朝は、まだ台風の影響なのか曇っていて、気温も比較的低かったので、Aliceと林道に。しかし、途中からやはりかなり蒸し暑くなってきて、相当にダラダラ。で、途中でやたらと腰パネをしだした。騎乗している状態で跳ねられることはまずないので、なんだろうと思ったら、どうもアブがつきまっとていたみたい。
これが、止まったり速度が落ちると、腰に止まるみたいで、後で聞いたら腰アブって言うらしい。
そんなわけで、なんか危険な気がしたので、途中で折り返して戻ってきた。
午前中は、防災系の開発研究法人と災害時のデータ連携についての打ち合わせ。能登の時にも露呈したけど、被災地にいる非居住者の情報というのは、なかなかに把握できない。これは、観光地などではかなり深刻な問題になるし、離島などは特にあたまが痛い問題だ。
この手の話では、やはりプライバシー保護と活用という二つの相反する考えのバランスが重要になるんだよね。なんて、話をして午後の打ち合わせに。
午後は、PIPC(Privacy Information Protect Commmission)を訪問。旧知の方が今年から参事官として着任されて、ちょっと意見交換をということで、初めて伺った。
まさに、午前中の話の続きとしてはピッタリ。さらには、PETS(Privacy Enhancing Technology)の話だ。僕は、PETSが何かの免罪符になってはいけないと思っているのだけど、どうもベンダー色の強い人は、その傾向がある。
破れない暗号は無いと一緒で、PETSがあるから大丈夫的な思考形態はとても怪しい。しかし、他でもそうだけど、いつも中途半端に聞き齧った輩がこういうことを言い出すんだよなぁ。
技術というのは、その活用形態や目的、運用体制などを含めた上で評価されるものだという持論を述べさせていただいた。お相手のKさんは、この道のベテランで、この辺りのことを熟知されているので、互いにそうだよねという話だったわ。
朝、市民病院でのリハビリからスタート。今朝は、やけに肩の動きが軽くて、なんかちょっと変わったかなと感じていた。どうも、それは理学療法士の先生も気づいたみたいで、途中で真野さん今日はものすごくスムーズですねと言われた。
実際には、自動での可動域はまだまだなんだけど、多動での可動域が確保できてるので、とにかく根気よくリハビリ。
ところで、昨夜はIEEE P3800の会議だったのだけど、こちらもP3800.1という次の標準化プロジェクトの設置許可をもらうためのPARという文章をNesComという委員会に提出している。
今回、NesComのメンバーから質問が入っていて、昨日の会議ではこの質問対する回答案を承認したので、すかさずに指定のツールで回答。僕も、SASBのメンバーなので、質問者の顔が判るので、ちょっとやり易い。
というわけで、肩も標準化もNextStepへの期待が強まっている。午後は、リモート会議ばかりだったので、明日から遊びに来るパン好きな友達のためにパンを焼いておいた。
午前中は、Sunnyで2鞍。まずは、丸馬場でジェイ君に騎乗して、Fさんに騎乗姿勢の点検と再確認の指導をしてもらう。Alice以外の馬にSunnyで乗るのは、超久しぶりだわ。
前に教わった基本的なことが、いつの間にかズレてきたり忘れていたりして、ちょっと騎乗姿勢を総点検ということになった。確かに、いつかくのことが腑に落ちて、なんかスッキリした。
というわけで、ちょっと休憩を挟んで、Aliceでも同じことを意識して騎乗。鎧の長さもちょっと修正したら、納得のいく感じになった。なんか、悪習をリセットできたかもしれない。
韮崎で買い物をして、夜はパンに合わせてアヒージョとフォンデュで、遊びに来た知人らと一献。
昨夜から泊まりに来ている知人らと、ゆったりとした朝食の後、近所を一回り。まずは、武の井酒造さんの新しいテースティングルーム。前は、倉庫の片隅で販売していたのに、すっかり綺麗な売店と、カフェが出来ていた。これが出来たのは知ってたけど、来たのは初めて。運転手では無いので、利酒セットを楽しんだ。
その後、SunnyでAlice を紹介してから、明野のターシャで遅めのランチ。流石に、夏来るには暑いんだけど、かなりのお久しぶりなので、ハンバーグを満喫。
コーヒーが飲みたいというので、スコヤコーヒーで本格的なコーヒーを飲んで、〆はたかねの湯。
我が家から、くるっと周辺を回ってもらった感じだわ。
午後は、某自治体からデータ連携基盤についての意見交換。しかし、データの活用について、やはりロジカルStepを踏まない人多いなぁ...
