皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も、山梨県北杜市の自宅で、無事に新しい年を迎えることができました。
公私ともに昨年も実にたくさんの皆様と、仕事に趣味にご縁をいただき、おかげさまで無事に新しい年を迎えることができました。
さて、例年は、この元旦の日記で、昨年一年の報告をさせていただいてましたが、今年は昨日の大晦日に振り返り記事を投稿してみました。これは、特別にいろいろな事を考慮して...なんてことはなく、単なる思いつきです。というわけで、今日はとにもかくにも今年は、どーすんのよ的な話を、書くことにします。
いづれにしても、個人でできる事は、何もないので、今年も皆さまよろしくお付き合いくださいませ。
まずは、標準化ですが、IEEE802.11aiの標準化を受けて、Wi-Fi Allianceでの普及に向けて活動と連携し、国内でのプロモーションや公衆無線LAN展開などで、社会貢献できるように務めるつもりです。
そして、なによりも国際標準化などで活躍する若い人達を邪魔せずに、ちょっとだけ優しく背中を押すようなポジショニングが取れればなと思っています。 決して、後ろからど突きません。
とはいえ、自分自身は、ちゃんと新しいチャレンジをしたいわけで、兼ねてからテーマとして取り組んできたエミュレーションシステムについて、高度化や大規模化に取り組みたいと思っています。
昨年後半から、ちょっと話題になった電波割り当ての制度設計については、まぁ特別になにか新しい変化があったとは認識していないので、いままでのポジションと主張を整理して、情報発信をすることで、電波資源の有効利用に少しでも寄与できれば幸いかなと思ってます。
EverySenseで取り組んでいるIoTとデータ流通については、今年はとにかく目に見えるデータ流通の実例を示して行きたいと思っています。このためには、インターネット協会で主査を務めるIoT委員会 実証実験WGでの実験や、理事を務めるデータ流通推進協議会での活動、さらにはITRCでの産学協同の取り組みの場を活用し、オープン&マルチステークスホルダーでのコミュニティ活動を推進したいと思います。
昨年の九月にイタリアトリノでG7 ICT大臣会合の一連で開催さたI7に参加したことは、ある意味私にとって別な視座を得るものでした。いままでの私は、もっぱら実践・実証主義で技術からのボトムアップ型の思考で生きてきたのですが、もう少しマクロな技術政策や国際戦略というのもをとても意識させてくれた会議でした。
幸いに、昨年の暮れから総務省のICT 技術政策に関する検討会に構成員として参加することになりましたので、今年は個社、個人の視点から少し離れて、大局的に技術政策について、自分の寄与できる分野を探したいと思います。
もう、なんだかんだ言っても、ここ数年は、はっきりいって「馬」です。正直、こんなにハマると思ってなかったのですが、ドツボです。今年は、エンデュランス競技は、60kmとコンディションによっては、それ以上の距離にもチャレンジしたいと思いますが、こればかりは相方あってのことなので、そのあたりの意思疎通ももう一つの先へ進めたいものです。
お正月休みなんだけど、ちょっとEverySenseのアプリに不具合があって、バダバタしてしまい、実験参加者の人にはいささかご迷惑をおかけしてしまった。すこし時間が経過しすぎたけど、修正アナウンスをさせていただいた。なんだか、こういう対応というか内容は、とても悲しくて自己嫌悪に陥ってしまった
そんななか、年末に某コミュニティの人達から"トグターX"という、テレビドラマが面白くて、アマゾンプライムで無料で観れると勧められたので、ちょっと観はじめたら、ハマってしまった。
これ観ていて、やり直しの効かない仕事に対するプロの姿勢っていうのは、こうだよなぁってつくづく思った。まったく分野は違うけど、組み込みマイコンのコードやゲートアレイを開発していたころは、こういう緊張感の連続だったなと思い出した。確かに、ガムシロップ飲みたくなるんだよね...
とても、人の命と比較できるものではないけど、組み込みマイコンとかゲートアレイも、一度テープリリースしてマスクを起こしてしまうと、とてつもなく修正費用が高いので、失敗は許されなかった。まして、その昔の家電の設計・開発をしていた頃は、市場に製品がリリースされた後の回収コストなんて考えると、メロンをいくつもらっても割りが合わないくらいリクスはあった。
若い頃は、リリースするコードの検証や品質チェックには、かなり拘りを持っていたので、「私、失敗しないので」的な発言をしていた。実際に、まぁそれななりに結果を出せてはいたから、クライアントとは長い付き合いが出来たし、いまも続いてるかなとも思う。
というわけで、プロとして対価をいただく仕事をする以上、やはりこういう「私、失敗しないので」と言えるような仕事の質を心がけるのは、業種に関係なく必要なことだろう。もちろん、それが驕りから出てくるのではなく、その言葉を言えるくらい、徹底して自分に厳しくなる必要がある。
たまたま、今はいくつか公的な検討会などの委員を付託されているのだが、こういう委員会での発言も、プロとしての質が求められるのだろう。一度口から出た言葉は、取り消しが効かないのだから、「私、失言しませんので」っていうくらいの意識と責任感を持って、望まないとなと思うけど、僕は口が軽いんだよな....
