今日は、全日本エンデュランス馬術大会2022の2日目。僕がクルーをするTさん、B君ペアは、今回EN80の80km競技に出走。夜明け前の競技場で、スタートにむけた準備をしていると、朝焼けが一瞬綺麗に広がって、スタートの時には雨も止んで無事にスタート。
スタートを見届けてから、車で観音平のクルーポイントに移動。今回は、EquiTrackというアプリの安全追跡機能で、リアルタイムでライダーの位置情報と歩様をシェアできたけど、これは本当に便利だな。しかし、意外と知らない人も多くて、結構多くの人に質問を受けた。
第一ループは、無事に競技場に帰って来たのだけど、それなりのペースだったので、馬はいささか疲労気味。このため、ベッドチェックでは、獣医さんにいつくかコメントをいただいたものの、無事にパスして、第二ループ。
しかし、今回は平均時速11kmの設定によるカットオフタイムのために、この時間に戻れない馬が続出。残念ながら、我がチームも、そのまま走行しても間に合わないという判断で、途中で走行を中止することにした。
加えて、第三ループまで進んだ馬たちには、非情の雨が降り始めるという悪コンディションになってしまった。この結果、大会全体として、100kmの日本選手権が、完走は2/4。 同様にEN80が0/6、EN60が1/8、EN40が5/8(いづれも事前の出走取り消しは除く)で、出走した馬の完走率が30%という結果だった。さらには、EN60以上に至っては、その半分という厳しい結果だ。
全日本選手権は、日馬連が主催だし、いわゆる強化という主旨で、こういう厳しいコース設定になるのだろ。一方で競技の普及をして、競技人口の増加を図るという視点からみると、いささか議論の余地が残る気がする。
すくなくとも、馬のウェルフェアという視点は、世界的にもエンデュランス以外の競技でも注目されていることなので、その辺りも踏まえた検討が求められるのかもしれない。
この辺りは、撤収後に役員の方に少し話を聞けたので、それも含めて一度まとめてみような。
なにはともあれ、大きな事故もなく、無事に大会が終了した。今回は、山梨での全日本選手権ということで、いつも以上に運営の皆様は大変だったようで、参加者としては、とにもかくにも感謝をする限りだ。
また、今回は自分がライダーとして参加できなかったので、クルーとして参加の機会を与えてくれた知人のクラブにも感謝する。