今日も午後から散策にでる。 Angkor ThomのBaphuonからRoyal Palace,Phimeanakas,Leperking Terrace, Elephant Terraceなどを歩いて周る。 その後、Ta Kevを経由して、Ta Phromへ行く。 それにしても、どこもかしこも レリーフや石造の多くが盗難の被害にあっているのは、痛ましい限りだ。 もっとも、先進国の国立美術館にいくと、戦利品として誇らしげに、そういうものが展示されているわけだ。 しかも、その多くの国が支援プロジェクトとして、遺跡の修復作業を行っているのだから、不思議なものだ。 同じ地域にあっても、Ta Phromは、とにかく樹木に覆われているのが、なんとも特長的だ。 かの時代にこれだけの建造物を造った人間もすごいけれど、それを覆い尽くしてしまう自然の力の凄さを思い知らされる風景だ。
帰りのフライトまで時間が十分にあるので、とりあえずオープンしたばかりのAngkor National Museumに出かける。 ホテルの直ぐ近くなのだけど、コンショルジェに聞いたら一度グランドオープンした後、一般公開はしばらくしていなかったので、今日現在入館できるか不明とのこと。 (おいおい、そんくらい把握しとけよ..コンショルジェ) とりあえず、行くだけ行って見たら、ちゃんと開館していて、8$の入館料で、入館できました。 さすがに、オープンしたてなので、館内はとても綺麗で、ブリーフィングルームでビデオスクリーンで概要の説明があり、その後に各展示コーナーを見て回る。 室内に展示されているレリーフは、遺跡でみるよりも細部まで観察できて、その細工の細かさなどにひたすら感心。 展示物の一部は、まだ搬入されていなくて、写真が置いてあったりするのは、まぁご愛嬌だろう。
そのまま、昼は市内のBar Streetまで足を伸ばして、カフェでピザ。 ベトナムもそうだけど、旧フランス統治のアジアの国は、オープンカフェやバーが集まったエリアがあって、欧米の観光客には人気がある。 お目当ての石窯ピザの店は、今日はピザを焼いてなかったので、隣のカフェにはいったけど、まぁまぁな味かな... きっと此処も夜は、外国人で六本木状態なんだろう。 最後は、日本人が発案して経営している、アンコールクッキーの店によってお土産を買って帰路につく。
無線LANで使われているプロトコルCSMA/CAなどを考案した研究者である著名なアマチュア無線家のPhil Karn氏の話題が出たので、ちょっと検索してみたら氏のホームページが引っかかった。 同僚に紹介したら、彼のページには、彼のSkype IDが公開されていてるのをみて、凄いですねといっていた。 確かに、有名人がSkype IDなんて公開していたら、スパム電話だらけで大変だろうことは想像に易い。 しかし、僕からすれば、とてもインターネットの人らしいなと思ってしまった。 まあ、どんならSkype Callがあろうとも、それに対するフィルタリング権利は、受け手側にあるのだから、多少のコストはあってもオープンにすることで得られるメリットの方が大きいと捉えているのかもしれない。 インターネット文化の根本には、Open性というのがあるけれど、これは匿名性によるOpen性とは異なる。 情報の双方向性を重要と捉えれば、自らを匿名にせずに名乗り、それによって相手からも情報か得られるわけで、かなりの署名人がインターネット上にコンタクトを晒している。 もっとも、それらが直接に本人に到達するのか、秘書などを介しているのかは、人それぞれだ。 Webなどで公開していなくても、メイルアドレスを名刺などに入れて公開している人は、有名な人でも沢山いるし、その多くの人がメイルには結構直接的に返信してくれるので、直接本人が対応しているのだろう。 一方、インターネットに比較的疎遠な会社や組織では、幹部になるほど部門留めなコンタクトなどを公開していることが多いようだ。 こんなところも、ちょとしたカルチャの差なんだうろな。
知り合いが山梨県のワイン産業の活性化のための新しいプロジェクトを立ち上げたそうで、打合せのあとに暫しワイン話になった。 確かに、山梨は国産ワインの醸造地としてはNo1なのだけど、国内消費は頭打ちのようだ。 地元では、フランスやカリフォルニアと提携して、品種開発や醸造技術の研究などにも相当取り組んでいて、特に甲州種の白ワインなどは、年々海外での評価が高まっている。 先日も、フランスでシラク元大統領のパーティで採用されたというニュースがあった。 しかし、銘柄としては、残念ながら知名度はかなり低い。 チリ、南ア、オーストラリアなどは、それぞれにポジションを確立した感があるが、日本ワインというのは聞かないし、山梨ワインというのも聞かない。 山梨でも勝沼、甲州、茅ヶ岳などのいくつかの醸造地があるのだけれど、残念ながら各々の特長というか個性というのが見えない。 マスカットベリーAや甲州種は、いわゆる地物なのだろうけど、最近はカベルネとかのヨーロッパ品種を立ち木栽培しているワイナリーとかも多く、ぶどうの種類も、醸造も試行錯誤を繰り返していて、醸造地として固有の個性に落ち着くのには、まだ相当かかるのだろ。 活性化の一つには、醸造地証明のような制度の導入もあるだろうけど、個性がはっきりしていない段階では、あまり効果的ではないだろう。