というわけで、なんだかんだ、アマゾンプレミアムの無償のシーズン4までを、全部観てしまった。
それにしても、相変わらず内田有希さんが可愛すぎて、彼女が出てくると心拍上がって、サイナスじゃなくなりそう。
ちょっと前にあった大分の村八分に関する裁判のニュースからの派生なのか、今日北杜市に田舎暮らしをしている人が、移住先で不当に阻害されている的な記事があった。
同じ北杜市に都心より移住している者として、件の記事はかなり取材にバイアスがあるようだし、いま流行りの「エビデンスなんてねぇよ」的な部分も感じるので、その内容について云々は書かないけど、たまたま元旦に集落の拝賀式で宮司さんから聞いた話しを思い出したので書いてみる。
僕の住んでいる集落は、登録が65世帯、実際の定住が40世帯くらいで、上小倉と呼ばれる集落だ。(正式な住所は、須玉町小倉で、その一部)この集落は、全体が区と呼ばれる自治単位を形成していて、この下にエリア単位で三つの組に分かれている。この自治組織には、班長や会計などの役員のほか、民生員や、土木などいくつかの役職があり、住民から互選で選ばれる。こういうのは、最近の都会に住んでいる人には、理解しにくいものだけど、実は東京でも昔からの地域には結構同様なものがある。
都心の場合には、道路の整備や街路灯などのインフラの整備、ゴミ収集管理なんかは、基本的に行政が行うので、まぁ自治組織自体の役割というか存在意義が稀薄になっているのだろう。実際に、僕も武蔵野市と二拠点生活をしているけど、武蔵野市ではまったく地域自治を意識したことがない。
ところが、人口密度が低い田舎では、限界集落ではなくても、生活インフラの維持管理や行政からの広報などを含めて、行政が直接サービスを提供するのに十分なリソースもなくも、地域の自治組織に委託する事が多々ある。
また、水路(必ずしも農業用途ではなく防火水の要もある)や道路のように、複数の地域にまたがる共有財もあるし、財産区なんていう自治単位もある。
こういう環境では、結果的に集落の共有財も共同作業も多々ある。自治体が各住宅単位でゴミの収集もしてくれないので、集積場などは共有インフラとして維持管理しているわけだ。たまたま、自治体の所有する土地でもあれば良いが、場合によっては私有財産を拠出してもらうケースもある。そして、これは都会のマンションなどでも同じかもしれないけど、ゴミの集積場だって、誰かしらが掃除したり整理していないと、あっという間に汚くなったり、カラスなどに荒らされたりする。つまりは、なんだかんだ言っても、住民が担う作業というのが存在しているのだ。
これに対して、xx郷のような管理会社がついてる別荘地などでは、管理会社が多くのことをしてくれるので、管理費を払えば済む事が多い。
さて、僕の住む集落では、役員の互選はもちろんのこと、いろいろな事柄について、一方的に強要されることはなく、それなりに総会や話し合いが行われて、かなり民主的に決まってく。僕のような余所者の意見も、しっかりと聞いてくれる。
そんな集落でも、自治のための最低限の区費( 年額5,000)の支払いや、年に二・三回の共有作業への出労などは義務として存在する。もちろん、これを拒否することは、各世帯の自由だけど、義務というのは必ず権利とセットだ。だから、義務の履行によって得られる権利が何かを確認して、義務の受容=権利獲得を自ら判断すれば良いわけだ。
いささか、前置きが長くなったけど、冒頭の宮司の話に戻る。元旦には、公民館に区の住民が集まって、公民館横にある八幡宮で歳旦祭が行われる。もちろん、これだって参加は自由だ。なお、八幡宮と言っても、2畳くらいの広さの小さな祠があって、隣の集落にある大きな神社から分詞されているので、そちらの宮司さんが来て、祭祀を執り行う。
いつも、こういう祭祀あとに、一言宮司さんがお話しをするのだが、今日は義務と権利の話しだった。曰く、まず義務をしっかりと果たして、それから権利を主張すれば良いのに、昨今はまず権利を主張するという傾向が強いのではないかという話だった。
地域生活とかにかかわらず、仕事場や仕事関係のコミュニティでも、確かに権利主張はご立派なのに、汗かかないよねって人は、なかなか付き合いづらいものだ。
まぁ、コミュニティに属するのであれば、権利や義務とかいう前に、コミュニケーションなんだけど、どうも日本は村社会ガァ...的なことに突っかかる人も多い。こういう人は、みてると論は立つけど、結構いじけキャラで、まあコミュニケーションが苦手系なのかと思うこともある。
本当の意味で、プロフェッショナルスキルがある人は、もしコミュニティに属するなら、その中でもリーダーシップを発揮するんだろう。でも、コミュニティに参加しないか、参加しても存在を認知されない技量の人は、そのコミュニティを批判したり権利だけ主張するのかもしれない。
というわけで、僕的はDuty 1st, Rights 2ndを心がけよう。
午前中は、データ流通関係な打ち合わせが一件。大手のそれなりのポジションの人は、大局的な視点でものをみてるので安心感があると感じる。
午後は、古い付き合いの業界の再編的な話。なんだかこういう萬相談的な仕事って、一つ片付くと別なのが出て来る。誰か、僕の相談にも乗ってくれないかしらん...
