午前中は、データ流通関係の知人と打ち合わせ。ずっと、同じ方向を向いてしごとをしてきて、思ってることは一緒なんだよね。でっ、しがらみがなくなったら、もう少し色々と一緒に仕掛けるかと思ったら、意見が一致した。
午後は、社内打ち合わせの後、SiPのサイトビジットで某研究機構へ。うーん、ちょっと分からなくはないけど、無理筋感が強い発表だったわ。途中で、AIに聞いてみたら、はるかに綺麗なストーリーが出てきたし。
夕方に勝鬨に移動して、建設コンサルな会社にDSAの取り組みを説明。なんか、都市OSの残像がまだあるんだね。
夜は、人形町でこの季節ののお約束。うーん、いい香りだったわ。
今日は、某研究案件の終了評価で、朝から夕方まで霞ヶ関。しかし、各省庁のPDの説明というのは、本当に人によって差があるなぁ....確かに、国が税金を突っ込んでやるべき科学技術なのかなと思ってしまうものもあるし。
夕方終了後に所用で大塚の実家に書類を取りに行く。まずは、駅で降りて天祖神社にお参りして、スタッフの健康を祈願。実家に行った後、ふと思って近くの老舗のお鮨屋さんで一杯。子供の頃から変わらない小さな店で、相変わらず冷蔵ネタケースとかがない。
この後、大塚駅前商店街の中にある小料理屋にはしご。ここは、三業地(花街)のなかで、実家の料亭の前にあった仕出し屋さんの三男ご夫婦が経営していて、日本酒がかなりこだわりがある。
でっ、ちょっと花柳界の昔の思い出とか僕が生まれる前の時代の話とか聞いてたら、昭和31年の料亭、置屋、芸妓、仕出し屋などが一枚の紙に印刷されている組合の名簿があって見せてもらったりした。
それにしても、僕はギリギリあの賑やかだった頃の名残がある三業地を知っているけど、どんどん資料とかもなくなっていくかと思うと、ちょつと歴史探訪してみたくなるなぁ。
あの頃の芸妓さんの写真とか組踊とか獅子舞の写真とかみたいなぁと思ったわ。
夏の日差しが、ブラインドの隙間から真っ直ぐ差し込んできて、僕はその光に肩を叩かれるようにして目を覚ました。まるで、「そろそろ起きたらどうだい」とでも言うように。外はまだ静かで、蝉の声が遠くから薄く届いていた。
とりあえず、まずは風呂に入ることにした。昨夜、少しばかり飲みすぎてしまった感覚が、まだ体の奥の方に残っていた。湯にゆっくりと身を沈めると、アルコールの名残がふわりと肌から抜けていくような気がした。僕は湯気の向こうでぼんやりと天井を見上げながら、「これが僕なりのリセットなんだ」と小さく思った。
それから、バスに揺られて駅まで行く。バスの座席はいつも微妙に湿っていて、それが僕にとって一日のはじまりに必要な「違和感」のような気もする。中央線快速は時間通りにやってきて、僕は東京駅まで運ばれていく。最近はグリーン車に乗ることにしていて、仕事ができるという点では確かに便利だ。でも、果たしてそれが嬉しいことなのか、少しも心を休める余白がないということなのか──そんな問いが、無言のまま僕の背中をトントンと叩いてくる。
それにしても、もう梅雨明けでいいんじゃないかと思うほど、日差しが鋭く僕の首筋を刺してくる。でもそれは、火の熱さのように苛烈ではなく、むしろ、何かの予兆のような痛みを伴わない熱さだった。
昼間はひたすら案件の説明と質疑応答の繰り返し。ネットワークの向こう側には人がいて、その声はときどき震えたり、消えかかったりして、まるで洞窟の奥で誰かが助けを求めているような、そんな奇妙な残響を伴っていた。僕はその音を聞きながら、なんとなく現実の質感がぼやけていくのを感じていた。
夕方、霞ヶ関を出て、青山へ向かう。銀行で一件処理を済ませる。Fさん──事務の女性が、体調不良で二週間休んでいる。彼女が不在だと、僕の体のどこか重要な部品がごっそり抜け落ちてしまったような、そんな感覚になる。でも昨日の午後、彼女からの電話があって、「少しずつよくなってるんです」と言った声は、風のように軽やかで、夏の終わりに似た、ほっとする響きを含んでいた。
帰り道、渋谷の駅前では参議院選挙の街頭演説が始まっていて、スピーカーからは正義感の塊のような言葉たちが、遠慮というフィルターをすっかり通り越して、無造作に空気を裂いていた。耳に突き刺さるその音は、もはや「訴え」というより「音響兵器」と呼んだほうが正確かもしれない。僕はその場を小走りで通り過ぎた。政治も大事だけれど、鼓膜の安全もまた大事だ。
ようやく駅に着いて、いつものバスに乗ろうとしたときのことだ。バスは停まっていて、車内をちらりと見る限り、まだ十分にスペースがあった。でも運転手は「満員です」と言って、すぱっとドアを閉めてしまった。その瞬間、後ろにいた青年が小さくため息をついたかと思うと、ポケットからスマートフォンを取り出して、次のバスの時刻を確認しながら「苦情入れときます」と宣言した。しかも妙に冷静な声で。運転手の名前、問い合わせ先、すべてを確認してからのきっちりとした予告だった。まるでコンビニでアイスコーヒーを買うようなテンションで、彼はクレームを用意していた。
