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2016-03-01 Don't be demoralised by poverty

_ [仕事] Don't be demoralised by poverty

  何かと話題の某メーカーを夕方に訪問。ここ数日の不安定な状況について、やはり中の人は不安なだろうなと思う。世間の風は、冷たいもので、業績やら状況の悪化などのニュースに対しては、さもありなんという感じで、後付けでの批判記事も沢山でてくる。

  確かに、いろいろと書かれてることには、思い当たる事も多々あるけど、有識者や一端の評論家を気取るなら、そういう批判や指摘は、良い状況の時にも出来たんじゃないの?と言いたくなる。悪い状況に陥った企業に対して、やれ周りからの悪評がとか、やれあの時にどうのこうのと,はやし立てるのは、所謂いじめ問題と似たような感じが否めない。

  今日は、前職の会社がGoing Concernを付されたというニュースも入ってきた。いづれにしても、中の人達は、貧すれば鈍するということのないように、頑張ってもらいたいものだ。


2016-03-02

_ [仕事] 組み込みね

  EveryStampの派生について、本日一つプレスリリースを行った。これは、魚群探知機による魚影・海底情報などや、水深、水質、水温、潮目、潮流、風向、風速、波高などの海洋環境情報を、 海洋業務に関連する各事業者が連携し相互利用を可能とする海洋情報流通プラットフォームを構築しようという試みだ。

  今回、ちょっと面白いのは、船などからの情報に加えて、人工衛星からのデータも重畳する点だ。こういう広域、広角な情報の収集は、特定の事業者や特定の装置で単独で行うことには限界がある。だからこそ、自律分散型で、収集し、それをシェアリングすることに意味がある。

  最初の一歩として、魚群探知機をEveryStampで制御して、そこで収集したデータを、計算能力のあるサーバーに送り、サーバー側で可視化処理などを行う。

  EveryStampには、アームベースのマイコンが載っているのだが、これにはA/D,D/Aはもちろん、PWMなど幾つかの機能が集積されている。似たようなものが最近では、小ロットでも購入できるし、それをもって電子工作的なことをする人が増えたのは、ある種嬉しいことだ。

  しかし、こういうのをさもイノベーションだったり、組み込みエンジニアリングですみたいに、大げさにドヤ顔する人が多いのには少しうんざりだ。実際に、僕がコーヒーメーカーとかゲームウォッチ、留守番電話などの民生品の開発をしていた30年前から、民生用の組み込みマイコンなんていうのは、そういう多機能なものだった。

  大きな進化は、開発用のチップと実装チップが一体化され、書き換え可能なフラッシュになった事と、RTOSなどが搭載されたりLinuxなどと開発互換ができる点だろう。

  しかし、組み込みの一番の肝は、リリースされた製品が単独で、安定して動く必要があるということだ。そのためには、データシートを、しっかりと読み込めているかが重要だ。残念ながら、今回の試作の初期のプロトタイプを実装した人は、組み込みやってますという割には、その辺りが弱かったようで、チップにある機能を素直に、かつきちんと使えば実現できることを、実現できなかった。そんなわけで、一瞬遠回りかとおもったけど、初期のものは全て捨てて良いという条件で、別な技術者に再設計をさせた。与えられた命題も、仕様にかかる情報も同じであったが、こんどは短い時間に、想定していた以上のものが動き出した。

  この担当も、小型組み込みマイコンは、初めてだけど、大きな違いは、素直にデーターシートやサポートサイトを読み込んで、そのSoCの機能を使った点だ。

  つまるところ、組み込み系とかモノつくりとかいっても、プラモデルやレゴブロックを組み立てるのは、キットの組み立てができますという手先の器用さでしかなく、新製品の設計には程遠いスキルだということを再確認した。


2016-03-03 ポートショウ

_ [仕事] ポートショウ

  今日から横浜のバシフィコで開催されるポートショウに、朝一で顔を出す。今回は、関連会社のブースで、EveryStamp FF(Fish Finder)のデモ展示をしている。これは、従来単独で利用されている魚群探知機を、ネットワークに接続し、さらに人工衛星からのデータや陸上のデータなどと合わせて、海洋データを流通をさせる試みのひとつだ。

  農業などの一次産業はのIT化は、よくニュースになっているけど、その多くは個々のフィールドに閉じている。しかし、IoTによってITがInformation Technology じゃなくて、Internet Technologyならば、相互に情報流通をさせることで、より付加価値のサービスが提供できるはずだ。そんなわけで、まずはそのスタートの、ほんのちょっとしたところを、見てもらう機会になれば幸いだ。

  実は、ボートショウに来たのは二回目だったりする。前回は、小学校の頃に晴海で開催されていた時で、会場で行われた模型ボートのレースに参加するためだった。

  それにしても、ポートショウってのは、超富裕層がターゲットなのか、ロールスロイスからヘリコプターまで展示されているのには、びっくりだ。

  午後は、IA-Japanのシンポジウムで、実証実験WGの報告をさせていただいた。

  そうそう、移動の合間に某委託研究にもしっかり従事したからね! キリッ!!


2016-03-04 IoTって かっこ悪い?

_ [仕事] IoTって かっこ悪い?

  昼から福岡に移動して、B Dash Camp という、イベントの中で開催されたトークセッションに参加。あまりというか、完璧にこういうイベントに普段縁がないので、正直言ってオーディエンスの属性とかも、いまひとつ把握できないレベルのアウェー。

  でも、今日のセッションは、素敵なモデレータとスビーカーなので、ホイホイ年甲斐もなく参加してしまった。モデレータともう一人のスピーカーの方とは面識があり、もう一人のスピーカーの方とは初対面なんだけど、お名前はかなり昔から知っていて、共通の知り合いがたくさんいる。そして、彼の会社のサービスには、日頃からとてもお世話になってもいる。

  そんなわけで、オーディエンスの方には、申し訳ないけど、僕は完全に意識が演壇上にあってねウキウキしてしまった...