夕方は、もうひとつネットワークセキュリティな仕事のキャッチアップ。昨年、クライアントの社内ネットワークについて、セキュリティ的な堅牢さを重視した再構築を依頼された。そこで、セキュリティのエクスパートをトップに要件整理をし、その元で前職の会社にSIと機器納入をしてもらった。昨年の後半には、どうにか導入・稼動となり、今後の継続的な運用での監視体制なども始まった。
今日は、この件でスタッフからのキャッチアップで、完成図書なども確認しながら説明を受けた。元同僚らが作成した納品図書の完成度も高く、とても安心できる。前職の会社の強みはここだなぁと改めて感じるものがあった。
まぁ、どんな会社でも万能ではないから苦手な領域はあるけど、それを補ってあまる強みがあるのは良いことだ。たまたま、このブロジェクトでは、当初別な大手SIを頭に考えていたのだけど、あまりに現場力のない提案ばかりで、結局のところ箱物ゴリ押し的だったので、外れてもらった。
もともと、足回りは前職の会社に入ってもらっていたのだが、彼らは現場の声を聞く力があって、クライアントの身の丈にあった適切な提案もできたということだ。
担当してくれたSEは、組織的に僕が前職にいた時の部下だったけど、実際に仕事を一緒にしたことはなくて、飲み席で一緒にいることが多い。もっとも、これは彼に限らず、元部下ほとんどそうだけど....
でも、こういう若手中堅が、良い仕事をしてくれた成果を見るのは、なんだかとても嬉しい。自分がなにかを教えたわけではないけど、そんな連中がいるということだけでも、そこに関わったことの良さは感じるものだ。
やっぱり、ネットワークは現場の力だよね。
午後からSunnyで今年の乗り初め。スタート前に、馬場でオーナーにチェックしてもらったら、フォームが崩れているとの指摘。実は、この前の競技会の前あたりから、鐙の長さに違和感があった。でも、別に鐙の位置を変えていないので、なんだかなと思っていた。でも、やはり合ってないよねということで、一穴短くしたらとても楽になった。足が短くなったのか、鐙皮が伸びたのか、いったいなんなんだろう。
ホカホカした良い天気のなかオーナーと二人で、短めのコースをのんびりと外乗で、今年の乗り初め。やっぱし、乗ってる姿は自分で見れないので、人に見てもらうのは大事だなとつくづく思う。
今年は、ちょっと真面目に前に開発したセンサーのSmartRiderの研究をしてみようかな。
朝は、Sunnyの馬場で1鞍。相変わらず、悩むことばかりだけど、相方は頑張ってくれている。
Sunnyからの帰りに昼食に使うので、もやしを買おうと思ったら、唯一町内にあったスーパーが先月倒産したので、帰路の途中には適当な店がないことに気づいた。でも、もやしくらいならあるかなと思ったら、案の定ローソンで売っていた。スーパーで買うよりはちょっと高いけど、所詮もやしなので大した価格差ではない。
でっ、ふと周りの棚をのぞいたら、カット野菜なども、まあそこそこに売っていたりする。しかも、年末からの野菜の高騰を考えると、もしかしたら一人分とかだとコンビニ野菜の方が安いというか適切かもしれない設定だ。
まぁ、この辺りは田舎だから一人暮らしの人は少ないけど、もう少し街中だったら、もしかしたらスーパーではなくて、コンビニで野菜買ったほうが便利って人は、かなり多いのではないだろうかと思った。
こうなってくると、小売業もコンビニと大型店に二極化していくのは、時代の趨勢なのかもしれないな。
朝は、Sunnyの馬場で一鞍練習。いろいろとこの冬に克服したい課題はあるのだが、欲張らずに一つずつ課題に向き合うしかない。でも、その前に、まずは思い出さないといけない事も多々あるのが辛い。
明日の朝の都合と修理に出していた腕時計のピックアップという用事も出来たので、夕方早めに新宿まで出る。えきねっとから夕方の列車を確認したら、新型スーパーあずさがちょうどあったので迷わずに選択。さすがに、三連休の最終日だからなのか、かなり混んでいるようだ。
それにしても、全席に電源コンセントが配Wi備されているのは、やはりかなり嬉しい。携帯にしてもPCにしても電源のある環境が確保できる安心感は大きいな。
あとは、Wi-Fiもと思うけど、新幹線みたいな遅いWi-Fiだったらテザリングの方が良いだろう。
今朝は、電波な研究ネタの打ち合わせ。上位層側の研究者さんが考えて実装したワイヤレスの評価をするための仕組みについて、解説を受けた。ワイヤレスネットワークを通したときの遅延やパケットロスを模倣する仕組みなのだが、電波の部分ってやはりわかりづらいのかなと感じた。
二つのコンピョータを、ネットワークで接続して通信する場合、通信路の遅延やパケット損失は、どの部分が支配的なのかというのは、多分に重要なポイントだ。例えば、遅延という意味では、電波伝搬部分の遅延なんていうのは、はっきり言って上のレイヤーからみると限りなく小さい。なんせ、300,000,000m/Secの速度なんだから、十分に早いでしょ。
それでも、ワイヤレスネットワークを介すると遅延が大きくなるといのうは、品質確保のために行われる再送だったり、レイヤー間のキューイングだったりのほうが、はるかに影響している。
逆に、電波伝搬を模倣したいとすると、処理系の最低処理時間はとても重要になってくる。仮に処理時間が1mSecもあったりすると、距離にすると30kmもあるのだから、この距離以下の分解能での模倣はできないことになるわけだ。
こういう物理量的な部分を、気にする人が最近は減ってきたのかしらん?
