年目になる。最初は、集落のおじいさんに教わって、一樽つくったのが始まりだった。その後、施設の移動で一回おやすみがあったものの、需要に応えて増産して、冬場に3回で合計8樽(仕上がりで480kg)を作っていたのだが、さすがに人不足もあって去年からスローダウンして、今は3樽(仕上がりで180kg)。
明日は、近隣の集落の人が自分達でも仕込みたいというので、見学がてら手伝いに来てくれるそうだ。
いまの量だと、自宅で使う分を除くと、頒布できる量が限られてしまうのだが、近隣の人達が作り出してくれたら。それはそれで助かる。
昨日に続いて、味噌の仕込みの二日目。今日も天気は穏やかで、予定通りに3樽の仕込みを無事に終了。今回は、ちょっと人手不足で作業の終わりが心配だった。
それでも、今日は近隣の集落の人が見学がてら手伝いに来てくれたので、例年通りの時間で、夕方前には無事に仕込み終了した。
仕込み終了後、夕方のスーパーあずさで東京にいき、今夜は羽田の国際線ターミナルにあるホテルに投宿。フロントでチェックインしていると、一度チェックインした外国人の人がフロントにきてクレームを言い出した。部屋が狭いはわかるけど、窓がないなんて信じられない。ホームページの写真と違うぞゴラァというわけだ。
確かに、ここのホテルは、部屋は狭いし、窓は風呂場側にあって、それははめ殺しタイプだ。欧州の人なら、こんなホテルはいくらでもあるから平気かもしれないけど、アメリカの人には、信じがたいのかもしれない。
ホームページにある写真には、本当に窓があるのかと思ってみたら、なんと全部の写真では、カーテンが引かれているじゃないですか。その向こうに窓があるかなんて、これでは言い切れない。
これって、ホテル側は、絶対わかってて、そういう写真とってるな。
窓が無い方が落ち着いて寝れて熟成できるんだよ....味噌ならね。
朝の羽田発で、明日から始まるWi-Fi AllianceのAsiaミーティングに参加するために香港に移動。香港へは、一年半ぶりで来たのだが空港からのエアポート快速が値上がりしていたり、シートのヘッドレストについてたディスプレイがなくなってUSB電源になっていたりして、いきなり久しぶり感を堪能。
とりあえず、香港島側で用事があったので、ホテルに行く前にまずはコーズウェイベイへ。香港のMTRには、Mobile IPのシステム導入で、なんども潜ったことを思い出す。
コーズウェイベイの仕事は、ちょっと手間取ったけど、無事に予定どおり終了して、Whampoa にあるKerry Hotel まで地下鉄で移動。ハーバービューの部屋にしてくれたとのことだけど、窓の外はスモッグに霞んでる。しかし、部屋も内装も綺麗で、ここってリモデルしたんだと感心していたら、大きな勘違い。僕が、前に何度か投宿したのは、もうワンブロック先のHarbour Grandで、ここは一年ちょっと前にオープンしたらしい。
夜は、参加してる仲間らと定番のシーフード。ちょっと風邪気味なので、途中に葛根湯を購入して、早く寝ようと思ったら、ミーティングのアジェンダが変更になって、急いでプレゼン資料を作成することになってしまった。なんとか、片付けて日付の変わる前に就寝。
香港には、1981年の4月にマカオにCR9JAの運用をしに行く時に立ち寄ったのがはじめだった。あの時は、トンネルは一本だったし、地下鉄はなかったし、セントラルのフェリー乗り場の前には市場があったなぁと当時を懐かしむ。
そういえば、このホテルからは、啓徳空港が目の前だわ
せっかくシーサイドの部屋なのに、昔と違って香港の空気も相当に汚い。朝食は、品揃えのとてつもなく多いバッフェがあるレストランで、宿泊している部屋とは反対側になる。そして、朝食の時間には、窓の外にちょうど朝日が昇るのだけど、なんだか大気の汚れのせいなのか、朝日というよりは夕陽のように見えてしまうのが悲しい。
そういえば、写真だとちょっと写ってないけど、この朝日の登る側の陸側には、かつての啓徳空港の滑走路跡が公園とフェリーターミナルになっているのが見える。九龍城もいまは綺麗な公園になっているから、もうあのなとんも言えない啓徳空港への進入時の異国情緒が失われたのは残念な気もする。いまや、沢木耕太郎の深夜特急に憧れて、重慶大厦に投宿する若者なんていないんだろうな。まぁ、中年のノスタルジー親父はいるかも知れないけど。
今朝は、香港の地下鉄にシステム導入した時のパートナーがホテルを訪ね来て、朝食を取りながら打ち合わせ。その後、もう一人香港在住の知人も訪ねて来てくれて、情報交換。肝心の参加しているWi-Fi Allianceのミーティングでは、一つプレゼン。お約束的にStraw Pollをしたんだが、それなりの反応は得られた。
