日経によれば、2.5GHzのBWAの全国免許は、ウィルコムとKDDIに内定だそうだ。 まぁ、その結果は、ともかく、その評価プロセスの透明性が問われている時代に、こんなニュースを”内定”なんていう定義も、制度もないのに、リークして新聞に流すというのは、どういう意味があるのだろうか? 就職活動のように、正式に内定というプロセスがあって、それが公式に内定書として出されるのならば良いけれど、審査プロセスには内定なんていうものは存在しない。 新聞が勝手に書いた事だという言い訳をするのかもしれないが、そんなものは、誰もリークしなければ書くわけがない。 結局のところ、総務省の誰かが意図的にリークしているのだ。 これは、記者クラブに対する便宜なのか、それとも報道によって民意を得たいのか判らないが、この時期にする行為としては、あまりに愚かではないだろうか? 注目されている時期だからこそ、厳重に情報漏えいに配慮して、正式な電監審の場で、堂々と審査結果の諮問をし、説明を果たすべきではないだろうか? この報道が、当該企業の株式評価などにも大きな影響を与えたようだが、一歩間違えたら風説の流布という事にもなりかねないくらいの責任意識はないのだろうか?