二つの打ち合わせは、7月に訪問した台湾の団体の責任者とのWeb会議。10月のイベントに来日されるのだけど、そこに向けたMoUなどの打合せ。
それにしても、DSAには、どんどん諸外国の団体ら提携の話が来ている。同時進行している案件が、今も四つある。
ある意味、これは国際標準化などの活動の成果なわけで、諸外国から日本とのデータ連携となると、DSAとというプレゼンスが出来つつあるということかもしれない。
日本の関係者の縦割り、ナワバリ意識と、くだらない技術知ったかぶりが邪魔するので、なかなか一枚岩にならないので、なんかちょっと悔しい気もする。
今週は、 ハワイ島でIEEE802 Wireless Interimが開催されている。僕は、もう特定のTGなどに参加していないので、原則としてInterimには参加せずPlenaryだけにしているので、今回は日本にいる。
そんな中、2025年1月には、神戸で14年振りにIEEE802 Wireless Interimが開催されることになり、その準備を色々としている。そんなことから、802 Exective CommitteeのWireless Chair SCにて議論してもらう資料を提出しておいた。
このSCは、超ベテランだらけなので、僕の資料にある動議をしっかりと承認してくれて、その後のアクションもすぐにしてくれた。
というわけで、2025年1月12日から17日まで、神戸ポートアイランドにある国際会議場で、開催される802 Wireless Interimの前日の11日に同じ場所で、日本の人に向けたワークショップを開催されることが承認された。
すでに、各WGのオフィサーが講演をしてくれる意向を示してくれたので、正式な申し込みページができたら開示したいと思う。
今日は、リハビリタブルヘッダーのあと、夜は新橋で旧友とお鮨。2軒目のバーも含めて満喫したわ。
今日は、朝から終日DSAのお仕事。午前中は、DSAの事務所でのWeb会議と来客。昼から某府でデータ連携の打ち合わせ。
その後、五反田で台湾のIIIとの打合せ、民間のODAと半民間IIIと3者で日台でのデータ連携を推進しようという話だった。
彼らとは、すでに数回打ち合わせしてきたけど、ちょっと具体的なアイデアが出てきたので、加速する気がする。
今日は、DSAの事務所と僕に、素敵なお土産を頂いた。去年は、ドイツの連中にも頂いたけど、最近は僕の嗜好に関するデータが流通しているのかもしれない。
朝は、DATA-EXを活用した某業界のデータ連携基盤構築の打合せからスタート。結構、面白い案件なんだけど、大掛かりなので、ちょっと事務周りも大変かもしれない。
DATA-EXの技術を使って、様々な業界がデータスペースを構築する計画が進んでいる。これって、欧州で言うとこのバイロットプロジェクトより、もうちょっ社会実装に近いかもしれない。
ところで、この"社会実装"という言葉は、どうも英語にするのが難しい。今、IEEE SASBに出している文章でもね、この言葉を入れたら話がグタグタになってきたので、色々と軌道修正中だったりする。
TRL6以上みたいな言い方の方が明確かもしれないけど、それも必ずしも共通の物差しではないのがややこしい。
