仕事の関係から、医療情報学会とか電子カルテとかに関わる人達やお医者さんに知り合いも多いのだが、僕自身はあまり病院にご縁がなかった。大学の時にバイクで自爆して、頭蓋骨にビビが入って3週間くらい入院したのは、もう40年弱も前の話だ。あの時は、とてつもなく辛い脳内血管の撮影されたり、最新鋭のCTスキャンの操作室を見学させてもらったことはある。
そんな僕も歳のせいで、人間ドックの結果を受けて、精密検査をする必要があって、今日は朝から聖路加国際病院でお世話になった。初診だったので、いろいろと手続きをしてもらい、診察から始まり、採血、採尿や心電図、CT、レントゲンなど一通りの検査をしてもらったら、終わったのは午後になってしまった。
しかし、それにしても、病院のIT関係っていうのは、スケールが大きくてびっくりだ。大昔、カルテを入れたカプセルが空気でバイプの中を走っていたのに、いまやCTの画像なんか瞬時に離れた診察室で見れるのだから、情報化やネットワークがもたらす社会的恩恵は凄いなと思う。
しかし、そんなテクノロジーの最先端な環境の中で、やはりメンタル的にはアナログな世界が広がっていた。
あまり、内装に色気のない部屋で、二人っきりになって、いきなりあんな恥ずかしい格好をさせられるとは.....
いくら、僕がお願いしたと言っても、まさかそんなこと本当に?とドキドキして心臓が破裂しそうだった。
でも、思ったより優しくて、しかもあっという間にだったわ、直腸診検査は。