  肝心の内容は、IoTっていう言葉が、ちょっとこっぱずかしくねぇ?って感じで、やっば肝心なのはデータ流通だよねみたいな、ものすごーく気持ちのいいお話でした。

  それにしても、若くして成功された起業家の人って、やはり自然体だなぁと感心することしきり。

  夜は、たまたま博多に来ていた研究仲間と、彼の行きつけのフレンチビストロでワインとフルーコース。のんびりと美味しい食事とお酒を楽しめたし、食後のチーズ&シガー&コニャックも最高でした。


2016-03-05 笑顔の行方

_ [仕事][] 笑顔の行方

  せっかく、土曜日に福岡にいるので、朝そのまま帰京するのではなくて、どっか馬に乗れないかなと思ってちょっと先週調べてたら、なんと所属しているサニーフィールドとも提携しているカナディアンキャンプ さんの福岡が、博多からさほど遠く無い宗像にあった。というわけで、10時から3時間の外乗を申し込んでおいた。

  朝ホテルを出て、博多から鹿児島本線の快速で東郷まで30分ちょっと、駅でクラブの方にピックアップしていただいて、そこから10分くらい。なんと、博多の駅から40分という近さ。

  今日のお相手は8歳の"流"号で、ガイドの方が乗るのは、父馬の"バイタル"号という、親子馬でのランデブー。クラブからでて、少し農道やゴルフ場のある里山を回ったあと、玄界灘を望みながらのビーチライド。

  今日は、天気も穏やかで気温も暖かくて、風向きによってはちょっと汗ばむくらいで、ちょうど良い外乗日和り。"流"くんは、エンデュランスに出ている現役なので、よく伸びる走り。お父さんの"バイタル"号は、足を故障してすでに現役ではないとのことだけど、さずに純血アラブという感じで、こちらも綺麗な姿で先導してくれた。ビーチライドは、アメリカでは何度かしているけど、日本では初めて。そもそも、日本では、サニーフィールド以外での外乗もはじめてだったりする。トラッカーの記録が途中で止まったちゃったのだけど、3時間で15km位ガッツリ楽しめて大満足。

  帰りにクラブの近くに戻ってきたら、道路を走る車がクラクションを鳴らして止まったので、何事かと思ったらなんと福岡在住の研究仲間だった。ちょうど、宗像の近くに奥様のご実家があって、そこに向かう途中とのこと、偶然にしてもびっくり。

  さて、話は違うけど昨日のセッションの事がIoTはモノにこだわりすぎると失敗するーープラットフォーム3社が語るIoTビジネスの本質なんてニュースになっていた。しかし、このサイトに掲載されている写真みると、なんで僕はいっも仏頂面なんだろう。決して怒ってるわけじゃないんだけどなぁ...と反省。ここの壇上では、モデレータのOさんみたいな笑顔にならないとダメだよね。というわけで、昨日忘れてた笑顔は、ビーチに少しありましたというのが、今日のタイトルね。

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2016-03-06 ビジネス速度

_ [仕事] 春霞

  山梨は、すっかり春模様で、我が家から望む山々はすっかり春霞に霞んでいる。先週摘んだばかりなのに、第二陣の蕗の薹がしっかりと膨らんでいたので、とりあえず再び蕗味噌。

  本当は、午後から明野で一鞍の予定だったのだが、明日からの出張準備と、いくつかの事務仕事のために急遽東京に帰ることになってしまったので、今日は断念。

  昨日の外乗のせいか、多少太ももに筋肉痛が残っているので、ちょうど良いかもしれない。でも、相方の顔くらいは見ておこうとおもって、東京にもどる途中でSunnyに顔を出したら、相方が???な顔をしてた。


2016-03-07 グラフは口ほどにモノを言う

_ [インターネット][仕事] グラフは口ほどにモノを言う

  ちょうど、週末のNHKのスペシャルで使われたグラフが、インターネットで話題になった某経済新聞の回帰直線(怪奇直線)並みの酷さで話題になっている。おいおい、このサンプルとグラフで、そこに線引くかよ....ってやつだ。

  これが、意図的なもので、特定の恣意性を強くもって描画されているのではないかという指摘が多々あるけど、もしかしたらそんな意図はなくて、単純にグラフとか言うものに対する基本的な素養というか知識がないだけじゃないのかと思うに至る事案に襲われてしまった。

  これは、時刻とともに変化する値を横軸:時刻、縦軸:値でブロットする可視化アプリでの話だ。この事例では、データ列には、時刻、値があるが、システムの性質上データに欠落が生じることは多々ある。つまり、

Value a b c d e

Time t1 t2 t3 t4 t5

というときに、各時刻tの間隔が、一定でないことがある。

例えば、t2のデータが欠落することがある。

Value a c d e

Time t1 t3 t4 t5

というように、データにt2の値が含まれない場合、

少なくとも、僕の知る範囲では

Value a------- c---d-- e

というようなグラフを期待するのが一般的だと思う。

つまり、軸のスケールは固定だ。

  ところが、今回示されたのは、

Value a---c---d---e

となっていて、軸のスケールが変化している。

こんなグラフ正直、見たことないんだけど、何グラフって言うのだろう。

グラフを書くときに、まずグラフの軸スケールと起点を決め、その上で

データをプロットするのが普通なんだと思うんだけど、最近は何か違うのだろうか?

  なんか、グラフ化は、何のためにするのかと言うと、物事を可視化することで、傾向やら相関やらを、視覚的に直感で理解しやすくするためだと思うのだが、その基礎となる軸の意味が途中で変化されては身も蓋もない。

  もしかしたら、例の回帰直線の人も、基本的な経験がなくて、ビュアにああいう線を、なんの疑いもなく書いてのかもしれないなぁ。


2016-03-08 WFA Kyoto

_ [仕事][電波] WFA Kyoto

  京都で開催されているWi-Fi Alliance のアジアメンバーズミーティングに参加。本当は、昨日の夕方から参加したかったのだが、東京での仕事の関係で昨夜遅くに京都入りして、今日の朝から参加。

  さすがに日本での開催なので、いつもよりかなり多くの日本人参加者がいるが、全体の参加者数は欧米開催よりも少ない。週末を挟んで来週は、マカオでIEEE802が開催されるので、もっと多くの参加者が来ると思ったのだが、日本ってやはり不便なのかな....