午前中は、お仕事をお休みいただいて、Sunnyへ。連日の暑さで、あまり無理はさせたくないけど、林道での練習が全く足りていないので、今日は林道へ。しかし、まぁ見事に嫌がる嫌がる。それでも、常歩で足が出るなら良しとして、とにかく一回り。どうせ、折り返したら走るんだよねと思ったら案の定元気。と言うわけで、ちょっとだけ別な方向に行かせてから戻る。
うーん、もう少し涼しくなったら、改善するのかな...どうも暑さだけではない気もするんだよなぁ。
午前中は、Sunnyの馬場でAliceと一鞍。林道とちがって馬場だととても良いこなんだよね最近は。とうわけで、気持ちよく駆歩まで入れて20分くらい騎乗。
騎乗のあと洗馬してあげて、爪が乾くまで繋ぎ場に。ちょっと暑いので、クールネックリングをつけてあげたけど、うーん今ひとつ何ともな感じだわ。
昼過ぎから、大学時代の研究室と部活のOBが来宅して、久しぶりにBBQしながらのOB会。まぁ、話は尽きない。
昨夜から拙宅に泊まりがけで来ている、大学時代のOB達と朝食の後、まずは明野に。いつもお世話になっている農家の直売所で、新米のミルキークィーンが売ってるという話しをしたら、ぜひ買いたいということでお連れした。
しかし、4世帯でそれぞれ10kgとか15kgとか買ってたので、なんだか世の中のお米不足を実感するなぁ。ここは、価格もスーパーなどより安くて良心的なんだよね。
まぁ、明野まで出たから、皆さんにAlice嬢を紹介。さらに、無線部OBの皆さんは、やはりスターリンクに興味津々だったりもするので、その場で速度測定などしてパフォーマンスをご披露。
一旦帰宅して、荷物を積んでから、ソフトクリーム好きな先輩のリクエストで、小淵沢の9ソフトに。なんか、最近流行ってるのか駐車場が拡張されていてびっくり。トンカミルクのソフトは、独特の食感なのと、最近はピンクソルトをかけて食べるのがお勧めのようで、これもなかなかにいける。
小淵沢から高速に乗って、松本にある大学の恩師のお墓参りに。久しぶりに訪問したら、お墓の場所がわからないなと言ってたけど、覚えてる人がいて無事にお線香をあげてご挨拶。 去年、今年と先輩で他界された方もいて、きっと空の上で飲んでるんだろうなと思いながらお参り。
この後、松本の中町にある竹風堂でおこわで昼食をして解散。帰路も岡谷ジャンクションのところが、工事渋滞していたので、一旦下道に回避して諏訪から再び高速に乗って帰宅。
せっかく、松本に出たので、色々とアンティークとか見たかったけど、ちょっと時間に余裕がなかったので、今日はパス。しかし、松本の街は、やはり風情があるなぁ。
朝、Sunnyに行って、林道に行くべきか、馬場で練習か悩んでいたので、Fさんに相談。というのも、どう考えても体力があるのに、最近は折り返しまでの往路がかなりグダグダ。さすがの暑さのせいなのか、でも復路は微塵も気怠さを感じない。コミュニケーションの問題なら、徹底して馬場でとも考えたのだけど、答えが出なくてFさんに相談。
要するに、グタグタしてれば、常歩でも怒られないということが染み付いてるのではという話。なので、妥協せずにちゃんと条件付けが出来てないんじゃないかという話。
そんなわけで、今日はかなり意識して、いつもより厳しい要求をすることにしたら、エンジンが掛かるポイントがいつもより早くなった。でっ、まぁエンジンが掛かったので、途中で繰り返しループと最後に折り返しなどを入れての7km。
確かに、ちょっと最近遠慮しすぎていたのかな。ちょっと、仕事の関係で、練習時間がこの先取れないので、練習計画を色々と考えないとなぁ....