夜は家で国際会議。再びネットの向こうにいる人たちと話す。言語が違うのか、思考の基盤が違うのか、とにかく会話がすれ違う。違う山を違う方向から見ているという比喩では、到底追いつかないレベルで、根本的に風景そのものが違っている。そんなふうに感じるとき、僕の精神は、そっと小さく悲鳴をあげる。
だから、今夜も二時間の会議には耐えられそうになくて、そっと時計を見て、一時間ちょっとで抜け出した。まるで誰にも気づかれないように、夜の出口を探す猫のように。
久しぶりに村上春樹を堪能、僕の中では僕本三部作やハードボイルドワンダーランドなど、ノルウェーの森より前の作品が好きなので、とても楽しかったわ。というわけで、今日の日記は、AIさんが校閲者。
久しぶりに日中は、外苑前の事務所でフルで仕事。午前中の来客の後、久しぶりに近くのお蕎麦屋さんで昼食。相変わらずにコシもしっかりあって、香りも美味しいお蕎麦で嬉しい。
午後は、DATA-EX系な開発会議。まともなエンジニアとの会話は、言葉の定義がしっかり共有できたり、確認できたりすることが嬉しい。なんか、昨夜の悲しい会議の痛みが和らいだわ。
夕方まで事務所で仕事をして、夜は新橋で標準化仲間の表彰を祝って会食。相変わらず、このメンバーの集いは、会社がバラバラ。でも、みんな二ヶ月に一度は、海外で同じ屋根の下で会議をしていた仲。もう、標準化から離れた仲間もいるけど、それなりに話題はグローバル。
終了後、東京駅からかいじ号で甲府に戻って、駅前の城のホテルに投宿。ここは、温泉があるのが嬉しいので、東京での飲酒してしまった時は、ここに泊まってるけど、やはり便利だわ。
ここって、名前のままなんだけど、甲府の城跡の中にあるんだよね。
朝。甲府の城のホテルの、ちょっとくたびれたけど、なんとも言えず良い感じの温泉に浸かる。朝風呂って、ほんま、人生リセットボタンやと思う。昨日のわたし、あれ何やったんやろ?ってなる。このリセット力、侮れへん。
そのまま車で帰る。途中、双葉SAで朝ごはんにうどんをすする。うどんって、朝の胃袋に優しすぎて、もはや罪やと思う。ふと見ると、小さなドッグランが出来てる。最近どこにでもあるなあ、って思ってたら、犬の置物の前に、本物の犬がいて、置物の顔をじっと見てる。なんやろ、魂の交信?それとも、「お前、しゃべれるんちゃうか」って詰め寄ってるんか。どっちにしろ、不思議な光景やった。
家に帰って、適当に着替えてSunnyへ。Aliceとちょっとだけ練習。っていうか、今日の暑さ、尋常ちゃう。灼熱って、こういう漢字の使い方、ほんま合ってると思う。15分くらいでギブ。止まったら熱いけど、走ってると意外と風が気持ちよくて、涼しい気もする。ってことは、Aliceはずっと熱風を切って走ってるわけで。めっちゃえらい。ほんま、感謝しかない。
帰宅して、ふと見上げると、燕の巣。覗いてみたら雛が5羽。前に卵を見た時は6個あったような気がしたけど、どうなんやろ?1羽、奥に隠れてるんか。それとも、飛び立ったんか。いや、まだ早いか。燕の子育てって、ほんま大変らしい。空飛びながらごはん集めて、巣まで戻って、ピーピー鳴く口に全部届けるんやもん。うちの両親も、そういう気持ちやったんかなあ、なんて思う。
で、夜。暑さに打ちのめされて、スティンガーで〆。キリッと冷たくて、ちょっとだけ、わたしが戻ってくる。やっぱり、夏はこういう強い飲み物じゃないと、対抗できへん気がする。
今日は、僕の日記を西加奈子さんふうにしてもらいました。
今朝もまた、まだ空が白む前、裏山のほうから聞こえてくる鳥たちの声にそっと起こされた。囀りというより、もっと賑やかな鳴き交わし。夏が近づくと、鳥たちは急に張り切りはじめるようだ。せめて、蝉が本格的に鳴き出す前でよかった。
早く目が覚めたから、昨日のうちに仕込んでおいた生地で、ベーコンエピを焼くことにした。最近になって、成形するときに粒マスタードをそっと忍ばせると、とびきり美味しくなることを覚えたのだけれど、今朝はうっかり忘れてしまって。仕方がないので、焼く前にナイフで切れ込みを入れたところへ、ちょんちょんと塗り込んでみた。それでも、なんとかなるものだ。
朝食を終えて、Sunnyまで出かける。今日もAliceとひと鞍だけ、ほんの15分ほど。膝に負担がかからないくらいの、ちょうどよい運動量。それにしても、空の色はもうすっかり夏。青がぐんと深くなってきた。
騎乗のあと、久しぶりにAliceにシャワーを浴びさせてあげる。気持ちよさそうに目を細めているのを見ていると、こちらの心までほどけていくようだ。そのまま馬場の下のほうまで連れて行って、青草をたっぷり。モグモグという音が、風に混じって静かに響く。
お昼は、昨日焼いておいたレーズンマフィンで、そっとお腹を満たす。甘すぎず、ほどよく香るレーズンの組み合わせが、午後のはじまりにちょうどよかった。陽射しがあまりに強くて、まぶたが自然に落ちてくる。お腹が落ち着いてから、小淵沢まで行こうと思っていたのをやめた。帰宅して、涼しい部屋でほんの少しお昼寝をしたら、体がふわりと軽くなった。
午後は、机に向かっていくつか事務的なことを片づけてから、ごはんの前に「たかねの湯」へ。湯に身を委ねると、日に焼けた皮膚も、少しだけ落ち着きを取り戻してくれる。
