初詣がでら小淵沢にいく。 身曾岐神社という神社は、東京にあった神社が20年くらい前に遷座された神社だそうで、全体的に新しいけど、それなりの規模の神社で、人でもそこそこにある。 丁度、境内では正月の奉納舞が演じられていた。
参拝の後は、昼食は適当にあいてる店を探していたら、北欧料理のメーラレンという店が開いてるのをみつけてそこへ。 入って直ぐに、丁度入れ違いに出て行くところのSさん夫妻とばったり。 Sさんには、いつも長男が仕事場でお世話になっているのだけど、まったくの偶然でびっくり、とりあえず新年のご挨拶。
注文したのは、ランチのコースメニューだったけど、前菜、スープ、メイン(肉or魚)、サラダ、ライ麦パン、デザート、コーヒーがついて、観光地なのに¥1,650−、味もボリュームも合格点で、これはなかなかお得なランチを発見。 今日の前菜は、ニシンのマリネ、スープは豆と野菜、メインはリブ、デザートはカシスのシャーベットとチョコレートケーキ。 これだとハイシーズンは、かなり人気がでるかもしれない。
新年となると、組織の変更や新しいプロジェクトが発足することがよくある。 一般にPDCAサイクルをしっかりと回して行くことが大事であることは知られているが、なかなか完結しないケースも実に多い。 原因はいろいろあるだろうが、Planが不十分のために、途中で大きく変わってしまったり、継続性がなかったりする事も多いように思う。 では、Planが不十分というのは何に起因するかというと、その一つは計画前の現状の精査が不十分というものではないだろうか。 多くの業務は、天変地異によって計画がスタートするのではない、つまりそこには現状といものがあり、それをしっかりと解析して、その客観的データを考慮したうえで企画された計画というのは、持続性がでてくるものだ。 そういう意味では、PDCAの前にAnalyzeのAをつけて、APDCAという観点で業務を見直すことが重要なのではないかと、最近思わされることが実に多い。 ということで、仕事初めにあたり、今年はA−PDCAの実行というのを常に念頭におきたい。
松下とグーグルがネットTVを開発するという発表がCESであった。 ブロードバンドインフラの普及が、動画サイトを生み出し、そして、それに応じた端末がでてくることになったわけだ。 こうなってくると、やはりネット放送もデマンドレスというかサイマル的な放送コンテンツが欲しくなってくる。 いちいち、こちらが選択するのではなく、勝手にずかすがと入り込んでくるTVの形態は、それはそれで便利なものだ。 電車の中吊り広告や、屋外の看板広告もそうだけど、こちらが選択する前に、一方的に飛び込んでくる。 こういうものは、雑音だと言ってしまえばそれまでだが、雑音なのか信号なのかは、受け取ったあとで判断すれば良い。 もし、アクティブに求めない限り情報が入ってこないとなると、知識は増えないし、時流にたいする感度も鈍ってしまう。
巷では、KY=空気読めないだそうだけど、製品開発をする会社にっとて大事なのは、市場動向や顧客動向をどう捉えるかだ。 常に、市場(Market)を読む, 顧客(Customer)を読む必要がある。 ここで、大事なのは市場≠顧客であることで、特定の顧客の動向や要求が市場全体のそれではないことだ。 そんなことは、当たり前だし、十分判っていると思っていても、日常の業務で情報を入手するコストは、あきらかに既存顧客の情報のほうが安い。 コストが安いというのは、要するにあまり努力や費用をかけなくも入手できる情報という意味だ。 そういう情報をベースにした予測や計画は、変化に対する適応力に欠ける。 特に、製品サイクルが長く、変化の少ない製品市場ならば良いけど、製品サイクルが短く、技術革新の早い分野では、自らの知識と経験ではなく、積極的に外部からの情報を入手し、分析することが有効だ。 また、いまの時代には、圧倒的にインターネットによる情報収集が有益だし、まさに集合智をいかに活用するかが、鍵だろう。 会社の会議にでていて、この辺りの課題を痛感してしまった。
今日1月11日は、鏡開きだ。 子供の頃は、実家が商売をしていた関係もあり、風呂場もトイレも含めて、全ての部屋に鏡餅や輪飾りが飾られていた。 年末に、餅屋から餅がとどいて、鳶の頭が一番メインの玄関前の鏡餅の飾りつけに来ると、大きな伊勢海老やら昆布やらを見ながら、小さな鏡餅の飾りつけを手伝ったりしていた。 それが、松が開けて11日になると、いよいよお汁粉になるので、この日はとても楽しみだった。 地元の信用金庫では、毎年この日にお汁粉の振る舞いをしていて、友達と連れ立って食べにいったりしたものだ。 こういう風習は、地域により少しずつ違うようで、山梨の家の周辺では、鏡餅ではなかったりするところもある。 我が家の場合、実家と違って、すっかり、現実的というかなんというか、鏡餅のお供えはしていないので、残念ながら今日はお汁粉ない.....
