今日もWebと実会合は、全部データ連携で、無線関係の話は、今日は無し。最近、そこそこの頻度で、某大学の先生と意見交換をしているんだけど、お互いに長年情報やインターネットに関係しているので、基本的に話が早い。
ところが、2人で議論しているプロジェクトの実行部隊である民間のITベンダーさん達が、あまりに視野が狭いし、知識が薄い。あたかも、最先端的な知見があるがごとくの発表をするんだが、あまりに薄っぺらい。日本のDXの遅れとか、デジタル社会の遅れって、根本的に本質を知らない労働集約的IT人材の浪費の結果なのかもとつくづく思ってしまった。
システムにしても、単独のアプリケーションにしても、はたまたハードウェア製品にしても、自分で構想し、設計し、実装し、検証するという経験をする機会が著しく少なくなってるんだろうな。
物事を、順序立てて階層的に考える事って、とても大事なんだけど、人の書いたもの、よその組織の発表などの字面を発することが知識と思っちゃってるとしたら悲しいなぁ。
そんな悲しい思いをしながら、甲府に戻って駐車場から参加したWeb会議も、夜に帰宅してから傍聴した国際シンポジウムも、この危惧に拍車をかけることばかりだったわ。
じゃ、どうすりゃいいんだよ....って、自分を問い詰めてるのだが...答えがないな。結局のところ、それなりの職歴というか、積み上げのバックグラウンドが大事ってことなのかな。でも、それにしては、そこそこの年齢、立場の人でも痛いんだよなぁ....
あっ、拍車かけすぎると嫌われるよね....はなし違うけど。