ところで、うちの軒下にいる燕たちのこと。巣はひとつだけで、雛は五羽くらい。でも、餌を運んでくる親鳥が、どう見ても五羽か六羽いるのだ。みんなで巣のまわりをせわしなく飛び交って、順番に餌を運んでいる様子が、なんともにぎやかで、温かい。
燕って、ひとつの家族じゃなくて、もしかしたら、みんなで子育てするのかしら。そう思ったら、空を見上げるのが、ますます楽しみになった。
AI校閲、今日は小川糸さん風。 毎日、小説家になれるのが素敵。
朝の特急かいじ号で新宿へと向かう。甲府の町を早朝に発ち、車窓に広がる盆地の果てを眺めながら、今日もまた東京へ「出征」する心持ちだ。最近は自家製のパンで拵えたサンドウィッチを、車内で広げるのが習慣になった。たとえビジネスマン然とした出立ちでも、腹を満たすのは己の手のぬくもりが残るパンだというだけで、心持ちはまるで違う。
列車は甲府盆地の東を大きく回り、やがて笹子峠を越える。そのとき、トンネルを抜ける刹那、地元の酒蔵の看板がふっと視界に飛び込んでくる。ああ、この辺りに来ると、もうすぐ東京圏。だが、この先は山と山に挟まれた難所で、車内Wi-Fiは頼りにならない。文明の利器も、自然の前ではまだまだ腰が引ける。
立川を過ぎてから一つ、ネット会議に参加した。声を出すために通路へ出たが、どれほど最新のノイズキャンセリング機能があろうとも、人間の神経というのは簡単には騙されない。背後を行き来する乗客の足音、車掌のアナウンス、そして自分の声が車内に溶けていくあの感覚——なかなかに、落ち着かぬものだ。
事務所に着いて、久しぶりに顔を合わせたのは、長年ともに働いてきた事務員の彼女。三十年近く、いや四半世紀以上、私の仕事を内側から支えてくれた秘書であり、経理であり、そして同志でもある。とはいえ、私と同い年、もはや世間では「高齢者」と括られる年代だ。最近は、お互いの健康に話が及ぶことがめっきり増えた。
午後、新しい案件の打ち合わせのため、常盤橋の某社の応接室へ。相手は、まだ退官して二年ばかりのキャリア官僚OBで、とにかく元気そのもの。頭の回転が尋常ではなく早いものだから、ついついこちらも調子を合わせてしまう。気づけば、こちらの提案がいつの間にか向こうの理論に吸い込まれている。あれは技術というより、生来の勝負勘というやつだろう。応接室の窓の外には、日本銀行本店のあの荘厳な建物が見える。誰もが「あそこに金が眠っている」と思いがちだが、私にはむしろ、あれが金を吸い込む巨大な黒い穴に見えてならない。
会談が終わった後、八重洲口の大丸百貨店へ立ち寄り、夏用の半袖シャツを二枚。対応してくれたのは若い女性店員で、やたらと試着を勧めてくる。どうやらサイズの誤差が気になって仕方がない様子だった。「合わなかったら、すぐ交換しますからね」と、最後まで自分の見立てに責任を持とうとしていた。その真面目さがありがたい半面、こちらとしては少々たじろぐほどだった。
この百貨店に来るたびに思い出すのは、少年時代のことだ。昭和の終わり、高度経済成長の余韻がまだ町のあちこちに残っていた頃、ここの売り場にはアマチュア無線機器のコーナーがあった。しかも、ただの無線機ではない。米国コリンズ社の製品が、まるで王の玉座のように鎮座していたのだ。大卒の初任給の何倍もする代物を、小学生だった私は、ただただ憧れのまなざしで見つめていた。
ときには、勇気を出してパンフレットを一枚、そっと持ち帰ることもあった。でも、そのたびに売り場の係員が「どうせ買い物はしないくせに」と思っているのではないかと、内心ひどく気にしていた。あの視線が本当に向けられていたのか、それとも自分の卑屈な思い込みだったのか——今となっては確かめようもないけれど、それでも私は、何かを欲しがることすら後ろめたく思っていた年頃だったのだ。
あの頃、「King of Hobby」と呼ばれたアマチュア無線は、少年の夢そのものだった。世界という名の大海へ、小さな無線機を通して船を出すことができた。銀座や神保町の老舗書店に並ぶ英米の無線雑誌を、ページをめくるだけで胸が高鳴ったあの時間こそ、幼き日の私にとって、最初の"世界との接続"だったのかもしれない。
というわけで、今日のAI校閲のリクエストは、浅田次郎さん風で、ついでにイラストまで描いてもらった。
午前中は、山梨と東京の県境にある上野原のクライアント先で打ち合わせ。クライアントというか、私にとってはメンターであるここの会長とは、20年くらい前に地元のCATV会社の取締役を一緒に勤めたのが縁で、実に多くのことを支援してもらっている。
そもそも、戦後に海軍研究所からスタートした会社で、レーダーや魚群探知機などのメーカーで、多くの製品はこの会長さんの技術が詰まっている。
上野原から乗ったタクシーの運転手さんは、なんだかとても会話が弾む人。ついつい、お米の話やら、お惣菜の話やらで、15分くらいの間、結構会話を楽しんでしまったら、降りるときに楽しかったですと言われてしまった。
午後は、五反田に移動して、この前の出張と今週のイベントのすり合わせ。イベント用の発表資料は、AIにかなり頼って作成しているのだけど、まあ本当に便利だわ。