夜は、尖沙咀の北京道にあるAqua Resturant でソーシャルイベント。香港島のネオンは、いまもそれなりに魅力はあるけど、日本のメーカーの名前が随分と消えたのも寂しい。
参加しているWi-Fi AllianceもIEEE802.11も、様々なグループの議長や副議長などの役職は、選挙で選出される。ちょうど、3月にはIEEE802.11の役員は改選になるし、Wi-Fi Allianceでも、新規のグループや一部のグルプでの選挙もある。選挙といってもなんとか48の総選挙みたいな派手なものではなくて、まぁあまり複数候補が出て熾烈な争いになることは、比較的少ない。とはいえ、中にはそれなりに対立軸になるのもあって、コーヒーブレイクなどでの探り合いや根回しが、そこここで展開されている。
そんな中で、面白いというか楽なのは、個人的な意見と組織や現職としての立場での意見を、きちとん分けて話ができる人が多いことだ。複数の企業や人が参加するコミュニティでは、いわゆる公私混同はもっとも忌むべきことだけど、この辺りをうまく使い分けできない人が日本では多い。そして、大抵の場合には、その言い訳はがり聞かされるけど、結局は心がけの問題なのになぁと思う。
さらに、ひどいのは事実関係と噂や主観的評価などの区別がつかない輩がいることだ。たまたま、今朝は某団体のテレカンだったけど、なにを勘違いしてるのか、変な噛みつき方をされて呆れてしまった。
それにしても、「言われることは、ごもっともです」っていう奴は、結局のところ、そのあとに「だけど.....」とか「まずは....」ってついて、何も建設的に進まないことが多いのが辛いことが圧倒的だ。
「言われることは、ごもっともです。 では、xxxしましょう。」と言って、行動で示されるとカッコいいなぁと思うんたけどなぁ。
今日は、昼に香港の知人がホテルまで訪ねてきてくれて会食。彼は、齢九十になる。僕とは、Root,Inc.の創業期にアメリカの半導体メーカー海外営業の紹介で知り合ったので、四半世紀以上の付き合いになる。
歳はおおきく違うけど、食の趣味も物事の考え方も、本当にウマが合う。久しぶりに、元気な姿にあえて、とても嬉しい限りだ。二人で、ホテルのレストランで飲茶のランチを食べたのだが、コースを一通りちゃんと完食するのだから内臓も丈夫なんだろう。
食事のあとクロージングの会議に出席して、無事にWFAのミーティングも終了。今日は、深夜便で東京に帰るのだが、夕方はこれまた香港在住の日本人の知人と夕食。彼とも合うのは10年以上ぶりだ。彼は、香港の返還前に当地の企業に転職したひとで、その頃に一緒にいくつかの仕事をした。久しぶりに、日本食で楽しい夜を過ごして空港に移動。
定刻通りの便で東京に向かう。
予定どおり早朝の5:30に羽田に帰国。到着フロアーにあるシャワーラウンジでシャワーを浴びて、髭をそって、そのまま出社。
今日は、午前、午後に、民・民、民・公、民・官と、それぞれ異なる立場な人との打ち合わせだった。打ち合わせと称する会議は沢山あるんだげと、具体的なアクションに繋がらないものほど徒労感が多い。幸いに今日は、全ての打ち合わせが、それぞれにNext Stepの具体的なアクションに繋がりそうな結果だった。
それでも、やはり論理思考の得手不得手は、なんともし難いものがある。年齢を重ねていても重ねていなくても、マネージメントする人は、対象となる特定の技術や分野の仔細な事よりも、きちんとした大局的な理解が整理できているかが重要だろう。しかしながら、そういう大局観と仔細な部分が整理できない人は、結局のところ自身のリテララーの呪縛から逃れられない。
最悪なの、そういう人は、目の前の望ましくない結果に対して、根本的な原因を理解せず、戦略を変えたり戦術を安易に変えようする。こういうもぐら叩き的な仕事をする人は、結局のところStep by Stepで物事を進捗させる事ができない結果になるようだ。
まぁ、エモーショナルというか本質を見ない人は、どこにでもいて、そういう輩は、本質的な指摘に対しては、結局のところ反論できないのに、でも、だけどばかりを繰り替えす。
幸い、今日は、いくつかの打ち合わせで、ネガティブな結果がスタートだったけど、それをしっかりと受け止めて、ブレのない方向性を捉えたまとめが取れたのが良かったなと思う。
それにしても、もぐら叩きしている人は、なにかの理由を他者に求めても、結局もぐらは退治できないことがわからないのは、どうしたら変われるんだろうと思ってしまうのは、僕がそういう人達との付き合い方で大局観を失っているからのなだろうか....