午前中は、新しい案件の打ち合わせを一つ行なって、午後からは成田に移動して、サンノゼに向かう。フライトも順調だし、しっかり機内で睡眠もとれて、なんだか晴れ晴れしく渡米。
ところで、十二月に色々とCT、MR、IRなどの一連の検査を受けたのだが、診断の時に担当の先生にリクエストしたら、これらの画像などのデータを提供してくれた。
まったく、僕はこの世界のことは知らないのだが、DICOM規格という標準で、これの標準は、医療情報システムなどの間でデジタル画像データや関連する診療データを通信したり、保存したりする方法を定めた国際標準規格らしく、その網羅性はかなり広いようだ。
でっ、先生が院内システムからリクエストをし、放射線科のほうでディスクを用意してくれるので受け取ってと言われ、待ち時間なしで提供された。
このディスクには、ちゃんとビューワーのソフトまで、一式入っていたのだが、あいにくとWindows用のものだった。とりあえず、WindowsのPC でみたら、重いけどちゃんとデータを見ることが出来た。
そこで、このビューワーのMac版はないかと探ったら、OsiriXというフリーのビューワーがあった。果たして、ならかの前処理がいるのかなと思ったら、なんとそのまま僕のデータが色々と見れて、互換性というか可用性の高さに感心させられた。
まぁ、はっきり言って、この画像みて自分で何かが解るわけでもなくて、ひたすら興味本位でデータって貰えるんですか的にリクエストした結果なのだけどね。しかも、どっちかというと、自分の全身の透視画像なんて、ちょっとアートぽくて良くない? 的なノリだった。
それでも、このビューワーで、クリクリして見てると、気分だけは大門未知子みたいだ。
せっかくなので、ちょっと恥ずかしいけど、自分の全身ヌード披露しておこう。
ハードウェア系な試作などを手伝ってもらったパートナーを訪問して、ランチのあとプライベートオフィスを見学。その後、勤めている会社のほうも見学。 相変わらず、面白いものに囲まれていて楽しそうだな。
一旦、アパートにもどって、いつくかの提案書を仕上げたあと、夜はベイエリアのいつものメンバーと会食。この前、ちょっと自撮りドローンの事を SNSに書いたら、知り合いが早速にそれなりの高級モデルを貸してくれた。これで、ちょっと勉強してみよう。
それにしても、昼のラーメン屋さんも、夜の日本食屋さんも、結構な人気店でいつも混んでるのに、今日は空いていた。昼間のサニーベールのダウンタウンも人が心持ち少ない気がした。
まったく、憶測なんだけど、ラスベガスのCESに言ってる人が多くて、ベイエリアの人が減ってるのじゃないかとのこと。確かに、そうかもしれない。
夕方、昨日知人が貸してくれたDIJのドローンに電源を入れて、すこし動かしてみようと挑戦。貸してくれたのは、DIJのMavic Proという製品で、サイトをみるとなんとなく僕がやりたいことは十分に出来そう。
まずは、サイトで取説を見つけて、斜め読み。iPhone用のアプリもダウンロードして、なんとか電源を入れてコントローラとの接続も出来た。とりあえず、室内でホバリングだけでも様子を見るつもりで、「飛びます、飛びます」って心の中で言いながら、TakeOff! ......と思ったら、なにやらエラーが。
スクリーンには、アパートが、サンノゼ空港の近くで、制限エリアになっているのでダメだよという、悲しいお知らせが....