今夜は、WFAの会議があるので、帰宅途中のファストフードのハンバーガーで夕食を済ませた。たまに、無性にファストフードの普通のハンバーガーが食べたくなるのは、昔クルートとてバイトしていた時の思い入れがあるからなのかな。
夜の会議は、ちょっと想定以上に進行したし、次回への提案もあって、なんかとてもスッキリして就寝。
ところで、ここ数回この日記の下書きを、AIで作家を指定してその文体でリライトしてもらった。これが結構よくできていて、楽しいのだけど、とりあえず、今日は自分の文章、そのままの平文にしておく。
その理由は、また書いてみるかな。
最近、私はある実験的な試みを続けている。
日々の記録をAIに読み込ませ、特定の作家の文体に変換させる。だが、それは単なる言い換えではない。指定された作家の語彙や構文の癖、よく登場する情景や展開までもが再構築されることで、文章の完成度は一段と高まる。あらかじめ自分の中でその作家の作風をイメージして原文を書いている以上、それは単なる模倣ではなく、共創に近い。
このようにして生み出された文章は、果たして誰の著作になるのか――そんな問いが、今や国レベルで議論されるようになった。技術は法制度の想定より遥かに先を進んでいる。それは、少しだけ不安で、同時に、目が離せない未来の断片でもある。
今日の午後は、その問題とは直接関係ない所用で、霞ヶ関の総務省を訪問した。庁舎への入館は受付と身分確認こそあるものの、荷物検査は行われていない。日本の治安の良さの象徴にも見えるし、反面、油断とも言えるだろう。実際、数日前にはこの建物で不審者の騒動があったばかりだ。それでも、入館システムは変わっていない。危機を乗り越えたというより、忘れることで処理しているように見えた。
夏の人事異動で新たに着任した知人たちへの挨拶も兼ねていたのだが、予想外に懐かしい顔ぶれと再会し、想定より長居をしてしまった。だが、頼りになる人物ばかりで、その点は良い時間だった。
夕方には、別の知人と寿司を囲んだ。会話の中に緊張感はなく、情報戦とも無縁の穏やかな時間だった。
夜、自宅に戻ってから、SNSを確認すると、以前アップしたAIリライト済みの日記に反応があった。コメントをくれたのは、馬のエンデュランス競技で知り合った知人の女性だ。彼女自身、100キロを超えるトレイルランを走破する強靭なアスリートでもある。
「文章、ずいぶん雰囲気が変わったね。すごく読みやすかった」
そう書かれていた。私は正直に返信した。
「あれはAIでリライトしたんだ。作風指定で、ある作家風に」
彼女からはすぐに返事があった。
「なるほど。けど、芯はあなたのままだと思うよ。……今度は私もやってみようかしら」
その一文を読んだとき、なぜか私はスマートフォンを持った手を少しだけ強く握っていた。
この記録も、将来誰かがAIにリライトさせるのだろうか。そんな想像をしながら、私は静かに端末を閉じた。
というわけで、今日は松岡圭祐風にリライト。でも、やはり事件が起きないと読み物としてはダメだね。
朝、武蔵野市役所で参議院選挙の期日前投票をしてから都内に移動。しかし、今回というか、ここのところ選挙の度に制度や法律のグレーゾーンを突いた活動が目立つ。確かに、制度や法律の不備にも問題があるけど、僕からすると有権者を馬鹿にしているとししか思えないものが多い。
もう、一国民/有権者としては、このような行為により、著しく心痛を受けているという理由で、こういう輩を訴訟したいくらいだけど、そんなことは成立しないんだよね。もっとも、海の向こうでは、最高権力者がもっと傍若無人なことしてたりすから、それよりは良いかな。
午後は、京橋にあるA社のオフィスで、Wi-Fi7に関するセミナー。シニアテクニカルストラテジストを拝命しているので、製品リリースに向けたセミナーでの講演。遠隔だけなのだが150名以上のオーディエンスがいるようで、その方達の時間を無駄にしないような話を心掛ける。
普段ならIEEEやWi-Fi Allianceの標準化活動の仕組みや進め方などを中心に話を組み立てのだけど、今回は圧倒的に製品導入を進めるパートナーSIの方が多いので、かなりプロダクト寄りの、今今の話に構成を変えてみた。ただ、温故知新じゃないけど、そこに至るまでの歴史的経緯などは、どうしても、避けて通れないかなと思い、前半はその話。
僕の後は、プロダクトマーケティングの人間が、より細かい製品の話しをして、2時間弱のセミナーが終了。終了後メデイアのインタビューで、業界では老舗の出版社のライターさんらの質問に答える。
なんか、製品のアピールとかって、Root,Inc.時代もそうだけど、楽しいねやっぱし。
終了後は、スタッフと近くのレストランで打ち上げ的に会食。僕が以前に居た時のメンバーと最近に入社したスタッフで、みんながそれぞれ仕事に考えて取り組んでいるのが嬉しい。
明け方、寝返りを打った時に、背中で何かを踏んづけた。えっと、思って慌てて起きたら、なんとメガネが見事に壊れていた。うーん、なぜここにメガネが....。
