理事を務めるモバイルブロードパンド協会主催で、2008年第4回 IEEE802.11 Prenaly 報告会 802.11の鉄道等の大規模公共交通向け広帯域アクセス標準化が開催されます。
概要
2008年11月中旬、米国テキサスにてIEEE 802 Wireless Prenaly Sessionが開催され、IEEE802.11Working Groupが開催されました。
今回は、当協会のメンバーにより提唱されている無線LANによる高速移動体通信システムが、WNG(Wireless Next Generation)-SC(Standing Commitee)にて、提案されました。
このセッションは、802.11の次のトピックスを模索するSC(Standing Commitee)で、ここで賛同が得られると、SG(Study Group)が設置され、最終的に標準化する事が認められると、TG(Task Group)となり、802.11xxなどの形になります。このプロセスは、他の国の提案に後から乗るのではないという意味では、スクラッチからのスタートです。
今回、プレゼンテーションの最後に、このトピックスへの興味の有無を問うStraw poll(非公式投票)を行った所、参加者の多くから興味を示す票が得られました。また、これに対してベルリン工科大から、このテーマに沿っ実証のプレゼンテーションの申込みが提出され、次回のInterimで取り上げられます。
日本は、ITSも鉄道分野でも国際競争力がありますし、中国やBRICS、ヨーロッパなどでは、安心、安全だけではなく、CCTVやPIS(乗客向け情報配信)を含む高付加価値型のICT利用が積極的に行われつつあります(地下鉄へのCCTVの配備は、中国、韓国、香港などで義務化されつつあります)。また、最近ではカリフォルニアでも高速鉄道の計画が出ています。
そこで、今回の研究会では、この提案の解説を発表者から行っていただき、興味のある日本の企業の方々にも、今後積極的に標準化に参加していただき、日本 発の標準化へ向けた一助となる事を期します。
日時 2008年12月17日(木)15:00〜17:00
場所 中央区立築地社会教育会館 2階第5会議室 東京都中央区築地4-15-1(最寄駅:東銀座、築地市場)
その他詳細は、協会のページでどうぞ。