  ミーティングの方は、いつもの通り粛々と進むのだが、初日の今日は、日本の監督官庁の課長がキーノートスピーチで、日本のWi-Fiへの取り組みを説明。日本の技適を取っていない機器の持ち込みに対する規制緩和や、全国共通の認証方式の促進など、既報の制度変更について解説された。

  しかし、いささか残念なのは、せっかく資料は英語なのに、スピーチが日本語で行われたことだ。この課長さんのキャリアを見るに、英語が苦手とかではないと思うのだが、日本語+同時通訳だった。以前にも、別な官僚が同様の国際的な会合で、もっと短いスピーチを日本語でされたけど、彼も英語が苦手な人ではなかった。どうも、この背景には、間違つたことを言ってはいけないからというナーバスな点が理由らしい。僕だったら、逆に英語だから間違っても言い訳できると思っちゃうんだけど、どうも官僚の皆様は真面目すぎるのかもしれない。

  数週間前の情報通信審議会の技術専門委員会で、国際標準化の話しをしたのだが、この時に国際標準化の重要性については、十分に課題認識されていて、それをどう進めるかという話しだった。まずは実践して見せることだと、あの時のブログにも書いたのだが、そういう意味でも今日のキーノートは、英語でして欲しかった。

  世界では、人の多いとこでのWi-Fiの品質を課題認識しているし、それに対する対策として、標準化では僕の関係している11aiなどへの取り組みも進んでいる。ところが、日本では旧態依然というか、こういう国際標準化の流れとかけ離れた、WEB認証の統一みたいな方向に行っている。

  どうも、業界団体のトップの方と雑談して思ったのだが、結局のところ無線LANが電波政策のエリートからみるとある種亜流であったことや、いまのWi-Fi 拡張政策が、電波監理側の主管でないことなどが、いろんなガラパゴス的政策の要因になっているようだ。

  しかし、今日は、昼間のFace to Faceの会議の休憩時間にテレカンを二つこなして、さらにホテルに戻った後深夜に標準化の定例テレカンと、なんだかヘビーすぎる1日だった。


2016-03-09 Japanese noodle in Kyoto?

_ [][MISC] Japanese noodle in Kyoto?

  今日も朝からWi-Fi Allianceのメンバーズミーティングに参加。このミーティングでは、参加者に専用のスマートフォンアプリが提供されている。このアプリでは、会議のセッションスケージュールや場所などの情報の他、参加者同士のコミュニケーションツールとして、SNS的な機能も提供されている。

  今日の休憩時間に知り合いの中国人の参加者が、午後に時間が出来たので街に行ってヌードルを食べるんだと嬉しそうに教えてくれた。京都でヌードルって言われて思い浮かぶのは鰊蕎麦なんだけど、蕎麦?って聞いたら違うと言う。

  何だろうと思ったら、みんながアプリにアップしてるこのお店だと見せてくれたのは、なんと天下一品の本店だった。日本の参加者とかが、夜に飲んだあとに天一に行って写真をアップしてたのだ。

  それって、Japanese style RAMEN = 日式拉麺だよって言ったら、そうなの・・・・と、半分がっくり的な感じだったけど、結局行ったんだろうか? あいにくと顛末は聞いてない。

  しかし、東京でも香港や中国から来る人は、一蘭とかにたくさん並んでいて、日式拉麺ブームではあるけど、京都でこれが典型的なJapanese noodleだと思われるのは、なんか違和感があるな。せめて、新福菜館か第一旭にしてよってわけでもないけど....

  今日は、Wi-Fi Allianceのミーティングのあと、京都の研究仲間と合流して某ブロジェクト関係の打ち合わせ。居酒屋の個室でじっくりとPC広げて、確認事項を説明。早めの時間だったからか注文をなかなか取りに来ないので放置されたので、仕事モード全開で仕事が一気に進んだのはラッキーだったかもしれない。

  その後、しっかりと飲み食いして、結局ぼくらも四条で〆のラーメンを食べてしまった。


2016-03-10 標準化のリーダーシップ争い

_ [仕事][] 標準化のリーダーシップ争い

  WFAアジアミーティングの最終日。WFAは、基本的にテレカンで物事が決まるので、Face to Faceでオフィシャルに重要な事が勃発することはない。

  ところが、逆にオフライントークは、それなりにクリティカルな事が水面下で進行する。今日も、ひとつそんな相談が舞い込んできた。

  また、Wi-FiもかつてのISMバンドから、共存とはいえ他の占有的な利用との共存が大きな課題になってきている。これに伴って、各国の規制官庁への影響力講師なども重要な課題で、この辺りの情報交換は、それぞれの国の事情に詳しい人から直接聞けるのが、とても有益だ。

  すでに、WFAと欧州や北米は、ラウンドテーブルなどもしているが、APACのはいるZone3は、完全に蚊帳の外だ。この辺りを、なんとかリードしないと、いつまでたっても日本がグローバル市場でリードすることはないだろう。

  そんなわけで、ある案件について、国内の企業で、ある分野で標準化をレードするタッグを組めないかという相談をした。この取り組みがうまくいくと、かなり面白い話になりそうな予感がする。


2016-03-11 Family History

_ [MISC] Family History

  昨年、他界した母の戸籍が必要になったのだが、これがちょっと想定外の展開になってきた。まず、最終的な本籍地である豊島区役所の出張所では、電算化以降のものしかないので、本庁舎に行く必要があるとのことで、本庁舎へいって、電算化前のものを取得。

  必要なのは、出生からの履歴全てなので、ここで終わらず母の実家のある兵庫県明石市の市役所から、豊島区に転籍する前のものを請求して無事に取得。僕が想定していたのは、ここまでだったので、これでひと段落となる予定だった。

  ところが、母の実家は、母の生誕後に明石市に分家転籍していたことがわかり、その先まで遡る必要があることがわかった。でっ、それはどこかといったら滋賀県愛知郡角井村というところ。

  姉も従兄弟も、確かに滋賀には真野の性が多く、そっちがルーツだというのは、何かの時に聞いたことがあるけど、母の生誕よりもずっと前のことだろうと思い込んでいて、だれも想定してなかった。

  当然のように滋賀県愛知郡角井村なんていうのは、もはや存在しないわけで、それはどこよとGoogle先生に聞いてみたら、彦根と近江八幡の間の東側辺りらしく、現在の自治体としては東近江市になるようだ。ついでなので、ちょっと調べたら、真野という名前は、滋賀でも大津側の堅田という辺りに真野村という村があったようで、その辺りが原点かもしれない。

  というわけで、今度は東近江市に戸籍謄本の請求をしないとならない。しかも、母の名前は、旧字の崩字なので、請求する時にその辺りの説明も要するのが、なかなかに手間がかかる。