最後は、東京駅近くで知り合いに紹介いただいた方に、少しアドバイスをいただて、山梨に戻った。
朝は、超久しぶりにサニーで相方に騎乗。馬場はまだ雪解け水でグシャグゃなので、外乗コースで登坂訓練。
これは、決められた距離の上り坂を、しっかりとした歩度で、常歩でなるべく早く登ることを繰り替えす練習で、今日はじめて挑戦した。
それにしても、基本は馬場での練習だということを、改めて再認識させられ練習だった。久しぶりだったので、帰りは林道のコースを回って、久しぶに相方と語らいながら戻った。
標準化関係の仲間との拙宅での合宿懇親会は、昨夜は珍しく2時過ぎまで飲んで、語ってだったので、流石に朝は結構頭が痛かった。
朝食は、いつものバターンで味噌汁と目玉焼きでしっかりと食べて、車組もなんとか我が家の入り口の坂道をクリアして帰途についた。電車組は、僕の車で、まずは大泉のパノラマの湯にいって、昼風呂でしっかりと発汗。今日は、天気が回復したので遠くに富士山をみながら露天風呂を満喫。
その後、昼食はいつもの定番である長坂の「翁」へ。幸いに到着した時には空いていて、サクッと入れた。でも、相変わらずの人気店で、僕たちが出る頃には満席になっていた。
電車組を無事に韮崎まで送って帰宅し、しばし昼寝をして休憩。それにしても、今日一緒にいたメンバーのうち、僕をいれて四人は、月曜日から香港でのWi-Fi Allianceのミーティングも一緒だったので、なんだかずっと出張してるモードだった。
毎度のことだけど、標準化で知り合った仲間達との合宿懇親会は、全員が所属している会社が違うというのが面白い。しかも、毎回かならずなんらかの新しい知識やネタが得られるのが凄い。
今日は、Wi-Fi AllianceのC.E.O.と電波政策の担当役員の来日に合わせて、総務省で三つの会議。朝、ホテルでピックアップして、混雑する丸ノ内線を体験してもらい、これがHigh Dense Environment なんだと説明。
午前中に、Wi-FILSとの連携と、電波行政の意見交換。その後、近くのレストランで昼食をとったあと、再び総務省に戻っで公衆無線LANセキュリテイWGの方々と情報交換。
僕が、せっかくアジアミーティングで香港に来るんだから、日本にも立ち寄って行かないかと誘って、関連する三つの局の部門との打ち合わせをセットアップした。そんなわけで、オフィシャルなイベントじゃないから、高い費用をかけて同時通訳を用意するなんてことは出来ない。
官僚の皆さんは、英語も問題ないので、先方の英語の発表は、うんうんと相槌をうちながら拝聴。ところが、さすがに制度がらみの話とかを発言するとなると、慎重な対応が必要なので、機微なとこは日本語しか話してくれない.... もう、英語に問題ない人たちなんだから、英語で直接話してよと思いながら、まぁこんなときのセーフティネットなのが、仲介者の立場なので、違約にならない程度に意訳した逐次通訳をする。でも、多分に僕の恣意性が含まれるんだよね.....