長男の成人式のお祝いをするため、久しぶりに実家に行く。 姉夫婦と母親と近所の鳥料理屋で久しぶりに皆で一献。 そのあと、実家で、ふと父親の残したレコードライブラリーがそのままになってる事に気付いた。 父は、結構小まめで、かなりの部分を収録を作って、番号を振って管理していた。 ジャンルは、クラッシックがメインなんだけど、タンゴなんかもあったりする。 初期のものは、SPやモノラルだけど、大半はRIAAのLPだ。 そこで、去年販売されたTEACのターンテーブル付きCDレコーダー TEAC LP-R400 を思い出してしまった。 廉価だけどSPにも対応をしているので、あれでも購入して、全てのライブラリーを順番にCDに落としていくプロジェクトでもしてみようかなとふと思った。 基本的にクラッシックは、ほとんど聴かないというか知識もないので、このプロジェクトをすれば、いろいろと聴けるし、ちょうどいいかもしれない。 ただ、数が膨大なので、相当時間はかかるだろうけど...
仕事で作ってるルータの上流回線に、某社の定額制のデータ通信サービスのカードを使いたいのだけど、ドライバがWindowsとかしか対応していない。 もちろん、仕事なのでちゃんと仕様書等の正規情報から開発を進めるのだけど、結構時間がかかる。 ところが、やっぱし、いるんだよね 偉大なるハッカー様が。 USBアナライザーで、解析して、ちゃんとドライバーを作られて、コミットしてくれている。 さっそく、そのドライバで確認したら、もちろんちゃんと動いてます。 NICとかPDAとか、とにかく新しいデバイス好きなハッカーさんは、周りに何人かいるんだけど、本当に彼らの技術力は素晴らしい。 こういう、好奇心とチャンレンジ精神旺盛な技術屋が、世の中のビジネス創造に、とても貢献していることを、知らない人が多いかも。
某大学院のMBAの公開授業で、知識経営論の概論を聴講した。 いわゆる狭義のナレッジマネージメントの話ではなく、知識経済全体の話と、知識創造などに関する話で、とても参考になった。 初めに、物質経済から知識経済へと変わってきた事を、実際にいくつかの引用をもって解説された。 たとえば、経済成長に対する無形資産の比率が増える一方で、資材購入、設備投資が鈍化したのに、経済成長は持続していることは、それだけ知識経済が成長しているということだと解説された。 また、知識創造では、SEICモデルというモデルに基づいて、知識資産が暗黙知と形式知との間をスパイラル的に変化していくなどの解説があった。 工学系の僕からみると、こういう知識経済の成長においては、知識の流通コストが圧倒的に下がったことが、とても大きな要因ではないかと感じる。 知識=情報ではないけれど、情報の流通コストが下がり、情報の入手コストが下がった結果、知識がいろいろなところに表出し、さらなる派生的な知識を創出しているのではないだろうか。 逆を言えば、知識経営の考えを実践していくには、経営資源における知識の流通コストをいかに低減するかが鍵のように思えた。 知識の流れない、溢れない、組織や経営体は、かなり危機感を持たないといけない。
KDDIが中部電力の通信子会社のFTTH事業を買収するそうだ。 東京電力が通信事業から撤退したときに、横並び主義の電力会社では、追従するところがでてくるとは思っていたので、はじまったかという感じだ。 一般家庭に対するサブスクライバーオーナーシップを持っているのは、電気、ガス、水道、通信なわけだけど、この中で自由化されて地域制限がないのは通信だけだから、地域限定の電気、ガス、水道などの事業者が無理に通信事業をやろうとしても、全国スケールで展開してる通信事業者には、勝てないのだろう。 残された5%の条件不利地域のブロードバンドサービスを実現するには、上流回線が必須で、それを所有していて担える事業者としては、電力会社に期待をしていたのだけど、こうなってくると、他の電力系通信事業者も追従するところが出てくるのではないだろうか。
