今参加しているIEEEのセッションでは、ちょうど新しいTask Groupが承認されて、その活動のスタートフェーズでの議論がいくつかある。 昨日は、チェアの選出があったけど、二人の候補者が互いに自分の方針をプレゼンし、投票を呼びかけた。 まぁ、いわゆる選挙形態だ。 そして、選出されたチェアは、自分の下にバイスチェアやエディタをどういう目的で、どう配置するかなどの構成や方針をメンバーに計り、必要な場合には投票を行う。 こういう合意形成のプロセスは、まさにRobert's Rules of Orderあたりに沿って進められるわけで、やはり基本的なスキルとして教育を受けていることが分かる。 日本では、国際標準化で活躍できる研究者を育てると言ってるけど、官庁の委員会などは、はじめに座長を決めてしまい、事務方が議事録から報告書案まで用意する事が多く、そういう環境で仕事をしている限り、国際舞台で論陣を張る人なんて育たない気がする。