ところで、普段は外国からのお客様と食事をするときには、間違いなく食の好みや可否について問い合わせるのだけど、今回はすっかり失念して昼食のアレンジをしてしまった。もっとも、日本食で魚と肉が選べる店なので、安心していた面もあった。
ところが、今日のお客様は、ベジタリアンだった。というわけで、予約したレストランで、急遽セットメニューの調整をお願いした。流石に、昼間の霞ヶ関近くで、コースメニューのお店なので、担当の中居さんが確約はできないけど出来ることはしてみますというのが最初の返事だった。最悪の場合、天ぷらのうち野菜だけを取り分けるのは、テーブルで中居さんが自らしてくださるとも言ってくれた。
そんなこともあり、時間もかかるかなと思っていたら、普通の待ち時間で、前菜から粛々と膳が並べられたら、なんとしっかりと刺身や天ぷらも、ベジタブルなものに差し替えてくれていた。
決して、お高い懐石コースとかじゃないし、忙しい時間なのに、ここまで丁寧に対応してくれたのには、本当にご迷惑をかけて申し訳いないと思いつつも、素直にありがたく嬉しかった。
こういうのこそ、真のOMOTENASHI だな。このお店は、個室だけなので、昼食ミーティングが必要なときに何度か使ったのだが、すっかりファンになってしまった。
通信の世界では、当たり前のように僕らは4Way Handshakeだったり、ARQ(Automatic repeat-request)なんて仕組みを頼って使っているのに、どうしてか人対人だとお粗末というか悲しいことが多い。
「あれどうなりましたか?」「メールはしてあるんですが、まだ返事は来てませんね」とか「こういうルールにしましたよね」「はい、でもとりあえず、忙しいのでこうしちゃいました」みたいな会話が、毎日のように起きる。
どうも、それなりの年齢で、それなりの規模の会社にお勤めしていた方々は、人に仕事を投げれば、仕事が終わると信じてるみたいで、とくにこういう傾向が強い。残念ながら、キャッチボールは、ボールを投げて、相手かしっかりと受け止めてくれた事が確認できないと、続かないのにだ。
もちろん、優秀なスタッフが豊富にいる環境なら、指導者がするのはかなり少ないけど、立ち上げ期の組織やベンチャーでは、自らが率先して理解して確認しないとならないことがある。
そして、時にはそれは自らが専門的知識を持たない領域のこともあるのだが、そういう時には知識のある人を連れて来たり、そういう人の意見に耳を傾けて、自らがかけてる部分を補う事ができてこそ、ベテランだ。
そういう意味では、霞ヶ関方面の方は、周りを使うのがうまいなぁとつくづく感心する。(ポソッ)
某省のICT技術政策に関する検討会でも話題になったのだが、リーダーシップに求められるのはファンダメンタルなことで、微細な専門技術ではない。
今日は、とある対外文章を、いい歳こいた関係者が何人もいるのに、そのすり合わせの直前まで、重大な誤記に気づいていないという事案があった。たまたま、僕はすり合わせに行く前に、念のために目を通してみつけたのたが、だれもそこまで気づかなかったというのは、もう身内の恥だけどあまりに恥ずかしかった。
というわけで、通信プロトコルは、人間社会の問題解決手法を参考にして作られて来たのだけど、そろそろ通信プロトコルを参考にして、人間社会のリアルコミュニケーションを見直すなんていう取り組みをしても良い時代かもしれない。
考えたら今日はバレンタインデーなんで、コミュニケーションのお勉強を夜の部でしたみた。
今朝は、某研究系なお仕事の依頼者が来られて説明を受ける。ご依頼の案件は、すでに別な立場で経験をしてきたことではある。そして、お見えになった方々も、初めてお会いするわけではないし、さらには別ルートからも意向を伺っていたので、まぁ断れる話ではないから粛々と説明を受けて承諾させていただいた。
僕は、Jonii MItchelのBoth sides nowの歌詞が好きなんだけど、この依頼はもしかしたら別な景色を見せてくれるんじゃないかと期待している。でも、この唄みたいに、反対側がちょっと悲しい景色だったら辛いかな。
今日は、歯医者さんで久しぶりに歯の掃除をしてもらったので、とても気持ち良い。せっかく気持ち良いので、美味しいお酒と食事をと思うのは素直な反応。
そんなわけで、中央線沿線勤務の知人とものすごく珍しく時間が合ったので、荻窪で一献。中央線は、通勤で毎日使っているのに、途中下車して飲むことは、全くと言っていいほどないので、なんたが新鮮だ。
急だったので予約もしていなかったのだけど、幸いに日本酒の品揃えの多いその道の人達に人気のあるお店が、1時間半限定で入れた。というわけで、なかなかに味のある銘柄酒を堪能。残念がら人気店なので、時間きっちりで退店することになったので、二軒目は近くの別な鳥系のお店で、レバーを楽しんで散会。
やはり、中央線沿線は、楽しいな...