朝一は、市民病院でのリハビリからスタート。しかし、なんかここ数日調子が悪いと思っていたら、理学療法士の先生にも同じ指摘をされた。うーん、原因がなんなんだろう。
リハビリの後、東京に移動て、新宿駅のブースからリモート会議に一つ参加。その後、五反田に移動して某社の応接室からリモート会議。
例年発表しているDATA-EX賞についての説明だったのだけど、とても良いDXの事例があって、それを進めてきた方との面談。流石に、制度課題、社会課題を掴んでる人で、なんか話がとても早いし、共通の価値観がある。
最近は、行政官と言っても、出向組とかも多くて、本来の行政としての視点や視座に欠けるのでは思う人が多いのだけど、やはり優秀かな行政官は話が早いなぁ。
夕方からは、前職の開発の人達に標準化のレクチャー。資料をあえて英語にしたんだけど、今ひとつ伝わってないかな...
午前中から昼にかけて、WEB会議を三つ。その後、理学療法士の先生のリバビリを挟んで、もう一つWeb会議。そして、夕方のあずさ号で甲府に戻る。
甲府の駅前のヨドバシの建物にある石井スポーツで、登山用のリュックとシュラフなどを調達。シュラフは、子供の頃にボーイスカウトで使っていたものがどっかにあるかもしれないけど、とりあえず新調。しかし、山グッズって、お高いなぁ。
ところで、一昔前にお尻齧り虫というのがあったけど、最近とても気になるのは聞き齧り虫だ。打ち合わせなど聞いた言葉を、その意味、文脈などから自分で考えて、さらには調べて咀嚼してから使うなら良いけど、何も考えずに提案書や報告書に書いてくる。
この類の人は、ちょっと突っ込まれると破綻するのだけど、官僚にも企業にもこの類が多い。面白いのは、聞き齧り虫は、固有名詞さえちゃんと把握していないので、造語、新語が頻出する。
さてさて、この聞き齧り虫対策は、何か有効なメソッドってないんだろうか?
昼までに一つWeb会議をした後、午後から東京に移動。まずは事務所に立ち寄って、事務仕事。その後、某府で打ち合わせを小一時間。そこから、羽田に移動。
ちょっと早めだけど、ラウンジでシャワー浴びで、軽く食事をとっていたら、出発時間遅延の案内が。機材変更のため22:50が00:30にということで、いきなり1時間40分の遅延。なかなか、アナウンスがないけど、そろそろかと思ってゲートに行ったら、更なる遅延で01:20発とのこと。なんと、2時間25分の遅延。
幸いに、乗り継ぎはないからいいけど、サンフランシスコで知人と会食の予定があったので、メールしたら予約時間をずらしてくれた。それでも、閉店までに間に合うかのかな...
流石に、眠いので機乗したら、速攻で着替えて、食事もパスしてひたすら就寝モード。到着2時間ちょっと前に目覚めて、お茶漬けとフルーツですっきり。その後、機内Wi-Fiでスマホ開いたら、大谷選手のビッグニュースが飛び込んできて、すっかり目が覚めてわ。
SFOは、MPC(Mobile Passport Control)で、全く待ちなしで入管を通過。チェックインバッケージもないので、ほとんど歩いてる時間だけで無事に入国。 ターミナルで、知人がピックアップしてくれて、そこから霧雨の中をPCH近くのThanh Longに。久しぶりの味は、相変わらず美味しい。20:00の入りだったけど、結構混んでいて、相変わらずの人気だわ。
その後、サンノゼのホテルまで送ってもらって、就寝。
朝、ホテルからUberで、某社のサンノゼオフィスを訪問。C.O.O. と8月のミーティングの後の状況報告と意見交換。まだまだ、暗中模索ではあるけど、変革の時だし、変えるべきことは、概ね意見が一致する。
昼前に、知人がピックアップしてくれてSFOに。今朝は朝食抜きだったので、空港でラーメン。しかし、物凄い濃い色だわ。それにしても、つくづくSushi とかUdon, Ramenは、国際食になったなぁと感じる。
移動の関係からヒューストンで週末を過ごすことにしたので、午後の便でヒューストンに。なんだかまだ時差調整ができてないので、ひたすら空の上では寝てる感じだ。