一方で、茅ヶ岳なんかは、東京から車で2時間くらいでいける場所に、広大な南向きの斜面にぶどう畑が広がっているので、各ワイナリーでテイスティングなどが出来れば、Napaのような観光地になるかもれない。 既に、いくつかのワイナリーでは、テイスティングやレストンの併設などもしてオープンにしているところもあるけれど、網羅的なガイドマップとかがないのが残念だ。
電波政策や情報通信政策などで、いつも鋭い提案をしている池田信夫さんのBlogの2.5GHzの免許方針に関するスレッドで、いっそのことコモンズ化してしまったらどうだろうと書き込みをした。 いまの、免許方針とは別に無線LANの二次利用を認めてはという事を書いたら、すかさず他の参加者からWi−Fi 2.0ですねというコメントがついた。 すっ鋭い...やっぱし、こういう時には、判りやすい示唆呼称は大事だなと痛感。 Wi−Fi 2.0 流行らせたいな。
昨夜は、知り合いのEさんがふたご座流星群を見るというので、都内で車に乗せてもらい、山梨の家に戻った。 途中の甲府盆地あたりでは、雲が出ていたのだけど、須玉はあまり雲がなかったお陰で、沢山の流れ星が見れた。 Eさんは、最初数えてたけど、40個くらいで諦めたくらい、次から次へと流れていくのが楽しめた。 寒いので、一人じゃ、なかなか見ているのもつらいので、こういうのは助かる。
ちょっと前に購入したミックスフルーツの洋酒漬けがあったので、季節がらシュトーレンを焼いてみた。 イチジクのドライフルーツもあまっていたので、入れてみる。 焼き上がりは、ずっしりと重くて、いかにも高カロリーって感じだ。 甘いのとラム酒の香りで、パウンドケーキとクッキーの中間みたいな食感。 ドイツでは、これをクリスマスに向けて、一切れずつ毎日食べるそうだけど、こんなの毎日食べてたら太るだろうなぁ..
地デジを受信して、PC上に再コピー可能な形で収録できるフーリオの詳細が日経パソコンに、「放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手」として報道されている。 随分前に、学術系のMLで話題になって存在は知っていたけど、見物のレポートははじめてみた。 原理やビジネスモデルはともかく、所詮この類のプロテクトは破られるものだ。 しかし、破られたからといって、誰も正規の手段で見なくなるというわけではない。 まぁ、ある程度の比率で、こういう非合法ユーザーが発生するのだろう。 コピープロテクトなどは、100%の完璧を求めれば、コストもかかるし、正規ユーザーにも、不便を強いることも出てくるので、ある程度の妥協点をみつけるしかない。 いうなれば、歩留まりのようなものだろう。 一方で、放送業界などが、こういう機材に対して、どういう反応を示すのかはぜひ注目したい。 かつて、マンションでの一括番組録画サービスでは、その機材を販売しようとした会社に対して、民放連が販売差し止め訴訟をするという、弱いものいじめ的な対応をした。 このフーリオの場合には、販売もとは外国で、消費者による個人輸入の形式のようなので、輸入禁止にするとかの措置をとるのだろうか? 盗聴器や外国バンドの無線機など、国内では合法的に使えないものが、市場では沢山出回っているけど、それと同じように誰も止めれないかもしれない。
日経によれば、2.5GHzのBWAの全国免許は、ウィルコムとKDDIに内定だそうだ。 まぁ、その結果は、ともかく、その評価プロセスの透明性が問われている時代に、こんなニュースを”内定”なんていう定義も、制度もないのに、リークして新聞に流すというのは、どういう意味があるのだろうか? 就職活動のように、正式に内定というプロセスがあって、それが公式に内定書として出されるのならば良いけれど、審査プロセスには内定なんていうものは存在しない。 新聞が勝手に書いた事だという言い訳をするのかもしれないが、そんなものは、誰もリークしなければ書くわけがない。 結局のところ、総務省の誰かが意図的にリークしているのだ。 これは、記者クラブに対する便宜なのか、それとも報道によって民意を得たいのか判らないが、この時期にする行為としては、あまりに愚かではないだろうか? 注目されている時期だからこそ、厳重に情報漏えいに配慮して、正式な電監審の場で、堂々と審査結果の諮問をし、説明を果たすべきではないだろうか? この報道が、当該企業の株式評価などにも大きな影響を与えたようだが、一歩間違えたら風説の流布という事にもなりかねないくらいの責任意識はないのだろうか?
