午前中を休みにして一鞍とおもっていたけど、雨だったので普通にリモートワーク。そんな中、嬉しいニュースが入ってきた。長年、僕とともにIEEE802.11の標準化活動をしてきた元部下が情報通信技術賞 TTC会長表彰に選ばれた。
彼は、僕が802.11aiの議長をしたときはセクレタリーを務め、802.11bcでは副議長を務め、この春に11bcも出版になった。この業績の大きな意味合いは、既存の標準化活動にただ参加するということではなく、自らが新しい規格の提案者となり、グループを組成し、それをリードしてきたことだ。
関連省庁は、標準化の重要性や人材育成の重要性を、色々なところでお題目として掲げてるけど、標準化動向を調査する話と、活動を創出し、リードすることは大きく違う。国際標準化活動では、国内のお山の大将では全く話にならないので、いかに海外の仲間をソーシャライズできるかが重要で、そういう視点が霞ヶ関の事務所に閉じこもってると理解できないのかなと思うことが多々ある。
とうわけで、こういう業績が評価されて称えられることは、ただ人材育成がぁ... と言ってるよりは、はるかに意味があるわ。
午後は、東京でリモート会議を二つした後、新橋で長年中国で仕事をしていた知人の定年退職祝いで一献。