レンズは大丈夫なんだけど、フレームが片方取れてしまった。とりあえず、裸眼だととても困るので、セロハンテープで補修。実は、一月くらい前にも、同じとこを踏んでしまったので、弱っていたんだろうな。そろそろ買い替え時かなと思っていたので、外苑前の事務所近くのいつも作ってもらっているメガネ屋さんに駆け込んで、新しいフレームでのメガネを発注。視力は、変わっていないとのことで、まずはよかったかな。
昼に、霞ヶ関でデータ連携系の仲間と昼食。彼は、霞ヶ関ではちょっと変わった経歴なんだけど、若いし、自分でコード書いてきた人だしで、僕の中では推しの一人。というわけで、これからの標準化とかMCPの活用とかで、あっという間に昼時間が過ぎた。
本当は夜まで東京の予定だったのだが、何しろ目がまともに見えないのが辛い。山梨に戻れば、車の中にサングラスもあるし、家には替えのメガネもあるので、急遽山梨に戻ることにした。
甲府について、帰宅途中のコンビニの駐車場からリモート会議に三つでてから帰宅。
なんか、無性に週末にハンバーガーが食べたい病が発症したので、夕飯の後バーガーバンズを焼いておいた。
今朝は、ここ数日の中でも気温が低くなんか気持ち良い。ということで、SunnyでAliceと一鞍。まだ、膝が完全ではないのと、暑さもあって最近は、15分から20分くらいにしていたのだけど、今日は30分。途中で蹄跡沿いに一周だけ駆歩も入れてみた。課題は、多いけどだいぶ良くなってきたかな。
お昼は、昨日焼いたバンズでハンバーガー。自家製なので、パティも紛れもなくビーフ100%。しかし、ハンバーガー用のスパチュラ欲しくなるなぁ。
午後から、小淵沢に出かけて、最近色々と変化のある乗馬クラブあたりを一回り。やはり、小淵沢は馬の街をうたうだけあって、羨ましい環境だわ。
一旦帰宅して、明日はベーグルが食べたいなと思ったので、ベーグルを焼いてみる。新しいオーブンは、スチーム機能が強いので、ゆでなくても焼成の前に加熱水蒸気をかけることで、茹でるのと同じ効果があるらしく、これはこれでかなり便利だわ。
小淵沢から帰る途中で、サーモンとクリームチーズを買ってきたので、明日のお昼はベーグルだな。
午前中、我輩は自動車――通称・黒塗りの冥界号――を駆ってSunnyへと向かった。これは由緒正しきコンパクトカーであり、外観は少々煤けているが、車内に積み込まれた過去のレシートと紙コップが歴史の重みを語っている。Alice嬢との一鞍は、昨日の失態を挽回すべく慎重に挑んだが、如何せん太陽の執拗なる照射により、当初予定の三十分ももたず、二十分で撃沈。膝の具合は徐々に良化しており、これは我が肉体の執念と、温泉と湿布の奇跡の合奏であると信じたい。
Sunnyから韮崎へと転進し、まずは髪を刈られ、次に家電量販の迷宮へ潜入した。我が家は築二十年を越え、ようやく文明の利器、すなわち冷房装置を迎え入れるか否かという深遠なる命題に直面している。見れば見るほど、機種は多種多様、形も様々、値段もまちまちで、思考はたちまち泥沼化。理性が乱れ、「あ、やっぱり扇風機でいいかも」などという逆走思想すらよぎった。
帰宅後は、昨日焼いたベーグルにスモークサーモンを挟んで昼食となし、午後は地味に地獄――すなわち事務仕事に没頭。評価案件という名の魔物が数多跋扈し、その多くが「無線技術の栄光は遠く過去の話だったのかもしれない」と我に思わせる、刹那の挫折感を伴うものであった。
ところで、世の中は参議院選挙の佳境に入り、候補者同士の中傷合戦が話題をさらっている。陰謀、諜報、SNS、フェイクニュース、さらには隣国からの工作疑惑まで飛び交う有様は、いっそ痛快ですらある。移民や難民といった重厚な社会テーマもまた、真夏の夕立のように突然に現れては人々の関心を掻き乱している。
閑話休題。我が家には今年の正月明けより、朝晩欠かさず訪れる風変わりな来客がある。第一発見者は我が先住民、通称ちび子(ハチワレ・白黒・気まぐれ系)。彼女は当初、この新参者に慈悲をもって接し、食事の際には呼び出しては席順を譲っていた。が、近頃は両者ともに一歩引いた距離感を保ちつつ、鉢合わせぬようスケジュール調整している節がある。猫界における「大人の関係」というものか。
その新参者、妙に姿勢がよく、食事を待つ背筋の伸び具合に一種の品格を感じる。あまりにも気になるので、我は遂にスマートフォンを取り出し、Googleの画像照会神に身元の問い合わせを敢行したところ、返ってきた答えは「ロシアンブルー、シャルトリュー、ネペロング、あるいはマルタ猫では?」とのこと。何だその曖昧な回答は!と怒りを覚えたが、別の角度の写真では「ブリティッシュショートヘア」まで浮上してきて、我は混迷の渦に飲み込まれた。
しかし、いずれにしてもこれは日本国産ではない。明らかに外来種である。だが、たぶん一世ではなく、二世か三世、つまりは「在日外国猫」もしくは「帰国子猫」の可能性が高いと推測される。
ここまで来れば、いよいよ事態は謎めいてきた。この上は本格的に取り調べを開始する他あるまい。我が尋問の秘奥義、すなわちチュール――猫界のカツ丼とも称される最終兵器――を用いて、奴を籠絡し、真実を白日の下に晒すのである。覚悟せよ、猫よ。我はお前の正体を暴く!