室内だから、なんか解除モードがあるんじゃないかと思うんだが、なんだかちょっとビビって、今日はこんくらいにしといてやるわと捨て台詞を残して、作業終了。
しかし、カタログとかサイトみる限り、これで十分にやりたいことが出来そうなので、一台購入しようかしらん。
久しぶりにBay Area Ridge Ridersの仲間とトレイル。今日は、Santa Cruzに行く途中の、Henry Cowell Redwoods State Parkという公園で、僕は初めてのコース。
バイクやハイキング、ドッグランも混在している場所なので、そこそこに人も多いうえに、コースもかなりのアップダウンがあって狭い箇所や、階段状の段差も多い。というわけで、今日は3人・馬で、かなりのんびりとお昼を挟んで15kmほどのトレイル。
今日のパートナーは、ここのところずっと定番な、Bella号。もう、なんだかんだ10回以上は騎乗しているので、久しぶりだけどそれなりにわかる部分があって嬉しい。
いつもながらに、アメリカの公園でそびえ立つRedWoodの大きさには、目を見張るものがある。ここには、Banana Slugなるバナナみたいなナメクジもいるらしいけど、今日は鹿くらいし見なかった。
ところで、この公園の横には、Roaling Camp Railroadなんていう、観光鉄道も走っていて、公園のなかにいても汽笛が聞こえていた。そんなわけで、トレイルの後に、駐車場を移動して、この鉄道の駅でしばらく待っていたら、蒸気機関車と気動車の二つの列車が帰って来たので、ちょっと撮り鉄をしてしまった。
どうやら、しょっちゅう事故を起こしてる問題の輩も、ここの路線を走る時があるらしいのだが、今日は違ったので、安心して見てられたわ。
朝、外を見たら霧がもの凄くて、アパートの部屋から、50mくらい先の入り口のゲートさえも見通しがない状態。今日は、昼過ぎのフライトで、LAXに移動するので、遅延とか欠航にならないかとドキドキ。
とりあえず、朝食も洗濯も一通り終わったけど、特に遅延とかの案内は来なくて、OnTimeのままなので、少しだけ余裕をみて空港へ移動。空港についても、OnTimeのままだったので、一安心。しかし、朝の同じ路線の便は、三時間くらいの遅延をしていて、空港はそれなりに混雑していた。あいにくと、アメリカンのラウンジがないので、スタバでコーヒーを買って、ターミナルで仕事しながら出発待ち。これだったら、早く来なくても良かったかも。
LAXまでのフライトも順調で予定通りに到着。LAX在住の知人にピックアップしてもらい、IEEE802.11のInterimの会場であるIrvinに移動するのだが、その前にアナハイムに寄り道しようということになった。目的は、アナハイムのエンジェルススタジアムのオフィシャルファンショップで、大谷選手のTシャツを買おうという話。
というわけで、遠回りしてアナハイムまで行ったのに、残念ながらショップは開いてなかった。しかし、球場の正面には、エンジェルスのスター選手のタペストリーの間に、「大谷翔平」「OHTANI」の垂れ幕が掛けられていて、すでにトップ選手な感じだ。この球場では、2012年の7月に、ダルビッシュの17kをネット裏で見たんだけど、次の機会にはぜひ大谷選手を見たいものだ。
一旦ホテルにチェックインしたあと、ホテル近くのKITAYAMA で、すき焼き。この辺りは、昔から散々来ているのだけど、当時からのレストランが健在なのは嬉しい。
今日からIrvinで、IEEE802 Interimのレギュラーセッションがスタート。今回は、自分の発表一つと元同僚が新しいチャンレンジを一つするのが目的。とはいえ、まぁそれなりのロビーイングが、微妙に始まってる感があるのが楽しかったりする。それにしても、昔から思うんだけど"Irvin"って、発音がわからない人多いだろうな。
夜は、ホテル近くのHiroNori というラーメン屋さんへ行く。それにしても、本当にアメリカにきている時は、とにかくラーメン比率が高い。先週サンノゼで二回食べたので、この1週間の間に三回目になる。こんなの、日本にいたらまずないな。
西海岸のラーメンブームは、一部ではもう陰りが出てきているという話しを聞くけど、今日の店なども日本人のお客さんは少なくて、それなりに混んでいるのだから、まだまだ続くんじゃないだろうかとも思う。
いづれにしても、日本のラーメンは、中国の拉麺とは違うカテゴリーとして確立したことは間違いない。
参加しているIEEE802.11 Interimの火曜日朝一は、WNG(Wireless Next Generation)という常設委員会からスタート。ここは、あたらしい提案を議論する場所で、すべてはここでの議論から始まる。
ここに何かを持ち込んで、いきなり大きなコンセンサスとなることは限りなく難しい。そこで、StrawPollという非公式の投票をしながらオーディエンスの反応を受けながら、何度か繰り替えすことになる。今年は、私と元同僚が二つの異なるテーマを持ち込んでいた。わたしの方はかなりIEEE802.11に閉じない政治的な駆け引きの領域で、コンセンサスを得るのが厳しいと判断して、すこし保留している。
一方、元同僚の方の提案は、明確にIEEE802.11の領域だし、解りやすいテーマでもあり、ここ数回繰り返してきたことで、ベテラン勢のサポートと理解が進んできた感があった。そして、今日の発表の後のStrawpollでは、それなりの反応を得た。
というわけで、次のステップに向けて、いろいろとロビーイング的な動きを始めたのだが、やはりTGaiでそこそこに知古を得ていたのも功を奏して、それなりに萌芽の予感がしつつある。
今夜は、会場近くのRuth's Crisで肉会。ここは、アメリカでもメジャーなチェーン店なのだが、どうも店舗によって随分と品質にバラツキがある。今日の店は、とても良い品質で、久しぶりに気持ちよく平らげてしまった。
今日の午後は、60GHzの新しい標準化を進めているTGayで発表。これは、EU-Japan の共同プロジェクトで行なった実験成果の展開で、僕は上位レイヤーの仕事をしたから、発表する内容については、あくまで代理的な発表という位置付け。