  それにしても、家族との電話で

「滋賀の愛知郡とかいうとこらしいよ」

「それって、滋賀のどこよ?」

「なんか琵琶湖の近くらしいけど」

「いやいや、滋賀ってどこも琵琶湖の近くじゃないの」

なんて、会話をしてしまったけど、決して滋賀をdisったわけではないですからね。


2016-03-12 The three year anniversary of horseback riding

_ [MISC] The three year anniversary of horseback riding

  この春で、乗馬をはじてめ3年が過ぎたことになる。ちょうど、3年前の3月10日に、明野のサニーさんで1時間の体験外乗をしたのが、乗馬にはまったきっかけだった。この時は、たぶん小学校の時の引き馬以来の経験だったのだが、とにかくとても乗馬が想定以上に身近なものだと認識したのが大きい。結局、そのあと2度くらい外乗をして、2ヶ月後くらいからは馬場で、レッスンを受けるようになった。

  なによりも、僕にとって良かったのは、家から車で10分という距離にあるサニーさんが、オーナーもメンバーさんも含めて、とても素敵だったことだろう。さらには、アメリカなどでも、道具をもって行くことなく、一人で参加できるトレイルライドが沢山あることも大きい。

  そんなわけで、この3年間を振り返ってみると、馬場でのレッスンが、国内114蔵、海外7蔵、外乗が国内9回、海外31回だった。初期の外乗の多くは観光外乗だったけど、最近はアメリカでも乗る場所が、それなりに練習になるところで乗るようにしている。

  サニーのオーナーの指導のおかげで、去年の秋にエンデュランス競技会に出れる全乗振3級を取得して、20kmのトレイニングライドを完走できて、エンデュランス3級も取得できた。

  今年は、なんとか40kmを完走して、トレイニングライドを卒業して、エンデュランスに出れるように、練習をしようと思っいてる。

  そんなわけで、今日はまだ雪の残る茅ヶ岳の相棒とサニーのオーナーさんと2組で、7km弱の練習。連日の悪天候で、放牧がされていないし、気温は低いしで、それなりに張ってる相方を、抑えて、なだめてという感じで、ちょっと緊張した3周年記念ライドだった。

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2016-03-13 単騎行

_ [MISC] 単騎行

  乗馬をはじめた動機で大きいのは、いつか林道とかを馬に乗って走りたいという事だった。まぁ、いわゆる馬場馬術とかじゃなくて、野駆けをしたいというやつだ。

  というわけで、なんだかんだ、この3年でで国内外を問わず、いろいろな自然公園やビーチでのライディングは楽しんできた。ところが、未だに未経験なのは、単騎での外乗だった。

  エンデュランス競技の場合には、同じクラブ同士で部斑を組んでというのもあるけど、基本的には単騎だ。馬と二人だけで山の中に入るというのは、いろいろな事に備える必要もあるし、他の馬とのすれ違いや追い越しなどのシチュエーションに、単独で臨機応変に対応する必要が有るわけだ。

  そんなわけで、単騎での外乗は、憧れであるとともに、避けては通れない過程でもあって、いつかは単騎でと思っていたのだが、ついに今日はその練習をした。

  最初に、馬場で少し練習をしたあと、昨日と同じコースに単騎でスタート。昨日は、かなり張り気味だった相方だけど、今日は落ち着いていて、最初の常歩からリズムと意識が合ってるのを感じれた。

  途中から全体的に速歩にして、林道に入り、昨日よりも少し長めの折り返し地点まで、納得のいく走りをしてくれた。林道の中で単騎だと、いろんな意味で馬とのコミュニケーションを強く感じれることがわかった。

  折り返し地点で、少し休憩させていたら、時間差で出発したSunnyのオーナーさんが追いついてきて合流。帰路は、時間差ではなくて部斑となったのだが、やはり後ろに馬がつくと、単騎とは挙動がはっきりと違った。昨日も、そうだったけど、やはり後ろから蹄の音が響いてくると、それなりにドライブがかかるので、ライダーが常に周りの音にも気をつけていることも重要だ。

  それにしても、ある種憧れの単騎行をやってみて、相方との距離が少し縮まった感じがするのは、思い込みだろうか?

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2016-03-14 ブラックなWhite Day

_ [MISC][仕事] ブラックなWhite Day

  久しぶりにRoot,Inc 時代の、元部下達と一献。彼らは、ほぼ同世代で、当時二十代後半で、営業サイドの仕事をしてくれていた面々。月日が経って、今はちょうど当時の僕と同じくらいの年齢だ。当時のRoot,Inc.は、この世代が中心に飛び回って、それをモノつくりの経験が豊富な、いまの僕と同じくらいの年代の諸先輩が製造や設計、管理面で支えていた。

  今日集まった4人のうち、二人は中堅企業の管理職になり、二人は独立して見ずらかの会社を経営している。日頃、SNSでつながっているし、年に一度くらいは、個別に顔をあわせるのだが、一緒に集まって一杯やるのは久しぶりだ。

  それにしても、久しぶりにあった彼らは、皆それぞれの道で成長していて、頼もしい限りだし、そういう近況をいまでも報告しに来てくれるのが実に嬉しい。

  ついつい、近々の話しから昔話へと話題が行くのだが、改めて彼らから当時の話しを聞くと、「えっ? 僕はそんな事言ってたか?」みたいなのがたくさんある。本人は、とうに忘れてるし、そもそも当時の僕の言葉が、そんなに彼らに印象深く刻まれている事を知るのは、今更ながらいろんな意味で責任を感じてしまう。それにしても、いくつかの話しは、もしそれが本当だとしたら、今ならさしずめブラック企業じゃんというよなエビソードだったりするけど、まぁ時効だね。

  そして、僕との関係は勿論だけど、彼ら同士がRoot,Incという会社で、ある時期一緒に仕事をして、その後も互いに尊敬し合い、刺激しあう良い関係となっているのを見ると、そういう関係のきっかけを作ったという意味でも、少しだけ善き事をしたかなと思う。

  Root,inc.は、このメンバーだけでなく、技術者も含めて、沢山の若者がいまも横でつながり、それぞれの業界で活躍しているのが、僕にとっては大きな宝だ。

  そんなわけで、ホワイトデーの今夜は、男だらけで昔のブラックな企業風土な話題で盛り上がってしまった。


2016-03-15 参入障壁

_ [インターネット][MISC] 参入障壁

  ベンチャーとして事業内容を、VCや金融系の人に説明することは、それなりの頻度である。そんななかで、よくある質問が 「このアイデアと同じことを、大手が行ってきたらどうするのですか?」「それに対して、参入障壁は、なにかありますか?」というのがある。

  常々思うのだが、技術にしてもビジネスモデルにしても、インターネットの時代に、誰も参入できないOnly Oneが最初から自明で保障されるビジネスなんていうのがあったら、それはもう完全にノンインターネットなものだろう。

  いまだに、イノベーション=技術革新と訳してるような人達は、なにか新しいアイデアがあって、特許でも取れてたら、それだけで将来においても誰も真似できない参入障壁が担保されると期待しゃうのかもしれない。

  しかし、イノベーションは、特定の技術に依存する革新ではなくて、フレームの転換であり、それを他者よりも早く気づいて、仕掛ける先行優位こそが参入障壁そのものではないだろうか?

