新年明けましておめでとうございます。今年は、一人Bar カウンターでマティーニを飲みながら新年を迎えたのですが、そのあとはサクっと寝て、今朝はのんびりとお雑煮からスタート。
昼前に、近くの神社に初詣に出かけ、そのあと久しぶりに津金の美味しい学校にあるイタリアンで昼食。しばらく来ていなかったら、アニメスーパーカブの展示がそれなりに場所をとっていてビックリ。レンタルの原付もあるらしい。
午後は、いろいろと片付けものをしていたのだが、とにかく官庁の仕事の紙が多すぎるので、シュレッダーをフル稼働。
夜は、ジュネーブから一時帰国した知人がお土産にくれたテート ド モワンヌを開封して、くるくるして一杯。いやー美味しいわ。
何はともあれ、新しい年が皆様にとって良い年となりますことを祈りつつ、テーマ別に振り返りと今年の狙いなんぞを書き綴ります。
以前から進めているIEEE802.11bcは、同僚らの働きで、いよいよIEEEでの標準リリースが近づいてきた。もっとも、社会実装と普及に向けては、民間団体であるWi-Fi Allianceでの採用が重要で、これは策年のメンバーズミーティングで最初のトリガをかけたので、今年は具体的な活動になるように仕向けていくつもりだ。
ここ数年、日欧共同研究とかB5G系の調査研究の評価委員の仕事が多いのだけど、正直言ってかなり悲しい現状も見てしまった気がする。やはり、一番の課題は、無線工学を実践し、無線システムをスクラッチから設計しているエンジニアがまずいないことだ。アンテナ工学とか伝搬工学とかの要素技術分野は、それなりに研究者もいるのだけど、無線システムのブロック図をささっと書いて、その要諦を説明できるようなエンジニアがいない。
標準化活動で若手が育たないという課題も、結局のところ自らの技術を標準化に持ち込もうという意欲ではなく、既存の標準化活動に参加するというスタンスでは根本的に育成ができないのかもしれない。
また、半導体もしかりで、SoCにしたいシステムがあって、それをどう半導体にするかという視点でないと、半導体製造業にながれて、競争力のあるチップベンダーは育たないかもしれない。
というわけで、どうしたものかと思っていたのだが、去年の夏前くらいからふつふつと新しい無線システムのアイデアが湧いてきた。そこで、今年はこのシステムの提案から研究計画へと昇華させて、今までいろいろとお付き合いしてきた産官学の皆さんと連携して、新しいPHYからのシステム開発をして、標準化、チップ実装、システム開発までを手掛けたいと思う。
なので、そっち方面の皆様よろしくお願いします。
エブリセンスやデータ社会推進協議会で進めているデータ連携は、相変わらず掴みどころのないという人と、推進すべきという人のギャップが大きい。 それでも、IEEE P3800も少し先が見えてきたし、欧州の関係者との連携協議もそれなりに具体的になってきた。昨年は、SIPのデータ連携についても、従前の線引きを超えて突っ込む姿勢で臨んだのだが、課題は多いがなすべきことは見えてきた気がする。
データ連携に対する"漠然とした不安”、"漠然とした不満”、"連携へのインセンティブの欠如”、"発見機会の欠如”という四つの阻害要因を克服するために、一昨年調査研究した” データ利用権”の考え方も、策年の後半からは少しずつ外部発表をしてきた。
というわけで、今年はこの” データ利用権”を用いたデータ連携の実装システムができるので、具体的なPoCをスタートする。
欧州は、僕らが提唱してきた3局モデルのデータ連携について、悔しいかな日本より先にData Actに明確に定義したし、中国はすでに実装している。2016年にこの話しを私が言い出した時に、どこもやっていなかったのに、日本の中の前例主義、責任回避主義でグタグタやってるうちに、あっという間に抜かれてしまった。
それならば、もういちど一歩先を行くためにも、この” データ利用権”を示していくタイミングだと思っている。ちょうど、二月には欧州のデータ系の関係者に一同に介してもらいラウンドテーブルを行うので、そこで少し頭出しをするつもりだ。
また、SIPや観光庁系のデータ連携、デジ田に伴う地域のデータ連携に係る諸々も、より実践的視点で積極的に関与していこうと思う。
昨年は、胃に腺腫が見つかって内視鏡下での切除手術のため5日間の入院をした。幸い良性の腺腫だったので、その後のピロリ菌の除去も無事に終わり基本的に終診している。
しかし、2017年の暮れに見つかった前立腺癌については、放射線治療と内分泌療法のお陰で、ステージⅣと診断された6.5cm大の腫瘍とリンパ節の腫れも見事に消えて、マーカー値も測定不能な領域まで下がった。そして、内分泌療法のホルモン投与も2021年1月に終了した。というわけで、発見から丸5年が経過したので、そろそろ寛解とか終診とか言ってもらい卒業したいものだ。
もっとも、放射線治療の影響での直腸の損傷のほうは、相変わらずの便潜血があるので、来月の検診の時に下部内視鏡の受診を相談してみるかな。
昨年は、春のシーズン直前まで、かなりAliceとの関係がこじれていた。それでも、なんとか4月の20kmは完走したけど、5月の40kmは途中棄権となった。その後、夏から秋にかけてずいぶんと良い関係になってきて、伊豆の40kmは部班で出てくれた仲間のおかげもあって、辛うじて完走できた。
でっ、実はその後くらいから、いくつかの取り組みが功を奏したのか、かなりAliceとの関係が良くなった。とくに、最近は林道での練習も馬場の練習も、それなりに手応えがあるのが嬉しい。
まぁ、こういう時に調子こくと碌なことがないので慎重にはと思うけど、今年は60kmへとステップアップできるように練習を続けようと思うのだ。