八ヶ岳大会の競技日で、早朝にホテルの部屋でサンドイッチとコーンスープを飲んで準備を整えて出発。幸いに雨もすっかり止んで、夜明け前の満点の星空を見ながら競技場に移動。
僕のエントリーは、公認競技の40キロで、スタートは6時45分。クルーの皆さんと諸々の段取りを打ち合わせした後、馬装してスタート地点に。
今回は、スタート地点が外周路ということで、いつものように馬場での待機と比べると、かなり狭いエリアにスタート待ちの馬がどうしても密集してしまう。実は、昨夜からそのことがすごく気になっていて、僕の中ではスタート前に何かが起こることをとても恐れていた。多少バタつきはしたものの、しばらくしたら落ち着いてくれて、スタートの時計を見ながら早くスタートしたいなと思ってた。
スタートまで残り3分を切った位で、 他の馬がパタ付いたのに驚いたのかいきなり走り出してはねられてしました。この結果、右側に振り落とされ右腕を地面に強くぶつける形で落馬してしまった。走路は結構硬くて自分でもすぐに「あ、折れたな」と言う感じで、とても起き上がれなかった。周りにいた運営スタッフの皆さんがすぐに駆けつけてくれて、救急車の手配をしタンカーで到着した救急車まで搬送。アリスはそのまま放馬された状態で、1人で馬房のほうに帰ったらしい。 後で聞いた話によると、幸いに他の人馬には ご迷惑をかけなかったようなので、一安心。
緊急搬送された病院は、 救急隊の方にお願いをして3年前に左上腕部骨折で緊急搬送された地元の病院 にしてもらった。昨年は家人が同じく 左上腕部骨折でお世話になっている。2人がお世話になった先生は、人事異動で今は月に1度しか来ていないんだけども、たまたま宿直でいらっしゃったので、「真野さんまたですか状態」。この後の事は、ほぼほぼ3年前と同じ流れなので、また詳しく報告をするけど、来週の出張とその後の予定を色々と調整しなきゃいけなくなった。
それにしても、この事故で、頭の中は、あぁしておけばよかった、なんであんなことしたんだろう、もっとこうしておけばよかったなぁとか、反省点ばかりがぐるぐる回りだす。大会の運営者の皆さんにも、他の参加者にもいろいろとご迷惑をかけてしまい、反省 すること ばかり。その一方で、今度からこうしようなんて言う図々しい思いも、持ち上がってくるのは、馬乗り性なのかな。
また、Sunnyの仲間が救急車に同乗してくれて、その後の諸々を手伝っていただいた。 本当に何度も競技場と往復してくれて、荷物や車の移動まで全てそつなくやっていただけたので、 いくら感謝しても足らない位感謝してる。
一通りの検査をして、腕を固定して、水曜日に手術をするので、一旦帰宅をするかと聞かれたのだけど、右腕なので帰宅しても何もできないから、そのまま入院させてもらうことにした。
まったく、仕事の責任もあるのに、こんなことばっかりやってて、どうすんですか的な批判は真摯に受けなきゃいけないな。それにしても、あまりに悲しくて虚しすぎる。 悪い予感は当たるものなので、ネガティブシンキングがだめだなとつくづくも後悔しちゃう。
たまたま、月曜日からは1週間出張の予定だったのだけど、 リモートで参加できるので、何とかなるかな。でもその翌週が、リアルな打ち合わせが重なっているので、諸々のスケジュールをチェックしないといけない。まぁ、 先生と話をしたら、日曜日までに退院できるようにがんばりましょうと言ってくれたので、今のところ予定を変えないつもりではいるけど、リハビリの時間を多く取りたいので、基本リモートが増えるかもしれない。この関係で多くの方にご迷惑をかけたらいけないなぁ。 あいにくと、週末なので、諸々の業務連絡は月曜日にすることになる。
写真は、3年前と今回のもので、さて違いはどこにあるでしょう?