今日の午後は、電子情報通信学会 人工知能と知識処理研究会の2月研究会「データ市場特集IV:計算機・データ・人材の融合による異分野データ連携と価値化を促す技術群」 の最後のセッションのパネルディスカッションに参加。
モデレーターはじめ、パネルの方々とは、みなさん初対面ではないので、なごやかムード。事前に、モデレータからいただいたのは、「データを動かす人材は 今の日本で作れるのか?」という、なかなかに深い問いだ。この問いに、各プレゼンターが、それぞれの立場から意見を述べた後、会場とのQ&A。
いつも、この類のパネルとかで面白いのは、他の登壇者の話のなかで、必ずといって良いほど、新しい発見があることだ。今日も、いくつものヒントを貰ったわけだ。
ところで、パネリストのなかの一人の方とは、以前にシリコンバレーでお会いしている。2年位前に経産省の会議で、挨拶を交わしたけど、まとまった会話をするのは、20年振りだったりする。
最近、よく思うのは、齢を重ねて嬉しいことのひとつは、やはり巡り合った人のつながりの大きさ、多さなんだけど、今日もこういう再会があったのはなんとも嬉しい限りだった。山梨に戻るので、懇親会は乾杯だけになってしまったけど、なかなか若い人も多く、楽しいパネルのだったので、また機会があればディスカッションしたいものだ。
今日の午前中は、恒例の集落の芝焼き。当初の予定は、一月の終わりだったのだけと、雪が残っていたために延期になっていた。芝焼きは、田圃の畔の草を焼くのだけど、山に火が入ったりしないように、消防団がポンプ車なども用意する関係で、各集落が重ならないように日程調整している。
今日は、ここ数日の好天で雪もすっかり無くなったし、程よくというかそこそこに強い北風もあって、近年まれにみるくらい気持ちよく火が広がってくれた。
なにというわけじゃないけど、火が燃え上がるのって、楽しいものがあって、特に男は焚き火系か好きな人が多い。でも、こんなに堂々と外で枯れ草に火つけて歩いも怒られないなんてのは、なかなか街暮らしの人には経験出来ない。なにしろし、消防団の人は大変だけど、僕たちは決められた範囲を、思いおもいのバーナーなどを持って、火をつけて歩くだけなんだからね、お気楽なもんだ。2時間くらいで、我が家の前に広がる田圃は、みんな黒い縁取りに変わってしまった。
午後は、いつもの林道で相方と登坂訓練。これは、バイタルウォークと言うそうで、オーナーさんのタイムを聞いて、目標が出来た。
いままで、林道に出る時は、拍車はつけないことにしていたのだが、この練習をするのには、ちょっと拍車があったほうが良いだろうということで、今日は拍車をつけて出かけた。
流石に、相方さんもやることがわかってるのか、はじめての時よりは、感覚がだいぶ掴めてきた。それにしても、馬って乗ってない時も含めて、ひと時も気を抜けない緊張感がきついけど、楽しい。
今日の夕方は、とあるお仕事で欧州とのWebでのLive会議。つまり、僕らは指定された時間に、WEB会議につないで参加するわけだ。直前まで、講演をしていて、そのあとの懇親会はお断りして、急いでWEB会議に繋いだのだが、時刻になっても会議室は開いていない。
しばらくして、やっと会議室が開いたと思ったら、回線の問題なのか音声は途切れ途切れだし、共有画面の更新もガタガタ。こちらの回線かと思ったら、日本の他の場所から参加している人達も同じ状況とのことで、どうやら欧州の問題。
しかも、WEB会議といいながら、なんとこちらの参加者からは発言もできない、一方通行なシステムで、一通り品質の悪い中継放送のあとに、あとは資料送るのと動画もサイトに置くので、それみて質問などはメールでねときた。はっきり言って、これならLiveである必要はまったくないじゃん。
