諸藩の事情から慶応義塾大学大学院の非常勤で、政策・メディア研究科特任教授というのに就任した。でっ、なにやるのかというと、UnWired Innovation Lab という研究室で、まぁとにかくいろんなものが縛られてる状態を切り離して、新しい世界をというわけだ。
無線と有線の融合ってのは、もうずっーと僕が提唱している境界領域のお仕事なんだけど、本質的には無線化というよりは、UnWired のほうが今の時代のコンセプトには間違いなく合う。
思い起こすと、2001年にMIS(Mobile Internet Services)の韓国展開をした時には、ソウルの大学路の公園で、テープカットの代わりに電話線を切るというセレモニーをした。
流石に、2001年のWi-Fiは、残念ながら早すぎたけど、今はWi-Fiに限らず、無線技術の選択肢も増えたし、ネットワークのカバー範囲も変わったしで、まさにUnWiredなんだろう。
せっかくなので、この機会にいろいろな人間社会のしがらみも断ち切って、自由に羽ばたいちゃおうかしらと、1978年4月4日の後楽園の某コンサートのセリフみたいなことが、ふと頭をよぎった。