今年、取り組んで来た無線の電波伝播をエミュレーションするエミュレータが完成した。 10台の無線LAN機器の間の90ある伝送路の遅延やフェーデイング、減衰などを、任意のシナリオに沿って変化させることが可能なった。 これまでの、計算機シミュレーションと違い、実際に無線LAN機器等を接続して、システムとして稼動することが出来るので、フィールド試験に限りなく近いことを、定量的に行なえる。
今回はの開発は、旧知の開発仲間らとのドリームチームを構成して、取り組んだのだが、積極的な取り組みとアイデアの提案で、当初予定したものに限りなく近いものが実装できたし、機器のNFとかも予想以上の性能が達成できた。
いよいよ、これからはこれを使って、プロトコル層などの改版提案の評価などを行なうことになるが、その実行がいまから楽しみだ。