今日の午後、私ごとで久しぶりに生まれ育った大塚の北口界隈に出かけた。実家は、南口なのだが、父方の会社が北口にあったし、学生の頃のとてもお世話になったアマチュア無線の先輩の家や、アルバイトしていたマクドナルドとか雀荘は北口にあった。
実家のあるのは南口の三業通りという花柳界なのだが、北口の繁華街はもう少し大衆感溢れる猥雑とした街で、微妙に色合いが違う。そんな北口は、数年前に星野のアレンジのホテルができたりで、新しい建物とかは、なんかおしゃれ感のあるのが多い。
でもね.....どんなに背伸びしておしゃれしても、やはり大塚は大塚なんだよね。まったくもって、あの独特の猥雑な風景は、ひとつやふたつおしゃれなスポットができても、まったく揺らがない。
そういえば、北口にある折戸通りは、 ノルウェーの森では、緑の実家の書店がある場所として描かれていたけど、他に色気のある話は聞かないなぁ。やれやれ。
かつて、丸の内線が池袋に繋がる以前は、池袋より遥かに賑やかで、白木屋もあったらしい。僕は、その時代はしらないけど、それでも子供の頃は、錦糸町行きの都電の終点と、荒川線とJRのジャンクションポイントだったので、それなりに駅前は賑やかだった。
なによりも、昭和40年代くらいまでの花柳界は、芸者衆だって100人以上はいたし、組踊や獅子舞などもあって、夜は黒塗りお迎えの車が列をなしていたのは、とても覚えいる。
あー、還暦祝いは、見番に電話して、空いてる妓を総上げして....とかしたかったな...