ヒューストンの空港から車で近くのホテル。タイミングが合わずに、食事を取り損なったので、ホテルの売店で売っていた冷凍食品をレンチン。いやー、このパッケージの写真は、流石に盛りすぎだろ。
週末のお休みは、ヒューストンのCypress Trail Ranchで丸一日の外乗。ここのオーナーのDarolynとは、2016年に初めてここに来てからエンデュランスの指導をしてもらっている。2019年の暮れには、ここから3頭の馬達をSunnyが買ったりと、色々とお世話になっている。
朝は、まず他のゲスト二人とDarolynとの四人・馬で牧場の西側のコースを1時間位のライド。その後、Darolynと二人で東側の川沿いのコースへ。なんだかんだ、9時半に乗り出して、2時半くらいまで5時間のライドをして、Pundt Parkでフィレオフィッシュの昼食。バッテリーがなくなったので、記録が途中で切れているけど、多分20kmちょっとくらいのライド。
昼食休憩の後、クリーク沿いのトレイルで、15kmちょっとを2時間半弱のライドでRanchに戻る。いつもより、速度は遅いけど、なんだかんだ7時間くらいで40km弱のライド。
相方のSeymoraは、2年前に騎乗したけど、本当に疲れを見せないし、全く落ち着いている。牝馬の芦毛で誰かさんと一緒なのに、なんでこんなに違うんだ? 年齢を重ねたらこうなるんだろうか?
ホテルに戻って、水シャワーで体を冷やして熱気をとってから、食事にと思ったけど、とりあえず疲れたのでパスして寝てしまった。
昨夜、早く寝たので明るくなる前から、何度も目が覚めてしまった。それでも、まどろみながらいたら、しっかり最後は二度寝状態。それにしても、昨日は、9時から夕方6時まで、昼休みの1時間以外は、鞍上にいたのに、思ったより疲労感がない。それなりの暑さで、かなりの発汗もあったけど、指や足が攣ることもなく、微かに太ももに軽い筋肉痛を感じるくらいだ。
初めて、このヒューストンでエンデュランスクリニックを受けた時は、脱水症状で途中で棄権したこともあったのに。馬がいいのか、多少は自分のライディングが良くなったのか、40kmといっても、かなり常歩が多かったからなのかは、わからないけど、まぁ気持ち良い状態なのが嬉しい。
とりあえず、朝食はホテルのパンケーキメーカーで、テキサス州をいただいて、チェックアウトまでは少し事務仕事。
昼にチェックアウトして、空港のラウンジで昼食をとって、15:35のフランクフルト行きに乗る。フランクフルトの乗り換え時間が65分しかないのが、とても怖いので、チェックインバッケージは当然無し。今回は、初日の羽田発が大幅遅延死したので、全体として嫌な雰囲気だったら、案の定今日の便も出発が15分くらい遅れた。まぁ、空の上で頑張ってくれと祈りながら搭乗。
ちょっと外から見てて、あれ?と思っていたんだけど、機材は747-8だった。うーん、747に乗るのって本当に久しぶりだわ。
残念なが747さんはあまり頑張ってくれなくて、出発の遅れそのままにフランクフルトにも15分くらいの遅延で到着。65分しか乗り継ぎ時間がないので、実際にアテネ行きの出発時間まで50分。搭乗券に記載された搭乗時間までは、20分しかない。
例によって、フランクフルトの空港は、EUへの入管のあと、乗り継ぎでも手荷物検査がある。幸いに、入管も手荷物検査も、そこそこにスムーズに行ったけど、とにかくターミナル間の移動とゲートまでが遠い。そんなわけで、一生懸命にキャリーバック引きながら走って行って、なんとか搭乗開始時間から10分後くらいにゲートに到着。
しかし、この便は沖留めで、ゲートからバス。ところが、どうも他にも大西洋線からの乗り継ぎ客が何人も同様で、バスに乗ったら後からどんどん人が増えてきた。結局は、フライト自体も、24分遅延に変わったみたいだった。