台湾の関係会社の開発メンバーが来日し、開発製品の日程や共同開発の進め方などについての打合せを行う。 彼らとは既に製品開発を共有化しているし、面識のある者も多いので、話は早い。 ソフトの場合には、CVS系なバージョン&ソース管理ツールを共有化しているし、日常的なやりとりは、メイリングリストやSkypeなどで行っているので、ほとんど国際的な距離感を感じることは無い。 これは、やはり時差が無いというのが、とても大きな要因だろう。 同じような共用体制をつくっても、欧米の場合だと、どうしても時間差が出てしまい、インタラクティブなコミニュケーションの比率が下がる。 夜は、彼らの歓迎会を開発関係者で行う。 英語、中国語、日本語交じりでの会話でも、技術屋同士というのは、技術用語という共通言語が存在するので、いろいろと話が進む。 これを機会に、良い製品開発が出来ることを願う。
昨日に引き続き味噌作り。 朝からもういちど釜を火にかけて、豆が指先でかるくつぶれるくらいまで煮込む。 その後、豆をざるにとって、煮汁を切ってから、ミクサーで煉り混む。 煉った豆を、ひろげて熱をさましたら、麹と塩と煮汁を加えてもう一度煉り込む。 十分に煉れたら、手で団子をつくり、樽に投げつける。 最後は、塩を振ってラップを張って、重しをのせれば、あとはひたすら冷暗保存。
知人らが開催している勉強会で、ウィルコムの次世代PHSの概要を聞く機会があった。 今回の2.5GHzの免許申請の計画では、2015年末で490万加入、ARPUが4,000円ということなので、事業規模としては現状とほとんど変わらない。 現行のPHSに次世代PHS分が純増となるならば、事業規模が倍になるわけだが、次世代というのだから実際には、かなりの利用者が移行することになる。 つまり、新規事業投資をして、実際に実現するビジネス規模は、現状のビジネスに対して、微増ということだ。 これに対して、設備投資額は、2000億ということで、年間2500億の売上だそうで、何年での累損解消なのだろかとふと思ってしまった。 総務省は、比較審査において、財務状況や事業の実現性を評価したと思うが、こういう外にでてくる数字だけでも???と思う事業計画に、いったいどういう評価をしたのだろうか? 世の中のファンドなどの金融系の人たちがデューデリしたらどうなったのだろうか? もっも、事業免許の申請の場合、財務的な結果よりも、置局数や営業エリアの実現義務が認可以降のチェックポイントになるので、そちらを重視したコンサバな計画で申請がなされたのだろう。 事業計画は、企業においてTopシークレットな部分ではあるけれど、公開企業がこういう申請をした場合には、IR上の重要な開示項目となるだろうから、その辺りの整合性などは、後々齟齬がないか確認されるべきものだろう。
昨夜、就寝してしばらくしたら、急に吐き気がしてきて、その後お腹の調子が悪くなった。 結局、何度もトイレに起きて、ほとんど眠れずに朝。 胃の中のものは全部消化されているので、ノロウィルスではないようで、多分風邪かな。 昼に外出するときに、会社の近くの薬屋で栄養ドリンクと葛根湯を買う。 ここの薬屋は、いつも栄養ドリンクと小児用の葛根湯をセットで、サジェッスションセールスをしてくる。 しかも、小児用の葛根湯を一度に数本飲めとすすめる。 前に、一度だけその話に乗ってしまったことがあるけど、その後考えたらやはり怖い。 小児用とはいえ、服用量が過渡になったら、なんらかの影響はでるだろう。 街の薬屋がこういう提案を客にすることは、薬事法上問題ないのだろうか..... とりあえず、午後も熱...
