この時期になると、いろいろな研究プロジェクトの年度評価をする委員会などが増える。今日の午後は、SIPのAI-Hの評価委員会だった。今年は、評価委員のなかで、PD,SubPDなどは、実会合で久しぶりに顔を合わせた。
基本的に、このプロジェクトで採択された企業が成果発表をするのだが、SubPDという立場なので、外部の評価委員の質問に対して、答える場合もある。そして、みなさん高名な先生たちなので、それなりに本質を突いた質問が飛んでくる。
面白いのは、やはりこの類の発表は、かなり盛ってくる人もいる。とくに、タイトルがxxxを用いたyyyとかいう場合の、xxxが怪しいことは多い。それって、xxxを研究開発したんじゃないよね、xxxを使っただけでしょ的なのがある。まぁ、このプロジェクトに限らず、流行りの技術用語を枕に使った、この類のアピールは、論文などでも多い。
しかし、まぁそういう看板は、まともな評価委員には通じないから、すぐに剥がれるわけだ。そんなわけで、研究開発の評価としては、本当に何をしたのか、それがどうだったのかを、ある意味聞き取れるかが、適切な評価への基本なわけだ。
振り返って、自分もそういう盛り盛りをしないように心がけないとな。