  そして、もしそのアイデアが、本当にイノベーティブなものであり、後日それを大手が真似して参入するとしたら、それ自体がその時点でアイデアの価値が市場認知されたことの証となるわけだ。

  仮にそのような局面が訪れたとしたら、先行するベンチャーには、二つのオブションがある。一つは、大手のもつ経営資源が、その価値を持続的成長させるのに有益ならば、M&Aという出口だ。もう一つは、大手が参入するような市場認知がされたなら、今度はその市場のなかで集中と選択をすることで、独自のプレゼンスを確立するという手法もあるだろう。

  いづれにしても、大事なのは現時点で保障される産業障壁(そんなものがあるとして)ではなく、一定期間の先行優位性と持続的なアイデアのブラッシュアップにより、その期間を常に更新していくことだ。

  残念ながら、「このアイデアと同じことを、大手が行ってきたらどうするのですか?」なんて質問は、まぁある種のベンチマークシートにに書かれているので、聞いておかないといけない質問の一つでしかないのではないだろうか。そして、こういう質問をする背景は、自らのデューデリに対する他からのツッコミに向けた、保身的な防御姿勢なのではと、最近はつくづく思ってしまう。

  それにしても、こういう質問は、日本の大手のVCや金融系のサラリーマンインベスターからしか出てこない。


2016-03-16 モデムから抜けれない無線屋

_ [電波][仕事] モデムから抜けれない無線屋

  ワイヤレスのニーズが高まって、Wi-FiはもちろんのことBleや920MHzなどの様々な無線モジュールが用意に入手できるようになってきた。最近は、ダイレクトコンバージョンが増えたので、ベースバンドブロセッサから直接RFアンテナにつなぐものもあるけど、技適の取得などの問題もあり、チップを購入して、組み込み製品を開発するよりモジュールを採用するケースが多い。

  従って、各種ベースバンドプロセッサのチップベンダーも、モジュールのリファレンスデザインを提供しているのだか、PCI-Eなどのインターフェィスを持つWi-Fiなどに比べて、Sub1Gとかのモジュールは、圧倒的にUARTだったりする。これって、確かにインターフェィスの汎用性は高いし、ホストマイコンにもUARTがあるから簡単ではある。

  大抵の場合、モジュールの中にマイコンがいてUARTからのコマンドを解釈して、ベースバンドプロセッサをコントロールするわけだ。つまり、製品ベースでは、ホストのマイコンと、モジュール内のマイコンが二つあるわけだ。ベースバンドとCPUが一体化れさたSoCを使えるような民生大量生産じゃないとなると、まぁこういう無駄が便利ではある。

  しかしさぁ、なんかこういう古いアーキテクチャに、いつまでも縛られるというか足を引っ張られてる感が、とても嫌だなと思ってしまう。とくに、Sub1Gなんて、今話題なんだけど、押し並べてモジュールとして売ってるは、こういうモデムタイプだ。低レートの無線通信だったら、ベースバンドのディジタル処理部分は、さほど集積回路のリソースを使わないから、マイコン内蔵のSoCにして、その上でアプリケーションのコードも走らせたいのが人情なのに、みなんモデムタイプだ。

  モデム的な構成の場合、ベースバンドと別なマイコンをモジョール内にもつから、半導体のフットプリントが大きくなって、コストダウンも大きく進まない。

  というわけで、僕らいつまでたってもコマンド& レスポンスなモデム君のお相手はをしないとならないのは、なんとかならんのかねと、愚痴ってみた。


2016-03-17 Day Trip to Fukuoka

_ [][仕事] Day Trip to Fukuoka

  朝一番のフライトで福岡に行くため、昨夜は羽田のホテルに前泊。諸々の報告やら取りまとめもあり、昨夜は遅くまで寝れなかったのに、朝はしっかり目が覚めてしまった。

  福岡では、日欧共同研究プロジェクトのワークショツプを、JR博多駅の駅ビル内にある会議室で開催。ちょうど、九州大学で電子通信学会の全国大会が開催されていて、多くの知り合いが福岡に来ているようだけど、今回は別行動。

  ワークショップは、途中お弁当を食べながら、かなりてんこ盛りだったけど、1年半の成果と状況の確認を互いにして、今後の展開もそれなりに見えてきた。

  ワークショップのあとは、近くのもつ鍋屋で懇親会。本当は、博多に一泊したかったのだけど、明日の朝からの社内会議のために、最終便で羽田に戻って、今夜も羽田泊。つまりは、二泊三日の羽田泊、ただし、昼間は福岡という変則な日だった。

  今日は、50歳と72ヶ月の誕生日だったので、FaceBookやSkypeでたくさんのメッセージを頂いた。おかけで、バタバタだけど、ほっこりな1日だった。


2016-03-18 一丁噛みPMとかSIとか

_ [仕事] 一丁噛みPMとかSIとか

   複数のパートナーと組んでプロジェクトをする場合、そこそこの会社だと、技術屋の上にProject ManagerとかSystem Integratorと称する輩がついてくることが多い。もちろん、規模のある仕事では、ある意味指揮官的な機能として、こういう人が重要なのだが、それほどでもない規模でも、こういう人のコストが大きいお見積もりなんていうのを、よくいただく。

  担当の技術屋さんが一般的なコミュニケーションが苦手だったり、複数の技術部門を擦り合わせする必要がある場合には、まぁこれは重要だ。そして、こういう機能を提供する人は、担当者以上に技術的な素養が必要となる。

  ところが、どうも何を勘違いしているのか、営業的な人というか、実歳に技術の本質をわからない人が、平気でPMでございとしゃしゃり出てくる会社もある。まぁ、お立場上そういう人をつけてみたいなのは、判るんだけど、正直言って、一丁噛みなだけというのが多い。

  こういう一丁噛みが、時には仕事を増やしたり、混乱させたりするので、本当に困るというのもよくある。いま、進めてるプロジェクトでも、なんでその人が関係するのか、その人は何をしてくれるのかという素朴な質問に明確に答えらなれないパターンもある。

  そんなわけで、来週はこういう贅肉をそぎ落とす作業が増えてしまった。


2016-03-19 見守りセンサー?

