朝、病院でリハビリした後、韮崎から武蔵境に移動して、午後は某研究開発プロジェクトのビュアレビューを傍聴。しかし、これ僕らのチームは、次のステップで今日の会議の結果を審議するため、まぁ傍聴することの意味があるのはわかる。しかし、チームトップも含めて、こちらの立場の者は、何一つ発言出来ない進行ってどうなんだろう。今日の段階で、確認しておけば済むことも沢山あるのにね。
それにしても、他の国プロでもそうだけど、標準化をしなさい、知財戦略を明確にしなさいという割には、発注側の官僚や評価者も、有識者と称する人達も、全く現場を知らないので、ただのお題目になってるとしか思えない。
例えば今日の会議でも国費として行う研究とはいえ、非採択者にへ知財取得を促すのであれば、バイドールでの権利保護をするという説明があったけど、これはあくまで取得のインセンティブだ。
他方、国費を投じたのだからその成果は、広く日本国として多くの人が使えることが望ましいという意見に対する答えにはならない。
このような展開に対する答えは、権利者が研究成果の活用をする者に対して、使用許諾を与えることであり、その時の許諾条件交渉権は、権利者に帰属することで解決するわけだ。これは、国際標準化などでは、FRANDというもので、各参加者がその方針に合意するLOA(Letter of Assurance)を提出する。これに対して、パテントプールのようなものを作り、共有材として管理する手法もあることある。
つまり、バイドールにより発明者の権利を明確にすることと、普及のためにその知財が活用される仕組みを作ることは、別なのものだけど、セットで考えることだろう。
この辺りの議論というか方針が見えないのがあまりに悲しい。
会議後、ディーラーによって車をピックアップして、山梨に戻ったけど、今週はIEEE SASBの会議なので、寝れない。