朝一のWeb会議のあと、9時から夜までDSAの委員会、社員総会、Open Froumと続き、外の猛暑とは無縁な日だった。今回のOpen Forumは、400人弱の人がZoomなどで視聴されていて、全体としてかなり盛況だった。
ところで、データ活用の話のなかで、日本のGDPや生産性の課題というはなしから、日本は貧困化しているという指摘があった。たしにか、アメリカでは年収1000万というのは、貧困というような話もある。
一方で、アメリカでは、健康保険の費用が家族4人で、月額10万円以上かかるし、健康保険の種類によっては、救急治療でさえ対応に差があるとも聞く。振り返って、日本では皆保険というシステムがあるし、そもそも専業主婦とか共働きなんていう言葉があるくらい、夫婦が共に仕事している家庭の比率は圧倒的に少ない。
また、米国などで見られる不法移民の被差別というか搾取されている労働者なども比率的は少ないだろう。
そして、そこそこに清潔で整備されている環境と低価格でお腹いっぱい食べれる物価水準を見た時に、果たして収入だけで貧困だと言い切れるかというと、ここはとても微妙な気がする。
もちろん、今の日本が景気が良いとか賃金が高いなんてことは感じない。だけど、冷静に比較しないで、何かを推進するために現状を必要以上に悪く評価することはないなと思う。
悪戯に、欧米礼賛主義である必要はなくて、ポジティブな面を伸ばす話しも聞きたい今日この頃だわ。