_ [MISC][仕事] 見守りセンサー?

  今日は、昨年の10月に他界した母の墓参り。母は生前は、父の墓参りに、お彼岸にはかならず訪れていた。お墓は、文京区の小石川にあって、実家からは車で15分くらい。

  そんなわけで、今朝は武蔵境から都内へ車で移動だったのだが、青梅街道から大久保通りに抜ける昔の新宿税務署あたりの道路や町並みが激変していて驚いた。

  ぼくは、高校生の頃に、新宿税務署のすぐ横にあった音響関係の会社にアルバイトで通っていたので、当時のゴミゴミしたこのエリアを知っていたのだが、ところどろこに当時の屋号の店などはあるみたいだ。

  無事に墓参りをしたあと、近くにある同窓生が開業したお蕎麦屋さんで昼食。丁寧な仕事の美味しいお蕎麦をいただいて満足。

  その後、机周りの整理に会社に出勤。ぼくの席の後ろが窓で、その窓辺にEveryStampを、設置しているのだが、今日の昼過ぎくらいから温度が上がってるし、照度も上がってる。直射日光による温度上昇や照度の上昇は、UVの上昇と連動してるので、それなりに判る。でも、今日の上がり方は、ちょっと人工的で、もしかしたら誰か出勤してるのと思ったら、案の定同僚が出勤していた。

  今度、EveryStampには、人感センサーや周囲音のセンサーを追加したので、さらにこういう誰か居るの?的な事は、多角的に検出できることになる。

  これは、そのままよくある独居高齢者の見守りとかの事例にはなるなぁと。


2016-03-20 議事運営@地域

_ [MISC] 議事運営@地域

  今日は、朝から山梨の集落の自治の年次総会。前半は、班(地域自治の単位)の総会。役員の任期は2年なので、今回は改選などはないのだけど、活動報告、会計報告、次年度予算案などの議事を進める。

  この集落に来て、早くも10年が経過した。もともと、家を建てる前にも、集落の人との交流をしていたので、なんだかんだ顔なじみの人とは、15年以上のお付き合いになる。

  10年前に半分こちらで生活することにした時に、集落の自治単位である班といのうを知り、その末席に座った。当時も、そのあとも何度かこの日記にも書いたけど、ここの集落は、田舎なりの閉鎖性がないわけではないが、正直言って素直に民主的なオープン性があって感心させられた。

  そして、その後ここの自治の運営は、2年毎に班長が変わるのだけど、諸々の書類や規約などが、少しずつ是正されながら、ブッシュアップされているのにも、感心することしきりだ。

  もちろん、長老もいるし僕にはわからない水面下の阿吽もあるのだけど、それでもそれを無理やりではなく、ちゃんと公な部分では、ルールに則って意思確認をし、執行していくのは、中央の沢山ある委員会よりも、はるかに質が高いと感じる。

  今日は、通常の班の総会のあとに、農水省の助成事業である多面的機能支払交付金に関する年次決算の総会も行われた。この交付金も、集落の役員らがリーダーシップをとって、申請をし昨年度から交付対象となった。

  これなども、しっかりと最初に臨時総会が班で開催され申請を進めることの意思決定をして、推進されたし、今日の総会も十分な報告や説明がされて、決議事項の決議もなされた。

  こういう運営を、高齢化の進む集落で、きっちりと行うのは、それを進める人達のリーダーシップ資質によるところが大きいのは勿論だが、もう一つ大きな要因があると感じる。

  それは、かなりの長老たちも高飛車なことなく、きっちりと意見を言うし、僕のような外から来た新参者も意見を聞いてもらえる文化があることだ。そして、無責任に任せるからやっとけ的なことなく、しっかり権限が世代間で移譲されていることだろう。

  田舎暮らしというと、移住者と元からの居住者の間のコミュニケーションの問題などはあるけど、こういう自治運営をしている集落というのは、とても文化的だなと、つくづくありがたく思う総会だった。

  午後からは、たぶん今年最後の蕗の薹での蕗味噌を仕込んだあと、年度末報告書シリーズの仕事。なんだかんだ、かなりの時間がかかって、やっと一つ目が終了。まだまだある....


2016-03-21 プログラムに偶然はあるのか

_ [仕事] プログラムに偶然はあるのか

   囲碁でコンピュータが人間に勝ったりで、AIやらディープラーニングやらが、とにかく賑やかだ。僕も、馬と人のインターラクションを解析する研究者らとおつきあいがあり、そこでもディープラーニングの手法を取り入れて成果を得ている。

  従来のコンピュータは、プログラムを計算機が忠実に実行することが主体で、プログラミングされていないことは、当然できないから、あるい意味出力の形態も有限だ。これに対して、自己学習を繰り返していくAIなどであれば、当然出力の形態も自己増殖するのだろう。この時、出力が碁盤の特定の位置に駒を置くというものであれば、そもそも形態が有限なので、従来ののプログラミングの延長にまだ近いのかなと、漠然と見ている。

  しかし、これに対して出力の多様性というか次元が深まっていくとどうなるのか気になる。例えば、ある状況では、わざと駒を置くまでの時間を遅らせたり、逆に早指ししたりして、相手の精神状態を揺さぶるなんてことを計算機はできるだろう。さらには、音を出すとかロボットアームで駒を置くなどの出力を増やすことで、さまざまな勝負環境を導出するかもしれない。

  しかも、計算機側は、周囲音とか動作などを最初から入力として持たないので、人間でいえば集中力が圧倒的に高いのだから、より強くなるわけだ。

  さて、こういう複雑で高度な計算機と対局にあるのが、ハードウェア制御などを行う、組み込み系マイコンなどのプログラミングだ。こちらの世界でも、確かに昔と違ってリアルタイムOSやLINUXが搭載されたりと、その複雑さは増すばかりだ。しかも、通信という非同期なインタフェイスを持ち、外部依存性があるから、複雑さはやはり無限だ。

