午前中は、防災系の開発研究法人と災害時のデータ連携についての打ち合わせ。能登の時にも露呈したけど、被災地にいる非居住者の情報というのは、なかなかに把握できない。これは、観光地などではかなり深刻な問題になるし、離島などは特にあたまが痛い問題だ。
この手の話では、やはりプライバシー保護と活用という二つの相反する考えのバランスが重要になるんだよね。なんて、話をして午後の打ち合わせに。
午後は、PIPC(Privacy Information Protect Commmission)を訪問。旧知の方が今年から参事官として着任されて、ちょっと意見交換をということで、初めて伺った。
まさに、午前中の話の続きとしてはピッタリ。さらには、PETS(Privacy Enhancing Technology)の話だ。僕は、PETSが何かの免罪符になってはいけないと思っているのだけど、どうもベンダー色の強い人は、その傾向がある。
破れない暗号は無いと一緒で、PETSがあるから大丈夫的な思考形態はとても怪しい。しかし、他でもそうだけど、いつも中途半端に聞き齧った輩がこういうことを言い出すんだよなぁ。
技術というのは、その活用形態や目的、運用体制などを含めた上で評価されるものだという持論を述べさせていただいた。お相手のKさんは、この道のベテランで、この辺りのことを熟知されているので、互いにそうだよねという話だったわ。