アテネまでは、3時間のフライトで遅延もなく無事に到着。Uberでホテルまで移動したのだけど、運転手のおじさんが小型のポケトークみたいなのを持っていて、ところどころ周りの建物とかを紹介してくれる。しかし、この類の機械の日本語の発音は、なんか女性的な声と話し方で、VIVANTのドラムを思い出すわ。
ホテルについて、シャワーを浴びて、1時間後からはSASBのアウトリーチミーティングが始まった。この後、提出中の新しいプロジェクトの開始申請であるPAR文章について、NesCom議長のLさんとすり合わせ。彼女とは長く一緒に仕事をしているので、思いは通じるんだけど、やはり拘りはあるので、互いに歩み寄ってギリギリで文章の修正案を合意。
軽いソーシャルもあったけど、途中で退出して、修正案をSAスタッフにメールして、無事に対応完了。さぁ、明日から三日間会議詰だわ。
アテネに来るのは、10年振りで、今回の会場ホテルの前は、パルテノス公園で、馬に騎乗しているコンスタンティヌス1世の銅像が目の間に合ったので、ここでも隙間に散歩するかな。
朝の会議の後、ホテル前のパルテノスを散策。午後の会議の後、夕方の会議までに時間があったので、ホテルからすぐの国立考古学博物館を見学。140B.C.のブロンズの馬とか、ハミとかから石器や陶器まで、兎にも角にも馬なものが多い。
人類は、いかに古の時代から馬と一緒に生きてきたかというのを痛感するわ。
夜のセッションでは、ギリシャのデジタル庁の方がデジタル庁のミッションなどについて説明してくれた。いやー、内容が全くもってどこぞの国のデジタル庁と一緒。まぁ、あるあるなんだけど、ありきたりの一般的な錦の御旗なんだよね....
明日は、明け方から日本との会議なので、早めにホテルのルーフトップにあるレストランで、肉を食べて、綺麗なプールサイドからの夜景を遠くに見て、寝酒を一杯。プールのなかでは、ロボットが一生懸命にプール掃除してた。
今日は、いよいよ僕が議長を務めているIEEE P3800 WGからの二つの議案が、NesComとRevComという二つの会議で審議される。今日は、NesComといって、新しい標準化作業を承認する会議が午前中に開催された。この会議、僕らはP3800.1 という新しい標準策定の承認を求めるPAR( Project Authorization Request)という文章を提出し、審議を求めている。
事前に設定された期日までに、NesComのグループウェア上に提出し、NesComの議長や他の委員から、いくつかのコメントをもらっていた。なので、それに対する回答のやり取りを直前までしていた。たとえば、”implementation specification"というのは、実装方法を規定することで、それは標準化の領域ではなくて、特定の技術によって競争領域を限定することになるので、望ましくないという意見などがあった。また、Reference Design という言葉も、半導体ベンダーなどが提供するReference Boardと混同されるからいかがなものかというのもあった。
午後のRevComは、出来上がった標準仕様を最終的に承認するべきかを審査する委員会で、P3800 Data Trading Systemの仕様書が承認された。これも事前にグループウェア上での投票があったので、他の同様の仕様承認とまとめての採決になった。厳密には、僕はP3800の提案者なので、自分のものについては棄権を投じることが普通なのだけど、複数をまとめて採決するので、今回は賛成を投じた。
それにしても、相変わらず議事運営の厳密さに対する拘りは強くて、久しぶりに再審議の動議とかもリアルに経験したわ。この場に、やはりもっと日本からも参加者が増えてくれると良いんだけどなあ。
夜は、ホテルの周辺を散策したけど、これといって食べたいものがなかったので、再びルーフトップのレストランに。Udon Nodle なるものがあったので、オーダーしたら、なんか見事な焼きうどんだったわ。