最近、コミュニケーションツールが沢山あって便利なんだけど、こういう道具の使い方を知らない輩がいるのは、本当に辛い。
WMC(World Mobile Congress) に合わせて、QualcommらがQualcomm and Ruckus Successfully Complete Industry’s First Announced Trial of Enhanced Wi-Fi CERTIFIED Vantage Features for Greatly Improved Carrier Wi-Fi User Experienceというプレスリリースをした。
これは、Wi-Fi Allianceの進めるVantageという認証プログラムに合致した製品でのトライアルに成功したよという話だ。このVantageというのは、複合的にWi-Fiの最新の機能を搭載することで、より快適にWi-Fiが使えるというものだ。
この中で、Wi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity というのは、IEEE802.11aiによって標準化された様々な機能が、その中心となっている。今回の発表は、渋谷の混雑した環境でKDDIなどの協力でトライアルを行なったそうだ。
これで、やっと11ai が、メジャーなチップベンダーにより実装され、スマートフォンにも採用されはじたのだから、素直に喜ぶべきだろう。しかし、日本のメーカーもキャリアも、この件についてはQualcommの主導にぶら下がってる状況のようなのが、とても悲しい。
結局のところ、ブルーオーシャンなんて生まれないのかもしれない。
今日は、来日中なんだか帰国中なんだかよくわからんくらい、香港と日本で生活してる旧友と、久しぶりに西麻布ので鮨。この前、香港で予定をドタキャンしてくれたベナルティで、しかりゴチになりました。
香港といえば、昨日の日記に書いたWi-Fi vantageのコア技術の一つであるIEEE802.11aiの元になったMISP(Mobile Internet Services Protocol)を使った、Wi-Fiによる監視システムを地下鉄と空港に導入したのだけど、さすがにもうリプレイスしないとならない。一部では増設により他のベンダの製品などに切り替えも試みたらしいのだが、当初の我々の製品と同等の機能品質が得られずに、苦労しているとのこで、ベンダを紹介してほしいと依頼がきている。
昨日の記事にも書いたけど、今日は後追いでリリースだした日本の企業も、技術のアーキテクチャみたないところを創出できないのが辛い。結局、手先の器用さ的なことで、自画自賛してぬるま湯に浸かっていたら、そういう部分はどんどん差が縮まって、気がついたら脱水状態みたいなもんだ。
一方で、ラズパイや廉価なモジュール部品を並べて、ドヤ顔してものづくりを語っちゃうスタートアップも、POC止まりな感がある。さらには、この類ことを研究者までが、こういうプラモデルならべて遊んでるのを研究と勘違いしてたりするので、やはり日本の技術力はかなり危機的かもしれない。
リーンスタートという言葉を勘違いしてる人も多いけど、確かに新規性の高いことなら、ブサイクでもいいからまずPOCというのは重要だ。でも、COTSでできることだとしたら、そのハードウェアには新規性は無いのだから、やはりそこはアーキテクチャやアプリならで新規性を打ち出してほしいなぁと思う。
なんてことを思ってたら、随分と昔にネットで騒がれた先行者ロボットを思い出した。当時は笑いのタネだったけど、もしかしたらその奥にあった、しかりとしたアーキテクチャが普遍的な強みをもっていて、それが進化していまや世界中のドローンを掌中に納めたのがお隣の国なのかもしれない。
なんてことは、無いか....
