知り合いの事務所でWEB会議のデモシステムの導入に立ち会う。 結論から言うと、残念ながら予定していた立ち上げが出来なかった。 急遽、Helpでルータのフィルタリング等を確認したのだが、残念ながらそれらしい原因に行き当たらなかった。 ルーター配下のスイッチまでは見ていないので、そっちかもしれいけど、とてもそこまで追いかけられなかった。
しかし、ここの情報システムには、まったくドキュメントが無い。 同様の事は、いくつかの中小零細企業で遭遇している。 そして、こういう会社の情報システム担当は、たいてい見かけ上は忙しくしている。 でっ、例えば論理構成図とか物理構成図みたいな最低限の資料も用意していないので、そういものを具備したらと言うと、判で押したみたいに「いやー、そうなんですよね、でも、とにかく日々の仕事でバタバタしていて、なかなか出来なくて」って返ってくる。
結局のところ、こういうモグラたたきしか出来ない輩というのは、仕事をしているふりで、忙しいだけで、組織や運営に重大な危険を日々増加させているだけな事に気付いていない。 この類の怖いのは、この勘違い君に仕事を続けさせると、そのぶんどんどん問題が深刻化するということだ。 そして、中小企業では、総務部などに情報システム担当がいて、その上司が「私も、技術とかの事は専門じゃないので、彼に任していて....」というパターンが多い。 しかし、仕事をルール化したり、可視化したり、属人性を排除したりすることは、技術、営業、バックオフィスとかに関係なく、共通のテーマで、こういう意識をもたないマネージャも、また会社には百害合って一利無しだ。