ワイヤレスのニーズが高まって、Wi-FiはもちろんのことBleや920MHzなどの様々な無線モジュールが用意に入手できるようになってきた。最近は、ダイレクトコンバージョンが増えたので、ベースバンドブロセッサから直接RFアンテナにつなぐものもあるけど、技適の取得などの問題もあり、チップを購入して、組み込み製品を開発するよりモジュールを採用するケースが多い。
従って、各種ベースバンドプロセッサのチップベンダーも、モジュールのリファレンスデザインを提供しているのだか、PCI-Eなどのインターフェィスを持つWi-Fiなどに比べて、Sub1Gとかのモジュールは、圧倒的にUARTだったりする。これって、確かにインターフェィスの汎用性は高いし、ホストマイコンにもUARTがあるから簡単ではある。
大抵の場合、モジュールの中にマイコンがいてUARTからのコマンドを解釈して、ベースバンドプロセッサをコントロールするわけだ。つまり、製品ベースでは、ホストのマイコンと、モジュール内のマイコンが二つあるわけだ。ベースバンドとCPUが一体化れさたSoCを使えるような民生大量生産じゃないとなると、まぁこういう無駄が便利ではある。
しかしさぁ、なんかこういう古いアーキテクチャに、いつまでも縛られるというか足を引っ張られてる感が、とても嫌だなと思ってしまう。とくに、Sub1Gなんて、今話題なんだけど、押し並べてモジュールとして売ってるは、こういうモデムタイプだ。低レートの無線通信だったら、ベースバンドのディジタル処理部分は、さほど集積回路のリソースを使わないから、マイコン内蔵のSoCにして、その上でアプリケーションのコードも走らせたいのが人情なのに、みなんモデムタイプだ。
モデム的な構成の場合、ベースバンドと別なマイコンをモジョール内にもつから、半導体のフットプリントが大きくなって、コストダウンも大きく進まない。
というわけで、僕らいつまでたってもコマンド& レスポンスなモデム君のお相手はをしないとならないのは、なんとかならんのかねと、愚痴ってみた。