日経にデジタル放送番組の複製、「無制限」機の規制を検討・総務省なるニュースが出ている。 12/17の日記に書いたように、この規制の実現は、結構ややこしいかもしれない。 まぁ、機器認定のような制度にして、それ以外の機器の使用は違法だということにすれば、一定の効果は期待できるだろう。 しかし、機器の販売そのものを違法だとするのは、かなり大変ではないだろうか? 既に、巷の噂では、某ゲーム機でも、じつはフーリオ同様の事ができてしまう裏技もあるらしい。 いまや実に色々な機器が多機能化しているのだから、TVの受信機能を持つ機器を対象とすると、その範囲は実に広範囲になってしまうわけだ。 もっとも、その実施をどこまで厳密にするかは別として、こういう機器の使用は違法ですという制度さえできれば、多くの善良な市民は、購入して使用しないだろうから、100点満点をねらうのではなく、80点を狙うのかもしれない。 しかし、インターネット時代の怖いところは、ゼロになら無い限り、その成果をあっという間に、膨大な数の人達で共用できてしまうことだ。 これに対しては、ダウロード規制なんていうことまで、考えてるようだけど、もっと 情報が広がることのメリットを追求するよな、建設的なアイデアはないものだろうか......
社外取締役を務めているCATV事業会社では、光ファイバでの波長多重により、通信事業者としてインターネット接続サービスも行う。 こういう事業では、加入者は、全てのこの会社の構内網に集約され、インターネットへのトラジットサービスを介してインターネット接続をする。 こういうトポロジーは、広域の事業者の場合も、基本的には同じだ。 NTT−NGNなどは、この地域網の部分の、上下のAPIを開放して、インターネットのベストエフォートに対向したギャランティサービスを提供しようというわけだ。 NTTがNGNを推進したとしても、残念ながらNTT以外の加入者網でブロードバンドサービスを受けている加入者は、利用できない。 CATVインタネットなどの場合には、地域で、それなりのホームパスを有しているので、その地域ではNGNはかなり限定的になってしまう。 そこで、地域ベースの事業者も、いっそのことインターネットトランジットの手前のところで、回線を開放してしまうことも考える必要があるかもしれない。 一種のプライベートピアリングなわけだけど、こうすることでNGN的なサービスの拡張が期待できる。 最も、NGN的なサービスって、なにがあるの? という疑問には、なんの答えもなかったりする。 だいたい、ベストエフォートの1Gbpsと、ギャランティの100Mbpsのどちらが欲しいかと聞かれたら、前者だったりする僕には、どうでもいいことかも。
仕事納めということで、夕方から各フロアーで、納会がそれぞれ行われていた。 ちょうど、某MLで、納会は定時以後に行うようにとの通知が流れたという投稿があって、これに対応していろいろな会社でのそれぞれの納会の話が投稿されていた。 まったく、各社各様で、中には納会のある会社に勤めたことが無いという人もいたりした。 仕事はじめも、昔は振袖の女性が居たりという光景があったけど、グローバル化、多様化で、こういう風景は、どんどん減ってきてるのだろう。 商店も金融機関も、年末、年始も無休というのも、昔では考えられなかった。 都内はがら空きで、喫茶店などは、正月料金で高いコーヒーを売っていたのは、何時頃までだったのだろう。
ベーコンを作るのに、スモーカーを用意したので、試運転代わりに熱燻で、ホタテと手羽先をスモークして、夕食のおかずにしてみた。 熱源は、ちょうどキャンプ用のガスコンロがあったので、それを使ってみたら、温度調整もまぁまぁ。 今回は、熱燻なので、チップを使ってみたら、思ったより簡単にいい香りに仕上がった。 外気温が低いので、ちょっと蓋をあけると、あっという間に温度が下がってしまう。 おそらくは、全体として高めにしたほうが、手羽先なんかはパリッと感がでるかもしれない。 でも、中はジューシーで、なかなか満足。