昨日は、結局仕事中に熱か上がり、かなり酷い状態に陥ってしまたのだが、一晩寝たら熱は下がり、お腹の調子も落ち着いた。 とはいえ、本調子には程遠い状況なので、とりあえず午前中だけ仕事を休んで近くの医者に行く。 もう、ながいこと風邪もひいてなかったので、町医者に行くのは実に久しぶりだし、引っ越してからは初めてなので、とりあえず一番近くの医者に行ってみた。 ここは、某医大出身の先生が、近くにある大手の病院との病診連携をしている診療所で、相応な体制をひいてるようだ。 驚いたのは、初診だったのだけど、待ってる間に検温もしないで、いきなり問診し、こちらの言うことを聴いて、聴診しておわり。 「どうしました?」、「風邪を引いたみたいでして...」、「風邪かどうかは、私が診断することでしょ!」なんていう、一昔前のパターンは、存在しない。 でっ、結局自己申告のまま、ウィルスがお腹にくる風邪だそうで、薬を処方してくれた。 処方された薬は、整腸剤、消化活性、ビタミン、下痢止めという類で、ウィルス性の風邪でも抗生物質とかはなかった。 薬は、近くの処方箋薬局で購入。(ほとんど、隣で、パチンコ屋と景品交換所の関係に近い) こちらは、こちらで、待っているのは一組なのに、薬剤師やら受け付けやらで、スタッフは見える範囲でも4人もいる。 しかも、診療所で書かされた個人情報などは、オンラインでつながってる訳も無く、また一からアンケート用紙みたいなのに書かされる。 薬は、カラープリンタの写真付きの説明書まで付いていて親切ぽいけど、それでも三日から五日分も入ってる......子供の頃は、近くの町医者にいくと、先生と看護婦さんくらいで、ちょっと怖かったけど、ささっと処置してくれたし、1stopだったのに、なんだか複雑な世界になって、便利なんだか不便なんだか..... 薬も、ほとんど余っちゃうし。
助成金関係の仕事で、休出して会計書類などの整備に追われる。 かなり、古い書類の整理もしているのだけど、当時の基準と今の基準が変わったりなど、いろいろと時の経過を思い知らされる。 しかし、複式会計の良いところというか、会計帳簿の面白いところというか、ぱっと見では、???な部分も、複数の帳簿を付き合わせていくと、パズルを解いてるように答えが出てくる。、起帳時には判っていても、やはり当事者じゃないと直ぐにはわからない事が実に多い。 なんとなく、知恵の輪やパズルと一緒で、数をこなすと、自然とポイントが判るようになってくるのだろうな。 世の公認会計士とか監査法人なんていのうは、きっとこういうことを一年中やってるので、一年中人から渡された知の輪を解いてるようなもんなのかもしれないな。 ただ、知恵の輪やパズルと違って、もしも意図的に複雑なものを作るとしたら、それは不正会計や処理なわけで、さすがにそれを仕事とする人はいないから、飽きがきたりしないのだろうか?
先週の雪が日陰にはたくさん残っていて、昨夜帰宅した時に危うく転ぶところだった。 朝の冷え込みも相当で、電気給湯槽からのパイプが朝は凍ってしまっていて、お湯がでなかった。 各配管には、電熱のヒーターが備え付けられているのだけど、去年は使わなくても大丈夫だったので、コンセントを抜いたままにしていたので、取り急ぎ電源をいれる。 これで、もう凍結はないだろう。 休みなのだけど、仕事の書き物と過去の研究成果物の整理に追われる。 夕方からは、せっかく手作りベーコンもあるので、バケットを焼くついでに、一本分をベーコンエピにする。 ただし、寒いので石釜はパスして、オーブンで。 小麦粉が値上がりしているので、少し買い溜めしておくか検討中。
川崎の会社が、複数の超大手企業の株式の51%超を保有したという大量保有報告がEDINETに掲載された事件は、あまりに虚偽なことが明白なせいなのか、ニュースバリューが低いのか、比較的ニュースでの取り扱いが少ない。 今回は、明らかに虚偽ではと思われる内容だったのだけど、これが株価のさほど高くない会社だったり、圧倒的な安定株主がいないような企業だったら、市場に影響がでたのではないだろうか? この企業の目的がなんなのかは、まったく判らないけど、EDINETのシステムの問題を晒したという点では、大きな意味がある。 しかし、報告義務という視点からすると、5%超を取得していて報告義務を怠ったら罰則があるし、そのためにはEDINETのような登録さえしていれば、逐次報告できる仕組みは重要なわけだ。 ところが、実際に保有の真偽を判定するとなると、会社の規模や業績で判断するものではないので事前の登録では意味がない。 となると、報告⇒真偽判定⇒公開というステップを踏まなくてはならないので、報告から公開までに時間差が生じる。 もっとも、いまでも報告までの期間が定められているので、リアルタイム性と真偽性のトレードオフな話なのかもしれない。 しかし、こういうニュースを直ぐにインターネットの問題として結び付けてしまう人や報道があるけど、これは明らかに人というか企業の問題だろうに。
