先般、EverySense では、魚群探知機のネットワーク対応製品の発表をしたのだが、同じような動作原理のものが、僕らの周りには沢山ある。それはなにかというと、ある信号を発射してその反射波を受け取り、解析するという動作原理による装置だ。
魚群探知機に近いとこでは、ディープファインダという水深を測るものはもちろんの事、他の船舶などを見張るレーダーもそうだ。また、当然のように地中へ超音波を発して反射をみる探査機などもこの部類だ。
さらに、これがインパルス応答の応用となると、大昔に仕事で関係していたFL(Fault Locator)という、送電線故障点評定装置なんていのもあるし、光ファイバーの断線箇所を調べるOTDRとかもある。また、潜水艦のソナーもや壁の打音検査なども、同様の部類になる。
従来は、こういう装置などは、基本的に電波なり音波なりを発射し、反射波を受信する部分も、それらの結果を解析する部分も、操作のためのインタフェィスなども、すべたが閉じたシステムとして作られてきた。
しかし、ネットワークの発達により、これらも分散協調型となり、より広範囲で、複雑な情報収集と解析が可能なようになりつつある。
というわけで、こんな反射モノだけでも、まだまだ沢山IoT的な発展をするものが、僕らの周りにはあるわけだ。