今日は、Wi-Fi AllianceのC.E.O.と電波政策の担当役員の来日に合わせて、総務省で三つの会議。朝、ホテルでピックアップして、混雑する丸ノ内線を体験してもらい、これがHigh Dense Environment なんだと説明。
午前中に、Wi-FILSとの連携と、電波行政の意見交換。その後、近くのレストランで昼食をとったあと、再び総務省に戻っで公衆無線LANセキュリテイWGの方々と情報交換。
僕が、せっかくアジアミーティングで香港に来るんだから、日本にも立ち寄って行かないかと誘って、関連する三つの局の部門との打ち合わせをセットアップした。そんなわけで、オフィシャルなイベントじゃないから、高い費用をかけて同時通訳を用意するなんてことは出来ない。
官僚の皆さんは、英語も問題ないので、先方の英語の発表は、うんうんと相槌をうちながら拝聴。ところが、さすがに制度がらみの話とかを発言するとなると、慎重な対応が必要なので、機微なとこは日本語しか話してくれない.... もう、英語に問題ない人たちなんだから、英語で直接話してよと思いながら、まぁこんなときのセーフティネットなのが、仲介者の立場なので、違約にならない程度に意訳した逐次通訳をする。でも、多分に僕の恣意性が含まれるんだよね.....
ところで、普段は外国からのお客様と食事をするときには、間違いなく食の好みや可否について問い合わせるのだけど、今回はすっかり失念して昼食のアレンジをしてしまった。もっとも、日本食で魚と肉が選べる店なので、安心していた面もあった。
ところが、今日のお客様は、ベジタリアンだった。というわけで、予約したレストランで、急遽セットメニューの調整をお願いした。流石に、昼間の霞ヶ関近くで、コースメニューのお店なので、担当の中居さんが確約はできないけど出来ることはしてみますというのが最初の返事だった。最悪の場合、天ぷらのうち野菜だけを取り分けるのは、テーブルで中居さんが自らしてくださるとも言ってくれた。
そんなこともあり、時間もかかるかなと思っていたら、普通の待ち時間で、前菜から粛々と膳が並べられたら、なんとしっかりと刺身や天ぷらも、ベジタブルなものに差し替えてくれていた。
決して、お高い懐石コースとかじゃないし、忙しい時間なのに、ここまで丁寧に対応してくれたのには、本当にご迷惑をかけて申し訳いないと思いつつも、素直にありがたく嬉しかった。
こういうのこそ、真のOMOTENASHI だな。このお店は、個室だけなので、昼食ミーティングが必要なときに何度か使ったのだが、すっかりファンになってしまった。