朝一に品川で打ち合わせのあと、タクシーで木場に移動してWi-FILSの総会。一旦、会社に戻って打ち合わせをしたあと、夕方から総務省での検討会に出席。
ところで、某学会の某研究会で、招待講演で話をしてほしいという依頼があって承諾したら、後になって発表参加費も払ってくださいときた。前にも、同じことがあったので順番が違うだろと文句をいったことがある。
このことを、Face Bookに書いたら、いろいろと解説をいただいて、学会内の一部のコミュニティ(ソサエティと呼ぶ)のローカルルールらしい。学会における発表は、もちろん貴重なチャンスであり名誉なこともあるので、参加費用を払ってでも発表したいことはあるし、それは魅力ある学会のあるべき姿だろう。
だとしても、招待講演なる用語を使い、依頼時になんの説明もしない、承諾したら費用がかかりますっていうのは、まぁ常識を欠いた行為だと思うのは、僕だけでは無いと思う。
今時、説明責任が問われるし、重要事項説明なんていう考え方は、ひろく普及しているのに、こういう旧態依然としたやり方が慣習として行われているのは、甚だ疑問だ。
僕が、とても気になるのは、研究会などの幹事やPCをやるのは、若手の研究者が多い。その若い人達がこういうことをしてしまうのは、それがおかしい行為だということを、だれも教えていないし、疑問を呈していないからなのだろう。
他でもよくあることだけど、ルールがあるのならルールに従うのは、それが不条理でも行為としては妥当だ。問題は、不条理だったり時代にそぐわないルールを放置し、適切な改定をしないことこそ、マネージメントの大きな怠慢ではないだろうか?
僕も、この学会の会員ではあるので、会員規則などを読んでみたのだが、当の内規らしき条項は見当たらないし、規則改定の手順も今の時点では見つかっていない。
日本の学会活動は、どこもそれなりに苦労してるらしいけど、活発な活動の持続を望むなら、ルールの明確化や時代にあった改定ができるようにすることは、急務かもしれない。
どうも、今日参加した会議の一つもそうだけど、日本では秘密会議的なのが多すぎる。自由闊達な意見交換のために非公開なんていう考えで、世の中のルール作りを議論しているのは、まったく無責任の極みだろう。
法治とか民主的とかいうなら、ルールを作り、運用し、改定していくことが重要なんだけど、阿吽の呼吸第一主義な老害は、なんとかしてほしいものだ。