無線LANで使われているプロトコルCSMA/CAなどを考案した研究者である著名なアマチュア無線家のPhil Karn氏の話題が出たので、ちょっと検索してみたら氏のホームページが引っかかった。 同僚に紹介したら、彼のページには、彼のSkype IDが公開されていてるのをみて、凄いですねといっていた。 確かに、有名人がSkype IDなんて公開していたら、スパム電話だらけで大変だろうことは想像に易い。 しかし、僕からすれば、とてもインターネットの人らしいなと思ってしまった。 まあ、どんならSkype Callがあろうとも、それに対するフィルタリング権利は、受け手側にあるのだから、多少のコストはあってもオープンにすることで得られるメリットの方が大きいと捉えているのかもしれない。 インターネット文化の根本には、Open性というのがあるけれど、これは匿名性によるOpen性とは異なる。 情報の双方向性を重要と捉えれば、自らを匿名にせずに名乗り、それによって相手からも情報か得られるわけで、かなりの署名人がインターネット上にコンタクトを晒している。 もっとも、それらが直接に本人に到達するのか、秘書などを介しているのかは、人それぞれだ。 Webなどで公開していなくても、メイルアドレスを名刺などに入れて公開している人は、有名な人でも沢山いるし、その多くの人がメイルには結構直接的に返信してくれるので、直接本人が対応しているのだろう。 一方、インターネットに比較的疎遠な会社や組織では、幹部になるほど部門留めなコンタクトなどを公開していることが多いようだ。 こんなところも、ちょとしたカルチャの差なんだうろな。