巷では、KY=空気読めないだそうだけど、製品開発をする会社にっとて大事なのは、市場動向や顧客動向をどう捉えるかだ。 常に、市場(Market)を読む, 顧客(Customer)を読む必要がある。 ここで、大事なのは市場≠顧客であることで、特定の顧客の動向や要求が市場全体のそれではないことだ。 そんなことは、当たり前だし、十分判っていると思っていても、日常の業務で情報を入手するコストは、あきらかに既存顧客の情報のほうが安い。 コストが安いというのは、要するにあまり努力や費用をかけなくも入手できる情報という意味だ。 そういう情報をベースにした予測や計画は、変化に対する適応力に欠ける。 特に、製品サイクルが長く、変化の少ない製品市場ならば良いけど、製品サイクルが短く、技術革新の早い分野では、自らの知識と経験ではなく、積極的に外部からの情報を入手し、分析することが有効だ。 また、いまの時代には、圧倒的にインターネットによる情報収集が有益だし、まさに集合智をいかに活用するかが、鍵だろう。 会社の会議にでていて、この辺りの課題を痛感してしまった。