ちょっと涼しくなったと思ったら、涼しいどころか一気に寒くなった。 昼間の空は秋空だったのに、午後からは薄曇りになって、夕方からは冷雨で、気温は15℃とかまで下がった。 近所の家では、ストーブをつけているところもある。 まったく、今年はこのまま冬に突入してしまうのだろうか?
今朝、隣家に不幸があって、夕方から同じ組の人が集まって、葬儀などの段取りの打ち合わせをするというので参加する。 山梨の集落にきてから、同じ組での葬祭等は二度目。 都会では、昨今こういう近隣との付き合いや互助的な活動はないけれど、こちらではこれが普通。 農業のようにある程度の共同作業や集団協業が必要な営みを中心とした社会では、こういう互助は必然的ということを感じる。
たまたま、僕の生まれ育った東京の下町も特定の商業組合の協業関係があり、このような習慣があったので、僕には違和感がない。
しかし、中にはこういう互助の必然性とか歴史的背景を知らずに、ただ田舎の村社会と言って毛嫌いする人もいるけれど、そういう人は、それはそれで反対な意味で心の村社会を形成しているように見える。
山梨に来て学んだ事は、多くの習慣や風習というのが、実に合理的な理由で生まれ、継承されてきているということだ。 こういのは、表層的に現時点だけを捉えていてもなかなか判らないものだ。