今朝、打ち合わせをしたラックケースの会社は、元々彫刻屋さんで、産業機器のキーボードトップの彫刻が主業務だったそうだ。 ところが、VMEバスが出来たときに、集合ラックのフロントパネル側につく、ツマミの輸入販売権を米国の会社から得て、これを販売し始めたところ、その後のVMEバスの急激な市場拡大で、一気に成長した。 そして、ツマミではなくて、スロットのフロントパネルやラック本体に事業展開をし、VMEパスのラック関連が主業務になったそうだ。 今は、マシニングセンターなどの工作機械を充実させ、国内でのラック販売、カスタムパネルの製作などをしている。
これは、標準化による市場成長を、ビジネス成長の転機としてうまく捉えた一例として、とても参考になった。