参加しているWi-Fi Alliance Member’s Meetingの最終日。従来は、Wi-Fi Alliance は、主戦場ではなかったので、多くのプレイクアウトセッションに出ることはしなかったけど、今回はそこそこに多くのセッションに参加している。最も、今回は参加者が通常よりかなり少ないので、今一つかな。
それにしても、ここでのリーダーシップのメンバーも、基本的に802.11のコアメンバーだ。実際、AIに関して三つのグループに分かれて行ったセッションでも、そのファシリテーターの半分は、802.11のリーダーシップな人達だったりする。
そんな中、今日の昼は、前802.11 WGチェアでもあるD女史と一緒のテーブルで、他の日本からの参加者も一緒だった。このうち、一人の人は、某社の欧州の研究所からの参加で、幼少期に米国で育ったとのことで、英語が堪能な人だった。
でっ、食事の後D女史と歩いていたら、彼は英語スキルも良いし、もっと802.11にも参加してくれるように出来ない?と言われた。僕もなんとか日本の標準化活動の向上のために、若手をもっと引きずり込みたいと常々彼女と話をしているけど、こういうストレートなことを聞いたのは始めてだわ。
2月の日本での会合の後の学会でも、彼女はキャリアステップの視点から標準化活動について語っていたけど、まさにエンジニアの一つのキャリアなんだよね。世の中でリスキリングとか言ってるけど、もっと標準化活動をこういう視点で捉えてくれる人が増えるといいなぁと感じた。年に数回の国際会議に毎回参加してても、全く発言も質問もしないという日本からの参加者もいる中で、今日の話はちょっと嬉しかったわ。
帰国便が夜なので、会議の後しばし市内を散策。今日は、月曜日に行かなかったサンテルモ市場方面に行ってみた。市場といっても、半分以上がバルになっていて、時間があればここで食事したかったわ。市場の周りの道には、お土産屋さん以上にアンティークショップがあって、ロンドンと似たような店がおおい。でも、そそるものはなかったな。
ホテルから空港までは、かなりの渋滞で1時間以上かかった。時間的には十分に余裕を見ていたけど、お土産見たりしてたら、ラウンジに行くのも半端な時間だったので、パスしてそのまま搭乗口に。さて、ここから乗り継ぎ入れて30時間の帰路だけど、まずはJFKまで。