仕事の関係で、夕食を食べる暇もなく、夜中の一時過ぎに帰宅。 深夜に何か食べるのは、メタボ対策としてはNGなんだろうけど、やっぱしお腹が空いてて我慢できない。 ということで、とりあえず冷蔵庫の余りモノを物色。 普段ならうどんでも食べるのだけど、今日に限って昼もうどんなので、ご飯が食べたい。 ちょうどベーコンと冷凍してあった冷ご飯があったので、チャーハンでもと思ったら、野菜がない...こんな時の頼りのミックスべジも.... だめじゃん在庫してないと。 まぁ、でも背に腹はというわけで、とりあえずツナと卵でごまかして、コーンスープとで、お腹を満たす。 我が家の場合、ミックスべジ、ホールトマト、ツナ、アンチョピ、パスタが在庫の必需品。
5年前にNICT(当時はTAO)から、先進技術型研究開発というスキームで助成金を受けていたのだけど、今頃になって会計監査院から監査があった。 まぁ、各年度とも助成主体であるNICTからの監査を受けて、助成金が交付されているのだけど、最近の独立行政法人にたいする会計監査の徹底の一環なのか、助成先である企業にも直接会計監査院が監査に入れるようになった事による追跡監査みたいなものだ。 朝から夕方まで、当時の実績報告書や成果物などを一通りチェックして、特段の問題はないということで、監査終了。 まぁ、貴重な税金から助成金をいただくので、それなりの経理処理などが必要なことは、重々理解している。 しかし、同じようなものでも、SCOPEという委託などでは、間接費を30%認めて、研究者がより研究に専念できるようにしている。 このあたりの運用は、はたしてどちらが良いのかは、疑問だ。 たとえば、物品の購入などにおいては、競争入札を原則とするのだけど、ベンチャー企業などでは、そういうプロセスのオーバーヘッドが馬鹿にならない。 そこで、例えばNICTなどが、購買プロセスをシェアードサービスとして提供してくれれば、スケールメリットもでるのではないだろうか? 研究機関は、物品購入や外部委託などをする場合、購買部門に仕様や要件を提出し、RFPの発行や競争入札、見積もり、発注、検収、支払いなどを購買部門が行ってくれれば、帳票類や費目判断なども統一できる。 30%の間接費を削減して、それを共通購買部門の運用に当てれば出来るのではないだろうかと思うのだ。
久しぶりに情報通信政策フォーラムのセミナーに参加する。 ICPFは、2年くらい前にスタートした独立系の政策研究&提言を行う団体で、その立ち上げメンバーとは、旧知だったこともあり、初期の電波関係の連続セミナーのモデレートなどをさせてもらった。 ここ一年ばかりは、残念ながら仕事の関係もあり、なかなか参加できなかったので、実に久しぶりの参加となった。 今回はテーマのとおりのネタなのだけど、講師の筒井さんとは、SBがブロードバンドビジネスをはじめるころに、一緒に仕事をしていた。 今回は、モデレータの期待が通信・放送の融合的なところにあるのに対して、通信事業法の接続事業者からの考えというところに、講師の焦点があったので、ちょっと参加者にはわかりづらい点もあった。 そもそも、筒井さんは、間違いなく日本のブロードバンド普及の立役者であり、僕の知っているなかでも、まさに天才という人の一人なのだけど、なにしろ天才ゆえに普通の人には難解過ぎる発想と表現力をもっていて、聴講者には結構ハードだったかもしれない。 それにしても、彼が大学(なんと医学部出身だったりする)からSBに本格的にうつって、もう10年近くなるけれど、当時と変わらぬ姿勢で、ブロードバンドに燃えている姿は、本当に感心するものだ。 もっとも、一緒に仕事していた頃は、喧嘩もしょっちゅうしていたけど..:-) そういえば、ICPFの中心メンバーである池田信夫さんも、ラジカルで筒井さんと共通する点もある。 そのICPFも、継続は力なりで定期的に毎月セミナを行っているのがすっかり定着したみたいで、今日も満席だった。