まぁ、それでもこの場でのお作法や次への進め方が判っているので、それなりのスライドに整えてプレゼン。僕としては、自明なことなので、情報提供としての寄与で良いから、今日の発表でこの件は完結となることを半分は期待していた。
とはいえ、残りの半分は、せっかくだからオフィシャルなドキュメントに差し込んだ方が良いよねとも思っていたので、その辺りをプローブしてみた。
結果からいうと、それなりにみなさんが興味をもってくてれて、ドキュメントに差し込むことを支持する人が多かった。つまりは、つぎの会合に向けてそれなりの文章にして、動議を提案するということになって、仕事が増えたわけで、まぁ喜んでよいのか微妙だわ。
水曜日の夜は、恒例のソーシャルで、今日は会場近くにあるK1Speed というゴーカート場。食事は、ありきたりのピザとかでプアーだけど、ゴーカートはみんなが楽しんでいた。
このゴーカートは、EVで中に二つのコースがある。最初は単純に自由走行で、後半に希望者だけきちとん計測するタイム走行。僕は、自由走行だけ参加したけど、なかなかに面白かった。
明日のクロージングで、動議提案をするために、久しぶりにチェアアドバイザリコミッティに出席。そんな関係で、食事はホテルのレストランで、午後のセッションのあとにサクッと済ませた。
さて、その滞在しているホテルだけど、IEEE802のInterimは、木曜日までにいくつかのWGの会議が終わり、明日は802.11だけに縮小される。そんなわけで、会議室はすでに次のイベントの準備が始まっている。
こういう入れ替えは当然毎回のようにあって、次の会合は大抵の場合まったく分野の違う何かだったりする。でっ、今回はというと、なにやら昨日の夕方あたりから犬を伴った人が沢山ホテルにチエックインしている。しかも、みんな、躾のとてもされたお利口さんで、結構な大型犬も多い。
さて、一体なんのイベントなのよと思ったら、Clicker Expoという、Clickerという動物のトレーニングのイベントだった。これは、動物のトレーニングの時に、声ではなくてクリッカーという小さな機械が出す音を使うというメソッドで、人の感情などの影響を排除することがメリットのようだ。そして、単なる装置だけでなく、そのトレーニングメソッドも含めて、広く普及されているようだ。
動物の条件付けというわけなので、当然僕の頭に真っ先に浮かぶのは、それって馬にも使えるの?という疑問だ。なので、ちょっとGoogle先生に聞いたら、しっかり無口を好きになろうトレーニングなんてのまでありました。
参加しているIEEE802.11 Interim会合のClosing Plenaryで、元同僚と共著提案したBSC(Broadcast Service)-SG(Study Group)設置の動議が可決された。これを受けて、次回のIEEE802EC(Executive Committee)に上程され可決されれば、三月から新しいSGの活動が開始される。
このBSCは、無線LANを使って放送型の電波利用をするための規格の策定を目指す。いままでの無線LANは、子局と基地局の間が双方向通信をしており、まず接続のための相互認証をし、その後のデータ通信も、送受信を相互に行う方式だ。
電波の利点の一つは、一つの局が発信した電波を複数の局が同時に受信できる点で、この性質を利用しているのがTVやラジオなどの放送だ。無線LANの端末も、実は基地局が発するビーコンという信号は、放送型で基地局が一方的に送信し、多くの端末がこれを受信し、どんな基地局が近くにあるかを検出する。そして、検出したあとは、特定の基地局と端末の間で、相互の認証をしたり、鍵交換をして、基本的には一対一の通信を行っている。
ところが、たとえばサイネージから発信される広告や映像の配信などで、配信側が不特定多数の端末に情報を提供したいケースでは、必ずしも誰が受信しているかという端末の認証を必要としない利用形態も多い。ただし、端末からすると、未確認な基地局からの配信は受けたくないので、基地局に対しては一定の認証が必要になる。このような、片方向の認証で使うパターンがあってもいいのだが、いままでの無線LAN規格では、そのような形態はなかった。
そこで、今回の提案は、基地局側が不特定多数が受信できる形で情報を発信し、端末側は基地局の識別ができる片方向認証とすることで、電波の利用効率も大きく改善される放送型利用をサポートしようというものだ。
現在の無線LANでは、例えば駅の案内やサイネージ連動の情報などを受け取るのには、何からの接続行為をした上で、WEBブラウザを開くなどの手間が必要だったが、この方式ではラジオやテレビのように端末は、チャンネルを選ぶだけで、配信されるコンテンツが楽しめるようになる。
今回は、SGの設置が承認されたので、まずはPAR&CSDという、標準規格を作らせてくださいという提案書を作成する作業が始まることになる。そこで、僕がTGaiで行なってきたような標準化のオフィサーに、元同僚に入ってもらうことで、次の世代への継続的な取り組みを立ち上げるのが、僕の狙いだ。今回、SGの設置が承認されたので、まずはその第一歩が動き出したということになる。
無事に動議も通ったので、昼はコスタメサの老舗のKotoレストランでお寿司を食べて、LAX経由でサンノゼにもどり、夜は知人らと会食。よいIEEE802の1週間になったことを噛み締めている。
今朝は、いつもより早めにアパートを出て、Los GatosのSierra Azul Open Space Preserveへ。I-17側の道路沿いで集合し、五人・馬で、Mt.Umunhumの峰沿いにAlmaden Quick silver Counrty Park側まで、標高差1000m、20kmのトレイルコースを堪能。途中でサンドイッチランチをとりなが、ところどころ速歩、駆歩をいれて、4時間ちょっとを、いつものBella号と楽しんだ。
今日は、本当に天気に恵まれて、遠くのミッションピークの頂きも、ベイエリアも一望できて、最高の外乗コンディションだった。