昨日までの各種の委員会の結果を受けて、今日は朝からSASB(Stndard Association Standard Board)の会議。NesCom,RevComなどの各委員会は、最終の意思決定機関ではなくて、あくまでこのSASBに対して意見具申をする委員会だ。なので、これらの委員会での動議は、Motion to recommend to approve xxxxなどになる。
その上で、SASBが最終の意思決定の決議をするのだけど、ごく稀に委員会での決議が割れたりすることがあると、SASBでもかなり議論をすることになる。今回は、そういうControversialな案件はなくて、比較的すんなりと諸々が決議された。
また、アドホックに設置された諮問委員会からの報告などもあり、そちらではやはり実態としてのガバナンスについての調査結果なども報告されたけど、みんな全体としてのガバナンスや標準化について、本当に高い視点で取り組んでるなと感心する。
夕飯までに時間ができたので、歩いて中央市場やアクロポリスの麓の街中まで歩いて行ってみた。それにしても、アテネって10年前と全く景色は変わらないのが凄いな。街中の骨董屋というか屑屋は相変わらず、訳のわからないものだらけだし。前回と比べて新たに気がついたのは、アテネでは車もバイクも、停止線の手前では決して停まらないことくらいだ。
帰りは、地下鉄でホテルに戻って、夜はベテラン勢と一緒に郊外にあるギリシャ料理のレストランに。行きのUberの中で、長年802を率いてきたPさんと一緒だったのだけど、彼は80年代にイーサネット系の製品開発からこの世界を率いて、802という最大の標準化の成功事例を作ってきた。話をすると、彼も無線少年だったようで、僕とバックグラウンドがものすごく共通する部分がある。
今週は、毎日明け方に日本との会議が入ってるので、今夜も早めに就寝。
午前中は、日本とのWeb会議を二つして、昼前にホテルをチェックアウト。夕方のフライトまで時間があるので、荷物を預けて、地下鉄でピレウスまで行ってみる。
不思議なもので、ターミナルな駅とか港というのは、旅情感がそそられるよね。港の近くをちょっとだけ散策して、小径にあったレストランで、タコとアンチョビと白ワインの昼食。こういうのが食べられるのが、地中海側のいいとこだよなぁ。一人にしては多すぎるかと思ったけど、思ったよりとすすんでしまった。
地下鉄で、街中に戻って、中央市場で、イチジクと杏のドライを購入。そういえば、10年前は生のピスタチオを買ったな。アンチョビもオリーブも買いたいのだけど、今回は乗り継ぎが厳しいので、荷物をハンドキャリーにしてるからパス。
ホテルに戻って、荷物をピックアップして、Uberで空港に。元々、フランクフルトでの乗り継ぎ時間が厳しいので、昨日早い便に変えれないか交渉したんだけど、チケットと空きの関係からできなかった。ということで、最悪間に合わないかなと思っていたら、案の定1時間半近くの出発遅れのメールが来た。
チェックインカウンターで、次の乗り継ぎ便も遅れてるから、フランクフルトで頑張ってみて、ダメだっらサービスカウンターねと言われて搭乗。綺麗な夕日を見ながら、どうせ乗り継げないなら、香港経由で一泊の予定だけど、明日の東京行きの直行便に変更できないかと思っていた。
でっ、FRAに到着したのが乗り継ぎ便の出発時間だったけど、頑張ってゲートまで行ったら、やはり間に合わなかった。でっ、しばらくしたらANAから明日のFRAーHNDにし変更たよメールが来てた。今夜のフランクフルト泊のホテルは、ルフトハンザが用意してくれて、カウンタで結構並んだけどホテルと空港往復のタクシーのバウチャをもらって、無事にホテルに。
香港でも知人と打ち合わせする予定だったけど、スケジュールが合わなくてキャンセルしてたし、ホテルは無料キャンセルできたし、諦めていた買い物も明日フランクフルト空港でできるし、羽田に予定より早く着くしで、なんか怪我の功名だわ。
