今日は、SIPの関係で、朝から慶応の日吉キャンパスで、アーキテクチャに関するワークショップ。内容については、まったく疑義はないのだが、システム設計とかアーキテクチャって、普通にまともに開発業務に関わっていれば、当たり前のように取り組む領域ではある。
しかし、どうも分業化された開発工程の一部にしか携わられない人は、全体をみないというか、見えない傾向があって、アーキテクチャやシステム的な視点が欠落することは確かに多いのだろう。
逆に、実装や開発の現場を知らず、学問でアーキテクチャ云々を学んでしまうと、これまた結構ずれた意識高い系になる。結局のところ、ロジカルな思考が重要なんだけど、今日の不鮮明な要件定義によるワークショップとかに感じたのは、この辺りのパターンかもしれない。
そういうば、システムの話って、過去に何度もこの日記にも書いたし、某社のCTOの時には、システムエンジニアと称している部門に対して、まずシステムはという定義から整理したこともあったけど、その辺りは何処も同じなんだろう。
ちょうど、IEEE DTSIでは、Data Trading の定義をしたけど、あれもまさにシステムの定義に近い。