前職のネットワーク機器メーカであるアライドテレシスの大嶋会長の訃報を昨日聞いた。3Comやアンガンマンバスの製品取り扱いやメディコンから始まって、スイッチやルータなどのネットワークベンダとして、グローバルに製造、販売をする事業を一代で築いた方だ。
僕は、縁あって2005年にRoot,IncをM&Aしてもらい、10年近く一緒に働いたし、その時の同僚や部下とも交流が続いていた。そして、今年の1月に連絡をいただいて、同社のアドバイザーとして、再びワイヤレス関係の顧問をしている。
今年の最初に連絡をもらった時は、Web会議で久ぶりに話しをしたのだが、相変わらず元気だったので、正直かなり驚いた。
上場企業とはいえ、ワンマンで、経営としてはいろいろと課題も多かったけど、技術の本質を見抜く目と、先見性は、大いに尊敬する部分があって、インターネットやネットワークに対する、彼独自の拘りというかポリシーが明確にある人だった。
ご多分に漏れずワンマンの強いリーダーシップだったので、これから残された社員らは、一時的にかなり混乱するかもしれないけど、相応の基盤があるのだから、ぜひ頑張って欲しいところだ。
今夜は、同社のCTOをしていた時に、COOをしていた同僚と、久しぶりに神田で一献して献杯した。合掌