研究の関係で、IPコアを探していたら、いくつか希望に合うものがヒットした。 国内でもこういうビジネスがそれなりに根付いてるというのは、昔から考えると隔世の感がある。 かつて、ゲートアレイの設計とかしていた頃は、回路図入力だったし、システムによってはTTLなどでブレッドボードを試作したりした。 FPGAの高集積化と、言語開発の進歩により、いまは、とても簡単にLSIが作れるし、リコンフィギアのターンアラウンドも早く、低コストだ。
しかし、ここから先のプロセスが無いのが、日本の悲しいところだろう。 ベイエリアなどでは、マスクの相乗りもあるし、ウェハーのカットやダイからのボテンディングやパッケージなどの各プロセスを請けてくれる業者がいる。 こういう、半導体の関連ビジネスのセクタがあるからこそ、独創的なシステムなどの上流に特化したベンチャーがどんどん出てくるんだろう。