WMC(World Mobile Congress) に合わせて、QualcommらがQualcomm and Ruckus Successfully Complete Industry’s First Announced Trial of Enhanced Wi-Fi CERTIFIED Vantage Features for Greatly Improved Carrier Wi-Fi User Experienceというプレスリリースをした。
これは、Wi-Fi Allianceの進めるVantageという認証プログラムに合致した製品でのトライアルに成功したよという話だ。このVantageというのは、複合的にWi-Fiの最新の機能を搭載することで、より快適にWi-Fiが使えるというものだ。
この中で、Wi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity というのは、IEEE802.11aiによって標準化された様々な機能が、その中心となっている。今回の発表は、渋谷の混雑した環境でKDDIなどの協力でトライアルを行なったそうだ。
これで、やっと11ai が、メジャーなチップベンダーにより実装され、スマートフォンにも採用されはじたのだから、素直に喜ぶべきだろう。しかし、日本のメーカーもキャリアも、この件についてはQualcommの主導にぶら下がってる状況のようなのが、とても悲しい。
結局のところ、ブルーオーシャンなんて生まれないのかもしれない。