今日は、先週の木曜日に続いて、SIP-AI Hの評価委員会の後半。今日は、主に実証実験を行なっている病院関係者からの成果報告。このプロジェクトは、技術研究の実施者と一緒に、最初から医療現場である病院が参加している。そして、研究開発されている最新のAIやIT技術を、医療現場で実際に使いながら、フィードバックを受ける取り組みをしている。
SIPというプロジェクトは、社会実装を前提としたプロジェクトで、あと一年半で今期のプロジェクトが終了するので、持続的な展開に向けた取り組みも重要となる。すでに、今年の春には技術研究組合が設置され、医師会や医機連との連携による運営体制も構築された。
とはいえ、AIやIT技術は、日々進化していくので、製品やサービスをリリーしたら手離れするわけではない。そこで、持続的な展開のためには、研究開発と運用での循環系を構築できることが重要なわけだ。
ある意味、こういうのこそアジャイル開発の良い例ではないだろか? アジャイルというと、よく失敗した時の言い訳に使われることも多いのだけど、こういう取り組みは、ちゃんと評価すべきだとなとつくづく思った。