とあるデータ連携の会議で、データ連携システムで使う識別子の議論になっただが、出てきた話が二つも同じような思想なのでびっくりした。異なる二つの対象に対する識別子の設計の話なので、別な文脈での議論だ。
ところが、二つとも根本的な発想が同じで、識別子=文字列が前提で、その文字列の何か特定の添字が含まれる形式が提案された。一つは、利用者識別子の話で、利用者の形態(個人、法人)などにより、最初に添字”a”をつけるという提案。もう一つは、機能モジュール(エージェント)に付すもので、最初に”CID”という文字列をつけるという提案。
しかし、僕からすると”a"というのは、組織形態(Type of Organization) の識別子だし、”CID” というのは、モジュール種類(Type of module) の識別子なので、もしこのような組み合わせでの利用を設計するなら、そもそものType of xxx を定義するのが先ではないのだろうか?
こういうデータ構造の設計とか定義を考えずに、いきなり文字列的に”a0123”とか”CID09876”的なのを仕様として定めようとするのは、どういう思想なのか全く理解できなかった。こいう発想になる背景は、どういう設計思想なのかちょっと探ってみたい。
午後は、某庁で打ち合わせのあと、霞ヶ関の古い友人らと一献。相変わらずあの界隈は大変そうだな。