昨日、たまたまちょっと使うことになったタイプライターの写真を、FaceBookになあけだら、意外に多くの反応があってびっくり。さすがに、FaceBookは年寄りの社交場って言われるだけのことはある。
僕が、くだんのタイプライターを購入したのは、日商のタイピスト検定を受けた1982年頃だった。当時、就活(そんな言葉はなかったけど)で、貿易業務に関係したいと思っていたのだが、英検とかを持っていなかったので、なにかカッコつけたいな的な理由でタイプを習った。銀座に、13時間でブラインドタッチができるようになるという、タイピスト学校があって、そこに二週間ほど通ったら本当にそうなった。そこで、せっかくなので日商のタイピスト検定の一番下のDクラスというのを受けた。
この当時は、もう普通に電動タイプライタの世界で、ゴルボールかドラムが主流で、貿易業務で必要な船荷書類やらインボイスやらは、タイプで作成されていた。そして、当然ながら、この当時は、CCはまさにカーポンコピーだった。
その後、随分と時間が経って、Root,inc.を設立したあとでも、海外とのやりとりなどで一部タイプを使っていたし、渡航ビザの申請などてもたまにひっ貼りだしていた。
たまたま、昨日は原紙があって、社名とタイトルを後書きする必要がある書類があったので、ふと思い立ってタイプライターを出してみたら、リポンも乾いてなかったので、使ってみた。
ぼくは、オフィスにタイピストの打つタイプの音が響くのが、なんなく好きだったなぁと、ふと昔のことを想い出した。