  しかし、こちらの世界では、偶然、偶々にLEDが点灯したり、ブザー鳴るなんてことは無い。つまり、意図しているかどうかは別にして、たまたま偶然になんてものは存在せず、すべての事象はプログラムされたとおりにしか発生しないと言っても良いだろう。ただし、それがプログラマの意図したものかどうかは別だ。

  もちろん、ある事象の発生条件が成立する確率がとても低く、かつそれが外部からの入力や外部との通信に依存する場合などは、気が付かないものもある。しかし、逆に仮に外部からの事象によって条件が成立するものであったとしても、ある程度の期間に発生するとなると、確率的にも間近いなくそれは再発する。つまり、それはプログラムがそういう事を起こしうるように書かれているからだ。

  ただ、昔のシンプルな組み込みマイコンプログラミングとは違い、一つのランニングコードが動くには、OSがありSDKがありとなると、アプリケーションを書くプログラマーがその要因にたどり着き、解決できるかというとなかなかに困難な場合も多い。

  それでも、モノつくりの場合、利用者はそんな中の複雑さには関係なく、そのモノが提供してくれる機能なりサービスなりを期待するわけだから、それを放置は出来ない。まして、それが基本的な機能だとすると、これはとにかく潰すしか無い。本来なら開発したエンジニアが自らそれを出来れば良いのだが、得てして嵌ってる時には、視野が狭なくるし、精神学的な否認により追求ができなくなる。

  たまたま、いま使ってるAndroid携帯は、国内大手の製品なのだが、ロックが掛かってる時に着信すると電話がとれないという致命的なエラーがある。これは、同じモデルの前の機種でも発生していた。

  電話なのに、着信した時に出れないという致命的な機能障害で、その発生頻度が低くない。消費者は、こういうのをやれAndroidは云々....とか言われても、とても納得出来ないだろう。

  結局のところ、こういうのを治すには、開発者以外の第三者がコード分析をすることになるのだろうが、それはそれで開発者にとっては屈辱的だろう。ということで、日本の良き文化では、きっとこういうのが放置されるのかもしれない。

  まぁ、とにもかくにも、組み込みとはいえハードウェアの世界では、すべての事象は偶然ではなく、プログラミングのなせる結果なのだが、それはプログラマの意図とは必ずしも一致しない。


2016-03-22 ひかり号

_ [仕事][] ひかり号

  早朝の新幹線で大阪に移動。連休明けのせいなのか、のぞみの指定に良い席がなくて、久しぶりのひかり。さすがに、ひかりだと時間がかかると感じるのは、のぞみに慣れてしまった贅沢かな。

  ひかり号は、来日外国人の人が利用できるレイルパスが使えるためなのか、やたら外国人観光客だらけ。これはちょっと想定外の景色だった。

  大阪のスカイタワーでの打ち合わせは、小一時間弱で終了して、トンポ帰りで東京に戻る。帰りは、普通にのぞみ号で最短時間。それにしても、新大阪のコンコースの駅弁売り場って、実演販売とかもあってなかなかに凄い。蓬莱軒の豚まん買おうかと思ったけど、さすがに新幹線のなかで食べるのはテロだよなと思って自粛してしまった。

  東京に戻って、バダバタと三つの打ち合わせ。本当にに時間が欲しいわ。まあ、それでもいづれも建設的な話なので良しとしよう。

  夜は、ちょっと素敵な人と会食と、いつもの場所で〆。


2016-03-23 日帰りシリーズ

_ [仕事][] 日帰りシリーズ

  今日は、朝ミーティングのあと、来客が重なって超ドタバタなスタート。その後、外出を挟んで、午後から広島へ移動。なにかと騒がれている某社で打ち合わせをして、トンポ帰り。幸いにも最終便の一つ前に乗れたので、予定よりは早く帰れた。しかし、これ1日ずれて昨日だったら、あの大混乱に巻き込まれていたのか.....

  それにしても、先週から今週にかけては、福岡、大阪、広島と立て続けにトンポ帰りシリーズ。しかも、大阪と広島は、一つのミーティングだけ。なんだかんだ言いながら、移動するだけで体力は使うよね...と感じるのは歳のせいだろうか?

_ [仕事] 売ります買います

  ここにきて、EverySenseでデータの売買をしてみようという動きがやっと具体的になってきた。データとかIoTの出会い系サイトなので、基本的には売買の両方が揃わないと取引が成立しない。ところが、ビッグデータとかIoTって、売り手か買い手のどちらか一方として十分なデータやコネクテッドデバイスを所有してる会社や組織はいない。

  だから、データ売りませんか?というと、こういうデータ買えませんか?と聞かれるし、データ買ってみませんか?というと、こういうデータは売れますか?と聞かれる。

  というわけで、みなさん違いに協力しようね。


2016-03-24 meeting for the innovation

_ [仕事] Meeting for the innovation

  I participated in two public meetings before leaving Tokyo.

  The first meeting was organized by the cabinet office. I made a presentation with power point slide which was already used in other meetings before. So it contains the published information, and I did not sign up for any kind of NDAs.

  However, the release announcement of this meeting put this article as "Not disclosed".I don't know that the discussion topics may include some of the critical issue or not. Therefore, please don't ask me about this meeting. www

  The 2nd meeting was organized by Wi-FILS promotion organization. This is the last meeting of this FY and we summarised our current activity and opened the expectation for the next round.

  After those meetings, I left Tokyo heading to San Jose California. I had to meet with my partner and guest from Japan in the afternoon at SJC.

  Moreover I participated in the pitch event that is organized by a joint team of Japan and Korea. This is first time for me to attend as an audience to the pitch event in Silicon valley.

  It was enough impressive for me even if it is not a major event in Silicon Valley. Because this event was organized by the young generation and not disturbed by legacy gentleman. Of course, there was a couple of famous elder as a reviewer, but they are not conservative as like as typical well-informed Japanese persons.

  I strongly recommend that Japanese organiser come to Silicon Valley by oneself. Otherwise, please do not say "Innovation" from legacy point of view.


