九月に開催されるIEEE802の沖縄インターリムに際して、日本への入国ビザの必要な人達から招待理由書などの必要書類の作成依頼があり、その処理を進める。
こういうのをしていると、つくづく日本のパスポートの強さというか、信頼を感じる。 裏返して日本が、外国人の渡航に対して、まだまだエントランスが高いという見方もあるかもしれないが、僕の知る限りでは、諸外国と比べてもそんな事はないだろう。
僕が初めて海外渡航したのは、32年前にインドネシアにアマチュア無線のDXペディ(大義名分は、VUHF帯の伝播調査)に行った時だ。 この当時は、インドネシア大使館にビザの申請をするのに、預金通帳の写しだとか、航空券の写しだとか提出したり、予防接種も天然痘となにかで数種類してその証明書も必要で、えらく大変だった。
その後、仕事で訪問した中国やベトナム、カンボジア、南アフリカなども、けっこうビザの取得は手間と時間と費用がかかった。 しかし、ここ十年くらいの間に随分と変って、いまは渡航前に日本でビザを申請、取得することは、まったくと言って良いほど無くなった。
一方で、まだまだきな臭かったり、外交の火種がくすぶってるところもあるわけで、なんだかんだパスポートというのがアイデンティティのよりどころのシンボルであることには変らない。