というわけで、今日は森見登美彦風です。
今日は、SIPのサイトビジットでつくばの産総研に行くので、朝事務所に立ち寄った後、秋葉原に。秋葉原で一つ買い物をしてから、つくばエクスプレスで移動。なんか、とても久しぶりに乗車したけど、つくばエクスプレスって、結構スピード出すね。時折、レールの段差なのか大きな衝撃音がするのもびっくり。
つくばの駅前で食事をした後、産総研の量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センターを訪問。こちらで、SIP 第3期、「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」の進捗説明を受けた後、施設の見学。写真では見たことがあるけど、量子コンピューターの実物を見るのは初めて。これは、これで相当な設備産業だよなぁ。レガシーなスパコンの黎明期より重厚長大な世界だわ。
先日、退官/職したM先生は、今後の活動として量子コンピューターがダメなことを証明すると言っていたけど、ぜひ改めて彼にも講義しもらいたいな。
幸いに台風の影響はあったけど、途中で酷いことにはならずに、夕方都内に戻れた。
午前中、Web会議を一つでたあと、山梨に戻ることに。午後のかいじ号に立川から乗車して席に着いたら、隣には黒のスーツの比較的長身な方。見るからにSPとかぽいなと思って、ふと見たら手元で開いてる紙に、大臣出張旅程なる文字が。
おいおい、そんなのショルダハックされるような見方すなよとと思いながら、通路の反対側を見たら、窓際に某大臣が。僕は、数回会合でお会いしたことがある程度なんで、顔と名前は一致しないレベルだろうけど、下車する時に目があったので頑張ってくださいねと一言。
甲府駅前のヨドバシで、ウィンドウエアコンを購入してから帰宅。山梨の拠点を作ってから、20年でついにエアコンをつけることになるとは。ただ、今週は雨ばかりで気温も高くないので、すぐにお世話になることはなさそう。
今日は、深夜にWi-Fi Alliance の会議だったのだけど、どうも体調がイマイチなので、布団の中から参加しようと思っていたら、いきなり停電。携帯のバッテリーも残量が十分ではないので、急遽車に移動して、車の中からWeb会議。
でも、会議はベテランが2nd Vice Chairになってくれて、さらに技術プレゼンもあって、やっと動き出せた感がある。
どうも、今週の頭から喉がイガイガして咳が出る。熱はないので、まぁ風邪の引き始めかと思って、今日も終日在宅。幸いに雨続きで気温も低いのだけど、この中途半端な風邪症状は、汗も出ないから、なんだ気怠いばかり。
ちょっと小雨になった夕方に騒がしいので、窓の外を見たらね燕がやたら飛び回っている。でっ、どうも巣の中にはもう居ないみたいで、なんとみんな無事に巣立ったみたいだ。場所が高いのと、天井との隙間が狭いくらいに巣ができてるので、あまりヒナの写真とかは撮れなかったけど、まぁ元気ならいいか。
夜になったら、ちょっと体が熱いので、熱を測ったら37.2°あった。とりあえず、明日の朝発熱外来に行くことにして、早めに就寝。
朝起きたら熱はさがってたけど、予定通り市民病院の発熱外来に。車の中で結構待たされたので、その間にリモート会議一つ。
聴診と喉、Sp02を測定して、経過からの状況なども含めて、コロナとかインフルではないであろうとのことで、咳と痰の消炎剤、解熱鎮痛剤を処方される。これでしばらく様子見ということだ。
この後、東京に移動して、新調したメガネをピックアップして、そのあとは部屋に閉じ籠り。しかし、夕方からどうも体がだるいので、解熱鎮痛剤を服用したら、体が熱って汗だらけ。逆に、薬が効いてる分、かなり苦しい。
苦渋の決断で、夜のIEEEの会議を同僚に任せて、そのままダウンしてしまった。
今日の昼前は、竹芝の某通信事業者の本社を訪問。最近、タクシー広告によく出てくる知人らと面談。実は、先月同社のトップのMさんと久しぶりにお会いした時に、色々と新しいことをチャレンジしたいよねという話からの流れ。
今日は、初めて同社がインターネット関係に参入した頃に、一緒に仕事したメンバーが同席してくれた。でっ、今僕が取り組んでることで、協業の可能性について、まずはご挨拶。
無線LANについては、802.11bcからWi-Fi Broadcastの実現に動き出したので、これについて概要を説明。まぁ、これはスクラッチからという新しさではないけど、無線の本質を考えるとある種の市場創出が期待できる。
二つ目は、データスペースな話、こちらではすでに多くの寄与をいただいてるのだけど、改めてそれを波及せるためご挨拶かな。
でっ、このデータスペースの話は、僕からするともう一度インターネット作ろうよ的なお思い入れなんで、あのインターネット黎明期に関係してた人には、理解してもらえる点はあるかなと期待。
それにしても、あの2000年前からのことは、やっぱしとこかで整理してまとめておかないとだめかな。何をしても楽しかったし。
想定より早い特急に乗れたので、早めに山梨に戻る。しかし、熱はなくても、咳と痰が辛いので、今日も早めに就寝。明日は、Aliceに会うのも無理かな。
もう、今週は夏風邪を拗らせて完全にダウン。昨夜も早く寝たけど、咳と痰がまだつらい。だいぶ回復傾向にはあるけど、ともてAlieとデートする元気がない。この辺りは、やはり年齢なのかな...
気温が高くて、横になっていても疲れる感じ。でっ、ふと朝ドラを見逃し配信で見てたら、妻夫木君がコッペパンを子供に配ってた。そっか、コッペパンだと、焼きそばパンにも、ウインナーパンにもなっていいじゃんと気づいた。
そんなわけで、ふと思ってコッペパンを焼いてみた。でも、焼くだけで疲れちゃったので、夜はあまりものでお茶漬けにして、パンは明日にしよう。
あー、早く復活したいぞ...