今回のコースは、Point to Pointで、ゴール側にオーナーの息子さんが馬運車を回して待機してくれて、ゴールから車を駐めたスタート地点までは、馬5頭と人間6人を、1台のピックアップで戻る。さすがに、アメ車ピックアップは強いは。
この後、この前ドローンを貸してくれた知り合いが、公園でフライトの仕方を教えてくれるというので、そのま公園に移動。アパートでは、空港の制限エリアで飛ばせなかったので、初めて実物のフライトを経験。
それにしても、その簡単さと高機能には、ひたすら驚かされる。あっというまに高度100mくらいまで上昇して、水平方向も1km以上の遠くに移動する。そのうえ、お帰りボタンを押すだけで、自動で戻ってくるのだ。まるで、ゲームをやってる感覚なのがすごい。これは、やはり1台手に入れよう。
夜は、物々交換でもらった超巨大なとり貝と、冷蔵庫の余り物で、知人とアパートで一献。綺麗に冷蔵庫が片付いた。
それにしても、馬もドローンも高いとこに、ホイホイ行くんだから大したもんだ。
昨年の秋にトリノで開催されたI7でご一緒した某社の創設者で、シリコンバレー在住の若き起業家と、クバチーノのカフェで朝食。若さ以上にそのクールな経営に対する感覚には、脱帽させられる。こういう人が、普通に沢山いるから楽しいんだろうな、この街は。
朝食の後は、そのまま空港に行って、いつもの東京行きにチェックイン。ラウンジにいたら旧知のVCの知人に声をかけられる。その後、搭乗口では、もう一人随分と昔にお会いしたことのあるソフトウェア販売系企業の創業社長さんとも再会。
なんだか、今日はやたら再会の日だ。ところで、再会といえば、いつも不思議なのは、CAさんで同じ人に2回会うことはあっても、3回はまだない。「2回は偶然だけど、3回目は運命だよね」っていうセリフは、はたして一生使うチャンスが回ってこないのかしらん。
たまたま、飛行機の中で観た映画は、タイトルと違って殺人も二回までだった、どうでもいいけど。
予定通り午後四時前に成田に到着。雪の影響を心配していたのだが、ギリギリセーフだった。成田からスカイライナーで上野へ出るのも、まったく遅延はなかった。ただ、車窓 からみる景色は、まるで雪国。
上野から霞ヶ関までの地下鉄は、反対方向は激混みで途中の駅では、入場規制までしていたようだけど、途中なんどか停車したものの霞ヶ関までは車内も空いていた。
霞ヶ関の某省で、二つ打ち合わせをした後に、東京駅から中央線で帰宅したのだが、夜の時間にはすでに混雑もなくて、こちらも順調だった。
考えてみれば、あの四年前の大雪の時に、散々な目にあったので、今回は全てが良い方向になって、帳尻合わせがされたようなものだ。雪による災厄の厄除けを四年前にしたということにしよう。
国内での標準策定などをしている団体の配下に、特定の業界にフォーカスしたスマートxxxx部会みたないのが設置されて、その概要について説明を受けた。
その説明を受けて、「xxxx などは、対象とするのですかね?」と質問したら「いや、まあその辺りも含めて、まずは議論の場をつくるということでして、ここの部分はその流れをみて....」なんていう回答を頂いてしまった。
最近、他所のことは言えないけど、とにかくコンソーアムなり協議会なりが乱立しているのだが、結構こういう議論の場を的な話はよく聞く。まぁ、異業種交流会やらワイガヤなどは、それはそれで間違いなく有益だ。一方で、並行して、当たり前のように標準化なども掲げられていることも多い。
昔から、日本の会社は会議ばかりが多くてものが決まらないという指摘があるけど、まさにこの悪癖がこんなとこにも見て取れる気がする。議論の場は、まぁ自由闊達にどうぞで、お堅いことは言わずにが重要だけど、標準を作るみたいな話は、ちゃんとクライトエリアとチャータを決めないと、まったく時間の浪費になりかねない。
というわけで、僕はまぁとりあえず調査からとか、まずは議論の場を的な話しと、標準やら規格やらの話は分けて聞くことにしている。
とある案件で、知人に紹介してもらった有識者の方の意見を伺う機会ができ、メールでやりとりをさせてもらった。おかげで、とても有意義な情報を得たのだが、それは自分の考えといささか異なるものだった。
でも、自分的には事前に想定していた意見だったのだが、なんとなく認めたくないという意識があったのか、避けていた領域でもあった。でも、やはりその道のプロの考えは適切なわけで、それを聞く機会を避けてはいけないわけだ。
どうしても、人は自分の意見と違うもの対しては、無意識のうちに蓋をしてしまう否認的な行動にでる。でも、事実の探求には、それは百害あって一利なしなのだと再認識した。やはり、広く意見を聞くことが、自分がファクトを見分ける力を磨くわけだ。
今日の午後は、総務省セキュリティタスクフォース下の公衆無線LANセキュリティ分科会。今日は、いままでの議論をまとめた報告書ドラフトが事務局から提出された。この中で、総務省が2017年度に行なった調査業務から興味深いデータが引用されている。これは、自治体、空港、宿泊施設などにおける、無線LANの利用状況を整理したものである。
残念ながら、細かい説明や条件などが不明なこともあり、その数字だけが一人歩きするのはとても困るのだが、案の定暗号化せず無料Wi―Fi提供、自治体の45%なんていう記事が読売新聞にでている。
まったく、技術ネタの数字だけを取り上げると、それなりにセンセーショナルになるなと痛感するものだ。
ところで、一昨日の記事でブロックチェインの事をちょこっと書いたら、CoinChangeで大きな事件というか事故が発生したようだ。やっぱり兄さんはわからないんだね。
今日の午後は、山梨大学での特別講義。学部生、院生あわせて37名の受講者で、二時限。はっきり言って、若い人からすると僕のような年寄りが話すのは、昔話か自慢話になってしまうので、今回も気をつけて標準化やデータ流通の最新の話を盛り込んでおいた。
それにしても、少しショックだったのは、IEEEを知らないという学生さんが居たことだ。特定の標準化や学会活動ではなくて、IEEEそのものを知らないっていうのには驚かされた。
とうぜんながら、Wi-Fiの規格がIEEE802.11だなんてことは、もっと知らないらしい...
