昨年、他界した母の戸籍が必要になったのだが、これがちょっと想定外の展開になってきた。まず、最終的な本籍地である豊島区役所の出張所では、電算化以降のものしかないので、本庁舎に行く必要があるとのことで、本庁舎へいって、電算化前のものを取得。
必要なのは、出生からの履歴全てなので、ここで終わらず母の実家のある兵庫県明石市の市役所から、豊島区に転籍する前のものを請求して無事に取得。僕が想定していたのは、ここまでだったので、これでひと段落となる予定だった。
ところが、母の実家は、母の生誕後に明石市に分家転籍していたことがわかり、その先まで遡る必要があることがわかった。でっ、それはどこかといったら滋賀県愛知郡角井村というところ。
姉も従兄弟も、確かに滋賀には真野の性が多く、そっちがルーツだというのは、何かの時に聞いたことがあるけど、母の生誕よりもずっと前のことだろうと思い込んでいて、だれも想定してなかった。
当然のように滋賀県愛知郡角井村なんていうのは、もはや存在しないわけで、それはどこよとGoogle先生に聞いてみたら、彦根と近江八幡の間の東側辺りらしく、現在の自治体としては東近江市になるようだ。ついでなので、ちょっと調べたら、真野という名前は、滋賀でも大津側の堅田という辺りに真野村という村があったようで、その辺りが原点かもしれない。
というわけで、今度は東近江市に戸籍謄本の請求をしないとならない。しかも、母の名前は、旧字の崩字なので、請求する時にその辺りの説明も要するのが、なかなかに手間がかかる。
それにしても、家族との電話で
「滋賀の愛知郡とかいうとこらしいよ」
「それって、滋賀のどこよ?」
「なんか琵琶湖の近くらしいけど」
「いやいや、滋賀ってどこも琵琶湖の近くじゃないの」
なんて、会話をしてしまったけど、決して滋賀をdisったわけではないですからね。