体調がかなり復活したけど、まだ積極的に動く勇気がない。とりあえず、昨日焼いだコッペパンで、ウィンナーサンドを食べてスタート。食事の後は、しばらく自宅で少し来週の会議の資料を作成したり、メールしたり。
それでも、ちょっと塞ぎ込みたくないので、午後に葉付きの人参を持って、Aliceにご挨拶だけしてくる。夕方、早めにたかねの湯で、しっかりと体を温める。
夜は、選挙速報見ながら久しぶりに少しだけアルコール。それにしても、まぁ大方の予想通りの選挙の結果を見ると、色々と考えさせられることは多いなぁ。別に賛成党の支持者ではないけど、若い人の受け取り方と中年以上の受け取り方に相当な開きがあるな。
ところで、日本人ファーストを国民ファーストにしても、アンチは差別と言うのだろか? 日の丸にバツ印つけるような行為こそ、ヘイシストに見えるんだよなぁ。
僕の価値観では、賛成党に一票を投じる気には、残念ながら全くなれない。ただ、それは僕の価値観との乖離であり、問題はそれなりの数の人が支持したと言う事実で、となるとこの政党というよりは、そこに投票した人達の価値観や考えを知りたい。今回は、全体の中ではマイノリティとはいえ、それなりの人が賛同しているわけでけ、たまたま僕の身近では、極端な人がいないけど日常的に仕事やら趣味でお付き合いしている人の中にも、それなりの比率でいるのだろう。
だとすると、やはりそういう人の考えや、何が賛意を得たのかというのは、とても興味深い。実際に、流行りに乗っただけとか、保守にお灸を据えたかったという人もいるかもしれないが、それも含めてちょっと無視できない比率だ。
アメリカの大統領選挙の時もそうだったけど、マジョリティの支持者が、選挙結果を受けて最初にすることは、こういうマイノリティを支持した人のことを知ろうとすることではと思ったし、それは今の日本でも一緒だろう。
単純に、あいつらは〇〇だとかというレッテルで、批判しても何も生まれない。事実は、事実として受け取ることから、これからのことを考えていくタイミングなのかと思う。特に、僕の世代は、もう明らかに高齢世代なので、自分の常識とか今までの慣例が、常に正しいという錯覚に陥ると、この先に生きづらいだろうなとも思う。別に、迎合しようとは思わないけど、知りたいという気持ちは強く出てきたな。
時に、僕の知り合いの政治家の方々は、本当にタフでよく働いてるんだけど、選挙で選ばれた新人議員の人達は、あの過酷である意味ブラックな勤労ができるのかしらんと余計な心配をしてしまう。特に、新人議員さんは、忙しいんだよね。
あと、霞ヶ関の皆さんは、新しい類の政治家にレクをするのも大変だろうな....
今朝は、前立腺癌の定期診察からスタート。今回もPSAは再上昇がなく、特に問題なしということで、そろそろ...と期待するも終診の宣言は無しで、経過観察続行。
一旦、五反田に移動して、業務端末の設定を確認してもらってから、午後は某省での打ち合わせ。国際標準化の経済効果についてのお話。やはり、明確にIEEEの経済効果はわかるんだよねデータもあるし。
夕方、山梨に戻って、夕飯の後は地区の役員会。公民館は、1時避難所になっているのだけど、築20年を経過して、将来に向けた修繕費の積立や、各種助成金の活用などについても少し協議。今の、区長さんは元副市長なので、色々と詳しいし、話が明確でいいわ。
それにしても、町の下の行政単位では区があり、その下に班がある。例えば、僕の住んでるとこは、須玉町小倉区で、その中の上小倉班になって、実質的に40世帯くらいが同じ班になる。
地方行政の自治業務では、結構な業務が住民により組成される班に委託される。例えば、民生委員などは厳密には、厚労大臣から委嘱される非常勤地方公務員だけど、各区に一名が置かれる。春夏などの交通安全週間に交通安全の啓蒙をするなどの安全協会の役回りも各班で担当を決めるし、さらに上位の区の単位の役割も持ち回りだったりする。
ところが、もう世帯数の減少で、とてもじゃないが従来のような人材リソースが確保できないという課題に直面している。こうなると、飲食産業のセントラルキッチンではないけど、セントラルボランティ的に、広域な自治行政範囲で、リソースを共有するような根本的な仕組みの改革が必要だろと思う。
もちろん、小中学校の部活の先生じゃないけど、こういうものも、民間に委託などでお金で解決する仕組みも有効かもしれない。
どちらにしても、やれ多拠点生活とか地方移住とかを推奨するのもいいけど、こういう現実を理解した議論を始めないと、ふるさと創生なんて夢のまた夢だろうな。
本当は、役員会の後に一献なんだけど、夜はIDSAの会議とWFAの会議があるので、僕は飲まずに帰宅。頭を英語に切り替えて、11時過ぎまで Web会議をして就寝。
今日の午後は、内閣府外局の某委員会の委員長と面談。政局が色々と停滞しても、行政機関は止まらないので、色々と忙しい中、時間をいただいて、近々の情報交換。就任前に取り組んでいたことの状況報告をしながら、また拡大して意見交換をということになった。
ところで、世間では米国との関税交渉について、その合意が不鮮明であるということで、色々と騒がれ出していいる。僕の知っているアメリカンな世界では、何かの合意の時には、それなりに規範的文章を取り交わす。アメリカの規範的文章は、日本のポエムのようなナラティブな文章などよりかなり明確だ。
ただ、今回の合意って、相当に高いアブストラクトレイヤーであり、まさにこの後事務方が詰めるんだろうな。とはいえ、国家の代表者が合意し、それを公言することの重さはあるので、15%などの具体的な数字は、そんなにいい加減なものではないだろう。
また、このレベルが日本だけなのか、他国も同じような状況なのかは、ちょっと確認して欲しいとこでもあるな。他国も同じだとすると、これがトランプ風なんだよねきっと。
日本が選挙後の政局でグダグタしている間も、こういう外交や行政の現場は、動いてるわけで、なかなか周りにはそこが理解されなのかもしれない。