今日は、キーワードしてソーシャライズと技術のコアみたいなことを中心に話したのだが、こういう若い世代とももっとコラボレーションしないとダメだなと思った。 若い子、もっと僕と遊んでください...
明け方というか深夜に、久しぶりにテレカン。IEEE802.11で新しく設置されるSGのことで、欧州のパートナーとだったのだが、気心がしれているので、とてもやりやすい。
今日の午後は、某大手電気メーカの技術開発のトップの方と意見交換。ISOなどの国際標準化の舞台で活躍されてきた方なので、とてもロジカルに話ができて嬉しい。標準化の話もデータ市場の中立性の話も、とてもよく理解されていて頼もしい限りだ。
もともと、昨年からお話しさせていただいている管理職の方も、本質的なことが通じるなとは思っていたのだが、個別な話をしたことがなくて、今日初めて民・民な話しをさせていただいた。そしたら、案の定、おなじような方向感と時間軸の感覚があることが判ってとても安心した。
現場の人は、なかなか大局的な理解にかけて、ちいさなところに固執する傾向があるんだけど、こういう上の人がいるのは、さすがに歴史ある大手だなと思うわけだ。
夕方は、データ流通推進協議会の運用基準検討委員会だったのだが、今日は発起人からの参加ではない会員の方が、動議の時にSecondとなってくれたのが、とても嬉しい発見だ。
やはり、繰り返していけば、少しずつ議事運営も浸透していくのだなと思う。
今日の午前中は、総務省でICT分野における技術戦略の検討会。まいどのこととはいえ、結局のところ教育問題に帰結したりする。アーキテクトというかシステムレベルの思考ができる人材は、どうやって育てるかという話になったりした。
ちょうど、月曜日の大学での講義でも、似たような話しをしたのだけど、ゼロから1を作る創造の世界には、夢とともに技術のコアというか本質を掴んでることが求められる。
ここで、本質というのは、細かい最先端技術ではなくて、本当にベーシックな原理原則的なことだ。そして、複雑な事象を自明な原理・原則に落とせる力を持つ人こそ、アーキテクチャとして有能だとつくづく思っている。
というわけで、いかにそういう人材を育てるかというのがあるのだが、これってRoot,Inc.の時の経営方針そのものだ。そんなわけで、ちょっと掘ったら出てきたので、貼っておく。
Root,Inc 経営方針
問題解決型の技術提案で社会に貢献する。
技術とは、複雑なことを複雑な手法で解決することではなく、また技術そのものが目的であってはならない。 社会や自然界において、人や組織が抱えている問題を的確に捉えて、その問題を解決することが目的であり、適切な解決手法を提供することこそが技術である。
当社は、いたずらに先端的な技術のみを追求したり、顧客の目的や問題を考慮しない単純な受託開発を行うことを業務とはしない。 本当に解決するべき問題を、顧客の立場で捉え、その目的にあった解決策を技術提案することで、社会に貢献することを目的としている。
このような概念をソフトウェアの開発手法として提唱していた”オブジェクト指向”という言葉から、弊社の社名(Root = Real Object Oriented Technologies)が命名された。
独創力豊富な技術者を育て将来にわたり、有意義な人材を育む。
上記のような問題解決型の技術提案を行うには、白紙の状態からさまざまなアイデアを展開できる技術者が必要となる。しかしながら、高度経済成長やバブル経済で大量消費を軸としてきた電子機器業界においては、効率化を求めるあまり分業化が進められ、一方で、製品の高度化にともない技術内容も複雑化を増してきた。
この結果、大手企業においては、このような独創的かつ高い視野をもつ技術者を育てることが困難となり、さらには、バブル経済期の影響から若年層の製造業、工業指向が薄れてしまった。
また、企業が技術指向の学生や若年層に対しても、魅力的な将来像を示せないことから、このような独創的技術者を生む土壌が失われている。 そこで、当社ではこのような技術者を育て、それによって将来において問題解決型の技術提案によるビジネスを創出することを経営理念として掲げている。
こしてみると、この経営方針は、いまでも十分に有効だわ。