ルフトハンザが用意してくれたホテルで朝食をとって、もらったタクシーバウチャーで空港まで移動。無事にFRA-HND便にチェックイン。元々の旅程では、フランクフルトでの買い物の時間も無かったのだけど、今日は余裕があるので少し空港内をぶらぶら。昔あった、キャビアバーがないのが残念なのだけど、お約束の缶詰はゲット出来た。チーズとかはまだ在庫があるので、結局はあまり買うものはなかったわ。
免税店では、日本のウィスキーコーナーがあって、白州、山崎、響をはじめ、実に豊富な品揃え。それにしても、どれもとても良いお値段で、アイラとかのシングルモルトの何倍どころか十倍くらいのお値段のものまである。しかも、洋モノは免税店仕様の1リットルとかの大きなボトルが多いけど、日本製は普通のサイズ。まぁ、僕は、あの大きなボトルは品がなくて嫌いだけどね。そんなわけで、お酒は見ているだけで買う気が起きなかった。
飛行機の中で、自民党総裁戦の報道をインターネットやビデオで見てたら、ある意味で民主的なガバナンスが効いているなとつくづく思ったので、ちょっと雑感を書いてみる。。 議事運営規則とかを大事にする意味は、合意形成の過程の適切さが、その後の合意事項の執行に対する尊重に大きく影響するからだ。つまり、遺恨を残すことは、なるべく避けなくてはならないわけだ。
良く”少数意見の尊重”という言葉が使われるけど、これは決して多数決による採決方法と相反するものではない。Robert’s Rule of Orderなどの議事規則では、採決については通常決議と特別決議という異なる可決に必要な要件を定めている。特別決議においては2/3とか3/4などが可決要件だとすると、これはかなりハードルが高い。さらには、投票有効率や棄権票の比率などにも一定の要件を定めることで、良く言われる数の暴力はそうそう簡単には振るえない。
これは、採決による結果に影響にする部分ではあるけど、それ以上に”少数意見の尊重”を具現化するのは、採決においては、反対、賛成の両方の立場からの意見陳述機会が公平に与えられることだと感じている。議事運営において少数派が反対意見を述べる機会を正しく与えることや、動議において発議者と発議賛同者が求められることなどは、まさに”少数意見の尊重”を具現することだ。
今回の総裁選では、過半数を得た者がいなかったことから、決選投票になり、どちらの候補にも届かなかった他の候補の支援者の票が結果を左右した。単純なMajority ruleではなくて、Plurality rulesが使われてるわけで、結果を見るとある意味ではマイノリティがキャスティングボードを握っていたことになる。では、最初の投票で過半数をとったら、それで決まるMajority ruleはどうなの?と思うけど、そこはすいません、選挙ルールを確認出来ていません。
というわけで、標準化活動で、日々議事運営規則と対峙していると、ついついこういう視点で、この類のニュースを分析してしまうのは、ある種の職業病だろうか。
予定より30分くらいの遅れで、朝の羽田に帰国。しかし、ゲートが一番遠いとこだったので、通関まで行くのに時間が結構かかった。ちょうど良い時間に山梨に戻るあずさ号は満席のため30分後のかいじ号で戻る。
途中で、お世話になっているりんご農家さんの紅玉が収穫時期になったといことで、5kgほど購入して、馬仲間のCさんと落ち合って、はんぶんこ。新米の農林48号もコシヒカリも出ていたので、農林48号も5kgほど購入。
この後、Sunnyで、Aliceと林道に行く。Fさんがちょっと外での調教をしてくれたので、少しだけ良い感じ。でも、本質的にはまだまだだけど、とりあえず7kmほど騎乗して、今日はりんごのおやつ。
帰宅して、久しぶりに高根の湯に浸かって、旅の疲れをとる。同じ集落の人に、ちょうど行きあったら、今年のお米は豊作で、収量が例年より多かったそうだ。
当初の予定は、夜の8時に羽田着だったのだけど、アテネ発の遅延の関係で、旅程を変更し、今朝の8時過ぎに帰国できた。おかげで、今週は諦めていた騎乗もできたので、気持ちよく就寝。