欧州のGAIA-Xについて、なかなか興味深い論評というか記事がネットに出ていた。ことGAIA-Xについては、随分と黒船が来る的に煽りまくっていた人が多くて、こりゃ大変と国内でも騒いでる人が多い。
先日、とある大手コンサルが、国からの委託事業で調査した報告書について、調査した人からヒアリングする機会があった。この報告も、他の騒いでる人も、基本的には、発表されている資料やワークショップなどでの発表が情報源で、まったくもって内部の活動に参加しているとは言えない人が多い。
この結果、表層的なことばかりで、実際に具体的な状況や課題が見えてこない。少しでも、標準化活動の経験がある人なら、標準化していくためのプロセスとして、標準仕様> 実装仕様> 適合性試験などの手順や、進め方を知っているから、具体的なチェックポイントがわかる。ところが、煽ってる人や騒いでる人は、こういう標準化活動自体も経験がない人が多いから、表層的なことで騒ぐわけだ。
たまたま、GAIA-Xについて、その設立前から直接関係者と話すこともあったし、そのあとの組織内の混乱の様子などが垣間見えていた、実際に協業協定の締結段階で、かなりその混乱の影響が露呈したこともあった。
そんなわけで、まぁ僕らは是々非々での対応と、対等な立場での協業という方針を打ち出してきたわけだ。
さてさて、こういう状況になると知ったかぶりして、自社内で騒いでた人達は、果たしてどうするんだろう.....しらんけど。
そんななか、今日は国内の某産業界の大手の皆様と、その業界としてのデータ連携基盤の構築について、打ち合わせをさせていただいた。業界は違っても、データ連携の基盤として必要な機能は共通なことが多いので、うまくレイヤーモデルをつくればいいわけで、よい方向になりそうな気がしたな。
だいぶ前に献本いただいたNIRAさんの報告書をやっと今日開封したら、このヒアリングした人のマッピングがなかなか面白いわ。ところで、あのSPYSEEってどうなったの?