2016-03-25 Simple is best

_ [仕事] Simple is best

  I had a productive meeting about next product with industrial designer. This is really fun for me to talk about the design of a new product. But in my case, I always find a new function for those meetings, and I expand the spec from the starting point.

  This may be undesired behavior of a typical engineer. But It's not easy to change...Um

  In the afternoon, I met a good teacher for this issue.

  I got Vufine which is the new head mounted display directly by Goro-san who is the C.E.O. and Co Founder.

  This is a successful full product of the KickStarter promotion. The concept is quite simple. Vufine only has a single function that displays the screen of the portable device. This is not same as the other head mounted gadget which mostly have input device function.

  You may say it is not enough, but it is useful in a wide situation when we want to keep eyes to the object. I think this is the solution to solve the problem of many business scene.

  I hope Vufine grow to the next stage.

画像の説明

2016-03-26 Creation or Theory

_ [仕事] Creation or Theory

  I am facing a serious problem of the software of our product.Unfortunately this bug is a fatal issue, and we have to fix the problem before the official release.

  However, this problem is very simple and easy to reproduce the bug. The lack of fundamental knowledge to parse processing may be the cause of this problem. Usually the message from out of the system through the network may have some unexpected format, phrase and data. Therefore, we have to check the message first. In the result of those checks, the message should be handled by special error task when there is an unexpected or unknown phrase.

  But some programmers do not assume such unexpected messages, they only program for the ideal situation. Even the case of GUI based program, some programmer does not check the data from the edit box. I cannot understand why they are so optimistic for the network and operator.

  Today, simple and convenience development tool expanded the programming to the people who do not have the experience of learning basic computer science. This was not at all a bad thing, but we have to understand that some of the programmer do not have a fundamental skill of programming.

  There are two methods to learn things.

  1) Study the theory first and then creates something.

  2) Create something and then study the theory.

In other words, it is important to have both of the experience of creation and theory.This is important for not only programming, but also for hardware development.

  It is also easy to make some hardware gadget with the convenience development way such as a Raspberry Pi and Ardino,

And it may work like a commercial product.

  Nevertheless, before the official release, theoretical review should be passed.


2016-03-27 Trai with Friend and GoPro

_ [MISC] Trai with Friend and GoPro

  I had the trail ride at Skyline Ridge and Russian Ride Open Space Preserve with friend. This trail ride was arranged by BayAreaRidgeRider's as usual. What is the difference in past experience is that my japanese friend joined this trail.

  He was used to being a trainee-jockey when he was young. Therefore we had a delightful canter session sometime in this trail. The weather condition in the morning was just so misty, foggy and cold. After going through the Borel hill view point, finally it was cleared and came to see the Bay Area.

  I and my friend setup the GoPro Cam to a helmet during this trail ride. I also take the experience that I took a movie during my trail before, but it always shows me someone's back side.But this time I can see my riding style by my friend's movie.

  It's awesome! It shows my cantering over 33km/h.

  But unfortunately, the GoPro setting of mine is too wide and the angle directed to a higher view point. Then the video I took mostly shows blue sky...

  Next time I will try to take more clear view video.

Sorry my friend for my poor skill...

画像の説明 画像の説明

2016-03-28 Caught cold

_ [MISC] Caught cold

  I caught cold...I have a pain in a throat, and there is some heat.

  I stopped at CVS between a couple of meetings at the Silicon valley. There is huge medicine on a shelf and it is not easy to select appropriately one. Then i spent time more than I expected just for picking up one item.

  It may be that language knowledge to be usable in such situation is the most important skill who has to live in foreign country.

In other words, it is used in the serious situation to sometimes occur, it does not occur every day.

  Fortunately my choice was correct and it seems remove my cold.


2016-03-29 Ramen Care

_ [] Ramen care

  I have been necessary to stay in my room all day because I caught cold. You may think that it is so bad, but it is okay for me to keep the time for writing works. The fever was removed by medicine and the pain in my throat is a little bit better than yesterday.

  In the evening one of my friends visited me with a nice present. He delivered Hakata Ramen to me which was served by Ramen Taka. For Japanese, Ramen by ToGo style seems very strange.

  Yes it is so strange to me too, but it was completely packed for ToGo. Every piece of a component such as a noodle, soup,

Chyashu pork, boiled egg, and toppings were packed in a separated package. The topping is not only Beni-shoga but also Takana too. Moreover, there was the another box for Kaedama which is the extra noodle. This is the full course of Hakata Ramen indeed!

  I was not able to stop eating this Ramen after having a light dinner.

I could join the conference call of the Europe-Japan joint research project in the midnight with enough energy by this Ramen power.

I thank my friend and the Ramen!


2016-03-30 年度末進行

_ [仕事] 年度末進行

  昨日は、それなりに大事をとったので、体調もそこそこに回復。朝、パートナー宅に車を返却したあと、空港まで送ってもらい帰国のフライトに。 サンノゼ〜成田便は、基本的にはビジネスユースの人が多いのだが、今回は、往復とも観光ツアーのグループらしき人達が乗っている。観光するのには、サンノゼって、あまり便利ではないと思うんだが、稼働率アップのために、リーズナブルな価格でパッキングしてるのかもしれない。

  今回も滞在は、知人の好意でシェアさせていただいてるアパートだったのだが、おかげで仕事がはかどった。というのは、テレカンと取引先での打ち合わせがあったものの、その合間をじっくりと部屋で年度末進行な諸々に費やすことが出来たからだ。

  最近は、出張期間が短いのとテレカンなどにより日本や欧州とのやり取りもあるので、無理に時差調整をしていない。そんなわけで、寝れる時になるだけ寝るというパターンが意外と楽だったりする。このパターンだと、ホテルよりは、アパートの方がマッチしてるので嬉しい。

  とりあえず、飛行機の中で年度末進行の仕上げをしながら帰国の途についた。


2016-03-31 引っ越し

_ [仕事] 引っ越し

  予定より少し早着で成田に帰国し、そのまま会社に。先週の金曜日に事務所の引っ越しがあったので、別な場所にリターン。といっても、同じレンタルオフィィススペースの中で、部屋の場所が変わっただけなんだけどね。

  荷物が片付いてないので、なんだか穴倉のなかで空きスペースをみつけて、いくつかの事務処理をする。風邪は、だいぶ良くなったのだけど喉の痛みと咳だけが残っているので、早めに帰宅。

  それにしても、年度末っていうのを、否認する自分がいる....


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