小倉で開催される令和4年度 QBPワークショップ に参加するために、朝武蔵境から車で羽田空港に移動。なんの躊躇もなく、ターミナル2のP4に駐車して、出発ロビーに行ったら、ゲートの表示に予定の便が出てない。改めて、チェックインのアプリをみたら、スターフライヤー運行はターミナル1だった。幸いに、かなり時間に余裕があったので、バスで移動しても十分に時間に余裕はあった。
小倉の駅近くでうどんを食べてから会場に。久し振りのIn-PersonのQBPは、なんか懐かしい人にたくさん会えて楽しい。
昼は、基調講演続きで、ナイトセッションは、共同研究と学生研究の発表だった。いづれも、Local5Gの実験の話なのだが、これが少し僕には物足りないというか、悲しいかんじだった。どちらも、こんなことしてみました、測定してみましたというもので、要するに使ってみた系の報告。”推論なきは実証にあらず”的な教育を受けてきた世代の僕には、なんかとても残念感がある。
伝送速度の測定でも、せめて論理的な推論をたてて取り組めば、結果との差異を比較解析することで、新しい知見や創意工夫につながるネタが見つかるかもしれないのに、それがない。
最近は、総じて技術に対して、使うだけで創造するという領域が減ってきているからなのか、こういうのが本当に多い。Local 5Gにしても、独創性を感じる話はないし、無線の設計の話しは聞かない。
国際標準化の人材育成という課題にしても、こういう創造の先にソーシャライズとデプロイメントというインセンティブがあり、そこで標準化が使われるのだけど、若い人にはもしかしたらそういうチャンスが少ないのかもしれない。
やれ、シリコンバレーに1000人とか、スタートアップ支援とか表面的なイノベーションを語る輩って、独創的な何かをしたことがあるのだろうか?結局のとこ、前例主義、模倣パターンでは、ブレイクしないんでないのと思ってしまう。