ところで、僕が関係している国際標準化の業務は、基本的に単年度で終わるものではなく、一定の期間の国際交渉と合意形成が必要だ。このため、国の方針として取り組むのであれば、基金のような複数年度にわたる予算措置が必要になる。
ところが、こういうことを理解しないの一部の会計系の役所などは、その執行調整にいたづらに時間をかける。結果的に、例年年度明けから夏くらいまでは、空白期間が生まれる。ところが、この間も国際会議は継続し、国際交渉は進む。結果的、この期間の活動を民間のポランティアに負担を強いてるのを、もう何十年も見てきてる立場としては、なとかならんのかねと思う。
実は、民間企業でも予算措置問題があって、人によっては私費で経費負担している人もいたりするのが、日本の悲しい現状だ。
夕方山梨に戻り、帰路の途中で、ラーメンと鳥モツ煮の定食。やはり、ここは美味しいな。
今日は、終日山梨だったので、昼は近くの鰻屋さんに行く。関西風の鰻屋さんで、カリッとした皮の食感と、ふっくらジューシな身のバランスが良いのが嬉しい。
昼の後、最近できた大手のパン屋さんを覗いてみたら、ものすごい混雑。森の中に、大きな建物が二つあって、一つがカフェでもう一つがパン屋さん。都内で展開している有名なお店で、水の良い北杜市に進出してきたとのこと。結構、並んでいたので見るだけにして買わず終了。
帰りに、こちらも最近出来た猫とジェラートのお店によって、アイスを食べて、同じ建屋にある雑貨屋さんも見学。僕のトートバックの馬の刺繍をみて、馬に乗ってるのですか?と聞かれて、しばし雑談、なんのことはない、小淵沢の某乗馬クラブで働いていた方だそうだ。まぁ、この辺りは関係者多いなぁ。
今朝は、実は6時半くらいに家を出て、新府の共選所に桃を買いに行ったのだけど、すでに長蛇の列だったので諦めて帰ってきた。そんなこともあったので、帰りに道沿いの農家の桃の直売所に立ち寄ったら、ハネがまぁまぁの値段であったので、15個、2000円の一箱を購入。
午後のWeb会議の合間に、パンが買えなかったので、帰宅してからロールパンを焼いて、桃はコンフォートにして内職も終了。
拗らせていた夏風邪もやっと抜けてきた感じで、久しぶりに朝からSunnyに。膝はまだ違和感があるのと、暑すぎるので、20分ほどの騎乗。今日は、暑いけど、風は気持ちよくて、Aliceも軽やかな動き。
思ったより膝の調子が良かったので、お昼を食べた後に、久しぶりに午後も一鞍。それにしても、南アルプスの上に広がる入道雲は、いかにも夏って感じだ。Sunnyの近くのひまわり畑も満開で、あれ今年って梅雨あったの状態な気もする。
入道雲みてたら、アイスクリーム食べたくなったので、夜は桃のコンフォートをのせたバニラアイスのデザートにしてみた。
とにかく、暑い。
毎日が、体の内側まで火照るような暑さだ。
でも、じっとしていると、もっと苦しくなるから。
今日も朝から、サニーフィールドへ向かった。
Aliceと馬場で一鞍。
昨日とちがって、今日はなんだか気が乗らないみたいなAlice。
でも、十歳を越えてもどこか少女みたいな顔で、20分くらいなら、と私に付き合ってくれる。
その感じが、なんだか嬉しい。
ふたりで流す汗が、言葉にならない何かを少しずつ洗い流していく。
騎乗のあとはシャワー。
体にふれる水が、目には見えない日々の疲れを連れていくような気がする。
Aliceはというと、最近はもう覚えていて、馬場の下の青草をむしゃむしゃ。
もぐもぐ……もぐもぐ……
見ていると、ただそれだけで、胸がいっぱいになる。
あの音が、世界でいちばん優しい音に思えてしまう。
私もお腹が空いて、お弁当のサンドイッチを食べる。
風が、すこし吹いた。
午後の騎乗はやめて、そのまま帰ることにした。
家で少し眠ってから、中庭の草刈り。
レンガの隙間に、こっそり、でもしぶとく生きている草たち。
ナイロンの刈払機で、ひとつひとつ、静かに戦う。
草を刈っていると、自分の中のなにかも整理されていくようで、
でも同時に「こんなにやっても、まだ終わらないんだな」とも思う。
何度、草を刈ったら、心は軽くなるんだろう。
夕方、温泉に行った。
お湯にゆっくりつかって、今日の汗と、どうしようもない心の澱を流す。
帰って、テレビで千秋楽の中継を見た。
遠い国から来た若い力士も、年齢を重ねたベテランの力士も、
あの小さな土俵の上に、世界のいろんな時間や重さを背負って立っている。
とてもドメスティックなものの中に、広い世界を感じる。
Aliceも、遠く北海道から来て、もう八年か……
そんなことを、ふと思った。
夜は、前から気になっていたドラマを続けて見た。
早く寝ようと思っていたのに、
気づいたら、夜が深くなっていて、窓の外の空気が少し冷えていた。
今日は、吉本ばなな風リライトでした。
午前中は、この前のDFPJのフォーラムの続き的なWeb会議。見事に宿題をもらってしまったけど、まぁそれ必要なことなのでサクッと取り組むかな。
昼は、上野原のクライアントと後輩の会社の社長らと会食。相変わらずのボリーム満点な和食にびっくり、
帰りは、談合坂のスマートICから高速に入って、そのまま帰宅。昼に食べ過ぎたので、夜は減食。
夜は、IEEE DTS WGの定例会議。それにしても、何年も本質的な標準の策定手法を説明しているのに、いまだに改善されないのは、果たしてなんなんだろう。
そんな中、ふと思ったのは、今再放送されている船を編むに出てくる、辞書編纂のプロセスがとても参考になる。まずは、用例採取して見出し語を選択し、その語釈を定め、用例を示す。
技術仕様も同様で、まずは使う用語を選び、その定義を明確にし、その上で、それをいつ、どう使うかという話になる。しかし、どうもこういう手順を蔑ろにするというか、考えない人が多いのは、日本語の問題なのだろうか?
まずは、扱う情報をリストアップして、その定義からなのになぁ..