今日の午後は、SIP AIホスピタルのサブテーマである医療用語辞書の評価委員会。このテーマでは、医療用語を整理するだけではなく、自然言語処理で有効に使えるようにするため、用語同士の関連性や利用シーンにおける出現頻度なども考慮してデータ化している。
他のプロジェクトでも、語彙基盤の取り組みなどデータ処理に適する用語関連の取り組みはあるけど、それを使って何するのという視点が欠けているものが多い。多くは、データ共有に必要という答えくらいだ。
このプロジェクトの面白いのは、元々の目的が医療現場の生産性効率を向上させ、医療従事者の労働環境を改善し、より多くの時間を個々の患者に対峙させることを目指している。そのため、看護記録や電子カルテ入力など、PCにむかってる作業時間を減らすために、音声入力による電子カルテや看護記録という技術開発をしている。この時に、とても重要になるのが、適切な医療用語への変換であり、そのための医療用語辞書の構築をしているわけだ。
ここまでは、まぁ用語集と自然言語処理の世界なのだが、今日の議論では一歩進んで、AIによる診断への適用という領域の話も出た。これには、患者の使う表現なども重要になるということで、なかなかに面白い議論だった。
やはり、データというか技術は、使ってなんぼの世界だなと痛感。
今日は、あんこが余っていたので、早朝に摘んで下処理した蓬で、蓬餅を内職。白玉粉と上新粉を合わせると、そこそこに固くならないのが嬉しい。というわけで、夜東京に行く時に、明日の分をカバンにいれて置いた。