今日は、無線系な検討会とデータ流通系な検討会の連打。最初の無線系では、一月に行われた結果が示されたんだけど、どうみてもリーズナブルではない部分がある。
二つの異なる仕組みを実験し、比較評価してるのだが、どうみてもイコールコンディションではないとみれる。たまたま、べつな目的で生データがプロットされていたので気づいたけど、あきからに基本的な部分で差が生じていることが自明だった。
まぁ、どこぞの省の裁量労働に関するデータと違って、測定者がデータをいたずらしないで、まじめに出してくれたから、すぐに指摘できたわげだ。
でもさ、なにかを比較するなら、比較する部分以外は、限りなくイコールコンディションにするってのは、ものすごく基礎なんだけどね....
プレミアムフライデーなのに、二つ目の会議は17:30からスタート。いやー、厚労省さんはまず霞ヶ関の人たちの労働実態把握をされるといいのじゃないかしらん。
久しぶりに、家人と二人で大泉の仙人小屋に出かけて、熊肉と鹿肉を堪能する。熊肉の脂の乗ってる部分は、やはり体が温まる。それにしても、ここはそんなにわかりすやい場所でもないのに、となり席にはタイ人らしき家族が食事楽しんでいて、帰りぎわにレジではバイトにお兄さんがGoogle翻訳とか駆使して、いろいろと説明していたのには、びっくりした。
せっかくだから、清里に回って、氷のリースをみて帰宅。今日は、夜はまで事務仕事。
いろいろと仕事が溜まっているので、馬にのらずにお家でお仕事モードとおもっていたら、なんだか朝から体調がおかしい。咳と寒気と頭痛がするので、朝ごはんのあとお店が開くのをまって、例によって葛根湯とユンケルを買ってくる。熱は、さほど高くないので、とりあえず暖かくして、午前中は寝てることにした。
今日は、夜は人に会う約束もあったので、東京に出かける予定だったのだが、午後になっても改善の兆しがない。どうもこの調子では甲府まで車で行くこともままならないので、結局は予定をキャンセルして、夜まで我慢の子で寝ていた。一応食事もあるもので済ませて食べるくらいは出来たのだが、夜半になったら熱がでてきてしまった。
風邪なんて、いつもひきはじめにやっつけていたのに、久しぶりに本格的かもしれない、熱は37度代なので、インフルではないと思ったのはぬか喜びで、夜半には39度ちかくまで熱が上がってしまった。
これは、明日の朝一で病院だわ。
どうも、完全に欧米スタイルに毒されているのか、日本的な素晴らしい含蓄のあるご意見にイラつくことが多い。複数で作業をしてると、かならず誰かの提案に一言を申さないと気が済まないのか、あるいはそれが自分の存在証明だと思うのか、大層なレスポンスをされる人がいる。
特に、困るのはzzzも考慮したほゔか良いのでは無いでしょうか的なコメントだ。コメントじたいは、多いに歓迎されるべきことなんだが、なにしろただの評論であって、具体的な代案が示されないのが圧倒的だ。ひどいのは、やれあそこが足りない、ここが足りないと指摘をするものの、じゃぁどうしたら良いのかとか、それに対して自分がなにかをしましょうなんていう建設的なアイデアがまったく無いのもある。
こいいう輩にみえる傾向は、一見さぞごりっばな意見を述べてるように見えても、まったく客観的引用がなかったり、あったとしてもただの検索結果で、その論拠にまったく深みがないことが多い。ただ、リファレンスを並べれば、自らの論評に根拠性が強くなるとでも勘違いしているパターンだ。
そして、極め付けは言うだけ大将で、自分になにかが降ってくると「わかりました」とか「理解しました」といって、それ以上の議論をまともにせずに収束というか逃げてしまう。これって、最初から自分の発言に、責任を持っていないことの現れなのだが、当のご本人はまったくわかっていなかったりする。
「xxxxするべきでしょ」
「おお、良いアイデアだからやってくれる?」
「いや、自分はできませんがなにか?..」
....ってパターンには、流石にぐうの音も出ないというか、なんかリアルなポプテピピックみたいだ。せめて、自分はここまでやるけど、ひとりじゃ力不足だらか、誰かこの部分を手伝ってくれないかという提案までできないのだろうか。しかも、さも当然のように自分が動かない理由だけは、くさるほど並べ立てて、どうやったら出来るかが一つもなかったりすると、もう今後はまともに相手したくなくなる。
やはり、代案なきは却下だよなぁと、necomな人の顔が浮かんだ。