スティーブジョブスの引退ニュースが今朝は世界中に配信された。 ジョブスやゲイツに限らず、本田宗一郎や松下幸之助、井深 大等々、カリスマ経営者と言われる起業家は、沢山いる。
近年のベンチャー企業やIT企業にも一代で財を成した人達は沢山いるけれど、経営者としての評価は、私財や収入の多寡ではなくて、経営者として社会にどういう影響を与えたかが大きい。
評価される経営者とは、単に社長として企業を一定の規模にしたというのではなく、コーポレートカルチァを創造し、社会にその潮流や文化を根付かせた人達のように思う。 HPのHPウェイにしても、ホンダのホンダイズムにしても、経営者が引退したあとに、それが企業のカラーとして脈々と継承され、またその示した道が社会の中で持続的に価値創造をしているところが、共通している。
残念ながら創業者の引退により事業は継続しても、企業文化や持続的創造が途絶えるケースも多々有るし,場合によっては企業そのものが消滅するも場合もあるけれど、後々にその社会的役割が評価される足跡を残す事が経営者にとっては、大事なことなんだろう。